富山大学、キュアコード株式会社とのメタボリック症候群および糖尿病の予防・進行抑制効果アプリにおける共同研究契約締結予定のお知らせ
オンキヨー株式会社は、国立大学法人 富山大学(富山県富山市 学長:齋藤 滋)、キュアコード株式会社(富山県富山市、代表取締役CEO:土田 史高)との間で、メタボリック症候群および糖尿病の予防・進行抑制効果アプリの共同研究契約を締結することになりましたので、お知らせいたします(各社での社内手続きが完了次第、本契約を締結予定)。
1. 背景
富山県では一般に健康食と考えられている魚介類の消費量が全国トップレベルかつ平均BMIが比較的低いにも関わらず、メタボリック症候群と2型糖尿病の罹病率が高いことから「とやまパラドックス」という逆説的な概念が提唱されています。
また富山県は揚げ物・冷凍食品、プリンやアイスクリームなどの支出が全国トップクラスであり、飽和脂肪酸という生活習慣病の原因となる食品を多く摂取する食生活が指摘されています。また、1世帯あたりの自家用車保有台数が全国第2位(平成30年3月末)の車社会であり、日常の運動不足など、特徴的な生活習慣が原因と考えられています。
富山県は県民の健康寿命日本一を目標に掲げていますが、目標達成にはこの「とやまパラドックス」の解消と、食事療法や運動療法を中心とした生活習慣の改善が重要です。そのためには現在の富山県民の生活習慣とメタボリック症候群の実態の把握と発症を抑制する方策の開発が必要になります。
当社はアスリート向けの食事トレーニング技術を擁するオンキヨースポーツ株式会社とともにICTを活用した研究に協力してまいります。
2. 共同研究の目的
スマートフォンが普及した現在ではICTを利用したデータヘルスの推進やモバイルPHRを活用した調査・研究が加速しており、本研究でもアプリを利用した実態調査を行い、富山県のメタボリック症候群や2型糖尿病患者の生活習慣を明らかにするだけでなく、未病のうちから糖尿病の発症、メタボリック症候群の発症の原因を見つけだし、さらにアプリによる介入試験によりメタボリック症候群の予防を基礎とした糖尿病や心血管疾患の発症率を抑制することを目的とします。
また、アプリによる介入や自己管理をしていく中で自発的な生活習慣の改善を促し、個人の意識の面からもメタボリック症候群や「とやまパラドックス」の改善を目指します。
さらに、本研究で収集したデータをもとに新たな生活習慣指導の開発や、医師による指導項目をより一層具体化したアプリの開発を行います。
3.共同研究の概要
富山県内企業と連携し、健康診断受診者を複数群に分け、アプリを利用した実態調査(2020年9月から一ケ月間)や介入試験(2020年10月から一年間)を行い、介入用アプリの効果検証を行います。調査研究では、食事や運動の記録、アンケートに回答してもらう中でメタボリック症候群になりやすい生活習慣を明らかにします。次に調査結果を基にアプリを利用した介入を行い、医師の指導と自己管理による生活習慣の改善を促します。
◆富山大学について
富山大学は、自然環境のもと、地域と世界の発展に寄与する基礎研究のみならず、東アジア地域をはじめ諸外国との交流を通じ、東洋と西洋の英知と科学の融合すなわち「知の東西融合」を目指し、フロンティア的学術活動に努めてきた。伝統的なくすり業の蓄積を基に世界の薬草を収集した民族薬物資料館は、こうした学術活動の成果の一端であり、東洋の知を求め続けた小泉八雲の蔵書「ヘルン文庫」は、「知の東西融合」を目指した象徴的存在である。
◆キュアコード株式会社について
富山大学工学部内 富山市新産業支援センター内に本社を置き、ITにより病気を治し、健康を保ち、暮らしやすい社会を実現することを目標として、医療機関の情報システム開発などを手がけた代表によって2011年に設立されました。これまでゲーミフィケーションを用いた自治体向けのヘルスケアモバイルアプリケーションなどを手がけてきました。
【関連リンク】
◆ 富山大学WEBサイト https://www.u-toyama.ac.jp/index.html
◆ キュアコード株式会社 WEBサイト https://curecode.jp/
◆ オンキヨースポーツ株式会社WEBサイト https://www.jp.onkyo.com/osc/index.htm
富山県では一般に健康食と考えられている魚介類の消費量が全国トップレベルかつ平均BMIが比較的低いにも関わらず、メタボリック症候群と2型糖尿病の罹病率が高いことから「とやまパラドックス」という逆説的な概念が提唱されています。
また富山県は揚げ物・冷凍食品、プリンやアイスクリームなどの支出が全国トップクラスであり、飽和脂肪酸という生活習慣病の原因となる食品を多く摂取する食生活が指摘されています。また、1世帯あたりの自家用車保有台数が全国第2位(平成30年3月末)の車社会であり、日常の運動不足など、特徴的な生活習慣が原因と考えられています。
富山県は県民の健康寿命日本一を目標に掲げていますが、目標達成にはこの「とやまパラドックス」の解消と、食事療法や運動療法を中心とした生活習慣の改善が重要です。そのためには現在の富山県民の生活習慣とメタボリック症候群の実態の把握と発症を抑制する方策の開発が必要になります。
当社はアスリート向けの食事トレーニング技術を擁するオンキヨースポーツ株式会社とともにICTを活用した研究に協力してまいります。
2. 共同研究の目的
スマートフォンが普及した現在ではICTを利用したデータヘルスの推進やモバイルPHRを活用した調査・研究が加速しており、本研究でもアプリを利用した実態調査を行い、富山県のメタボリック症候群や2型糖尿病患者の生活習慣を明らかにするだけでなく、未病のうちから糖尿病の発症、メタボリック症候群の発症の原因を見つけだし、さらにアプリによる介入試験によりメタボリック症候群の予防を基礎とした糖尿病や心血管疾患の発症率を抑制することを目的とします。
また、アプリによる介入や自己管理をしていく中で自発的な生活習慣の改善を促し、個人の意識の面からもメタボリック症候群や「とやまパラドックス」の改善を目指します。
さらに、本研究で収集したデータをもとに新たな生活習慣指導の開発や、医師による指導項目をより一層具体化したアプリの開発を行います。
3.共同研究の概要
富山県内企業と連携し、健康診断受診者を複数群に分け、アプリを利用した実態調査(2020年9月から一ケ月間)や介入試験(2020年10月から一年間)を行い、介入用アプリの効果検証を行います。調査研究では、食事や運動の記録、アンケートに回答してもらう中でメタボリック症候群になりやすい生活習慣を明らかにします。次に調査結果を基にアプリを利用した介入を行い、医師の指導と自己管理による生活習慣の改善を促します。
◆富山大学について
富山大学は、自然環境のもと、地域と世界の発展に寄与する基礎研究のみならず、東アジア地域をはじめ諸外国との交流を通じ、東洋と西洋の英知と科学の融合すなわち「知の東西融合」を目指し、フロンティア的学術活動に努めてきた。伝統的なくすり業の蓄積を基に世界の薬草を収集した民族薬物資料館は、こうした学術活動の成果の一端であり、東洋の知を求め続けた小泉八雲の蔵書「ヘルン文庫」は、「知の東西融合」を目指した象徴的存在である。
◆キュアコード株式会社について
富山大学工学部内 富山市新産業支援センター内に本社を置き、ITにより病気を治し、健康を保ち、暮らしやすい社会を実現することを目標として、医療機関の情報システム開発などを手がけた代表によって2011年に設立されました。これまでゲーミフィケーションを用いた自治体向けのヘルスケアモバイルアプリケーションなどを手がけてきました。
【関連リンク】
◆ 富山大学WEBサイト https://www.u-toyama.ac.jp/index.html
◆ キュアコード株式会社 WEBサイト https://curecode.jp/
◆ オンキヨースポーツ株式会社WEBサイト https://www.jp.onkyo.com/osc/index.htm
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