テレビアニメ「Just Because!」にキヤノンが協力
脚本の鴨志田一氏、プロデューサーの福永佳祐氏に、キヤノン製品登場の背景を聞く
キヤノンは、2017年10月5日(木)よりAT-X、TOKYO MX、BSフジなどで第一話の放送を開始する、オリジナルテレビアニメ―ション作品「Just Because!」(制作:PINE JAM)に協力しています。
「Just Because!」は写真部に所属する高校生が登場する作品です。キヤノンはカメラ・レンズ製品の貸出や監修、広告素材などのデータ提供を行うなど、さまざまな協力を行っています。全12話の今後のストーリー展開と合わせて、作中に登場してくる精巧に描かれたカメラ・レンズ製品にもぜひご注目ください。
なお、キヤノンは、デジタル一眼レフカメラ「EOS 7D Mark II」(2014年10月発売)、超望遠ズームレンズ「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」(2014年12月発売)、ミラーレスカメラ「EOS M6」(2017年4月発売)、プレミアムコンパクトカメラ「PowerShot G5 X」(2015年10月発売)をはじめとするデジタルカメラ製品で機材協力を行いました。
- <「Just Because!」とは>
高校3年の冬。 残りわずかとなった高校生活。このまま、なんとなく卒業していくのだと誰もが思っていた。突然、彼が帰ってくるまでは。中学のころに一度は遠くの街へと引っ越した同級生。季節外れの転校生との再会は、“なんとなく”で終わろうとしていた彼らの気持ちに、小さなスタートの合図を響かせた。
■ 放送局・放送開始日・放送時間:
放送局 | 放送開始日・放送時間 |
AT-X | 10月5日 (木)21:00~ |
TOKYO MX | 10月5日 (木)23:30~ |
テレビ神奈川 | 10月5日 (木)25:00~ |
MBS | 10月6日 (金)26:55~ |
BSフジ | 10月10日(火)24:30~ |
※放送時間や作品の詳細については、公式サイト(justbecause.jp)にてご確認ください。
- <キヤノン製品登場の背景を聞く>
放送開始が迫る「Just Because!」について、脚本の鴨志田一氏、プロデューサーの福永佳祐氏に、作品内にキヤノンが登場する背景を含めてお話を伺いました。(以下、敬称略)
――― 「Just Because!」とは、どのような作品なのでしょうか。
鴨志田:ごく普通の高校生がごく普通に卒業するのか?と思っている中で、主人公の転校をきっかけに少しずつ、キャラクターたちが影響を受け、与え合いながら、今より「一歩」と言わないまでも「半歩」前に踏み出そうとする、その感情の機微や思いを紡いだ物語です。不思議なことが起こらなければ、特別な出来事もないまま、高校生が当たり前に経験できるであろう範囲のドラマを描きました。
――― 作品の中でカメラや写真が一つの鍵を握ると伺いました。
鴨志田:キャラクターの一人・小宮恵那が写真部に所属していることが一つのフックとなります。カメラは、本人が気づいていなかった感情、1フレームの瞬間だけが捉えている感情や表情そのものを浮き彫りにするなど、青春や日常のある一場面をより劇的に切り取ってくれるものであると考えてます。カメラのそのような役割に加え、キャラクターの「真剣さ」や「本気さ」や「必死さ」を伝えるものとして役割や意味を持たせています。
――― なぜキヤノンにお声掛けをいただいたのでしょうか。
鴨志田・福永:監督がキヤノンのカメラを持っていたからですね。本編の制作中に監督が本編でも出てくる「PowerShot G5 X」に買い換えていました。
福永:私もプライベートで持っているカメラはキヤノンの「PowerShot N2」というカメラです。打ち合わせでキヤノンを訪問した際、「珍しいカメラをお持ちですね。デザインにも工夫した機種です」と言われたのを覚えております。
鴨志田:また、デジタルカメラの先駆者というイメージもあり、作品の舞台である2017年冬に持たせるカメラとして相応しいと考えてオファーをお願いいたしました。
――― 登場人物が持つカメラについて意味などは込められているのでしょうか。
福永:本作でカメラを持っているキャラクター・小宮恵那は「トリックスター」として描かれています。本作中で一番ふわふわしたそのキャラクター性に重みを持たせるために、現実にあるキヤノンのカメラを持たせ、キャラクターの実在感をビジュアル的に高める役割を持たせられればと考えていました。
主に「PowerShot G5 X」を持たせている理由は、「写真部」として活動するにあたり、「きちんとした作品として写真を撮るカメラ」として選定しました。プライベートな時間にも常に持ち歩かせています。「EOS 7D Mark II」は、個人の持ち物ではなく、部の共有物として描いています。どちらも、気軽に友人と気分や気持ちを共有する写真を撮るよりは「様々な被写体を通して、自身の好きな瞬間を表現する」ためのカメラとして持たせたつもりです。
鴨志田:女子高生のカジュアルな趣味ではなく、もっとその先にあるような、カメラで何か撮りたいもの、撮っていきたいもの、表現したいことがある子が選んだカメラというところに意味があるかと思います。
――― カメラをアニメーションとしてデザインする際に苦労された点はいかがでしょうか。
福永:どうしてもアニメーションである以上、平面的に見えてしまいます。現実にあるものを平面にするためにやむをえず簡易に変更しなければならない部分や、非常に細かく再現できている線画の設定が色を塗った時に真っ黒に潰れないようにスタジオであるPINE JAMには注意していただきました。また、キャラクターに実在感を持たせるため、カメラの質感や重さが動いている際に際立つようにお願いをしました。
――― カメラファンに向けて作品のアピールをお願いします。
福永・鴨志田:本格的なカメラファンでもカジュアルなカメラファンでも撮影した写真が絵になる「湘南・藤沢」を舞台にしているので、ぜひ、本編で出てきたカメラで舞台を歩いて自分にとっての一枚を撮りに行っていただけると嬉しいです。
――― 放送が楽しみです。お忙しい中、ご対応ありがとうございました。
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