【NADiff a/p/a/r/t 】写真家・須藤絢乃の個展を2022年1月7日(金)より開催。画家・金子國義の自宅を撮影した「Anima / Animus」シリーズを展示。

恵比寿にあるアートギャラリーMEMで開催の須藤絢乃展「VITA MACHINICALIS」と同時開催。

NADiff a/p/a/r/t(東京都渋谷区)は、2014年キヤノン写真新世紀グランプリを受賞した須藤絢乃の個展を、店内NADiff Galleryにて2022年1月7日(金)から1月30日(日)の期間に開催いたします。本展は、2015年に逝去した画家、金子國義氏の自宅を舞台に撮影したシリーズ「Anima / Animus」の限定版写真集の刊行を記念した展覧会です。限定版写真集の販売は12月21日(火)13時より店頭・オンラインにて予約受付を開始します。また、アイドルユニット「電影と少年CQ」のメンバーであるルアンほか被写体となったアーティストによるイベントも実施します。

須藤絢乃《Anima / Animus》2019年、インクジェットプリント ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM須藤絢乃《Anima / Animus》2019年、インクジェットプリント ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM

 
  • 概要
須藤絢乃は被写体の性別を超えた変身願望や理想像を写真に納め、少女漫画のカラー原稿と写真の狭間にあるような作品を発表している写真家です。行方不明の少女たちを題材にした《幻影》(2013)で、2014年キヤノン写真新世紀グランプリを受賞し、一貫して仮想世界と現実を行き来するようなシリーズを展開しています。

本展では、キヤノンのドリームラボで印刷された限定版写真集の刊行を記念して、2015年に逝去した画家、金子國義氏の自宅で、2019年に取り壊される直前まで撮影した「Anima / Animus」シリーズを展覧いたします。
折に触れて、⾦⼦⽒の作品世界との接点を指摘されていた須藤は、「金子先生に会いに行かなければならない」という強い思いを抱えていました。しかし、遂に対面の機会が訪れたその矢先、金子氏はこの世を去ります。本作は、「その機会がもうこの世界に微塵も存在しない、という残酷な事実」(椹木野衣による『Anima / Animus』寄稿文より)が作家を駆り立て、金子氏の関係者たちの協力のもと制作が叶った作品です。

写真集のタイトルである、Anima (アニマ)は 男性の無意識内にある⼥性的な側⾯、Animus (アニムス)は⼥性の無意識内にある男性的な側⾯という意味があり、日本語では、「魂」という言葉があてられます。金子國義氏が描いてきた魅惑的な人物たちは、内なる魂の、いわば氏の分身の姿とも言えます。またそれらが日々生み出された「金子國義の家」には、半世紀以上の月日をかけて地層のように重なった数え切れないオブジェクトの⼀つ⼀つに⾦⼦⽒の愛と魂の吐息がかけられて、美しい亡霊のように訪れる人々の魂を誘います。須藤はその目に⾒えない「アニマ/アニムス」を擬⼈化し、ポートレートという手法を用いて、滅びゆく美しい部屋の中に宝石のように散りばめられていた魂の鱗片を今回発表する作品群「Anima/Animus」の中に収めました。

そして本展は、渋⾕区恵⽐寿のNADiff a/p/a/r/tと同じビルにあるアートギャラリーMEMで開催の須藤絢乃展「VITA MACHINICALIS」と同時開催となります。2つの展覧会は、3階MEMではバーチャルとリアルのあわいに揺らぐ美しさを探り、地下NADiff Galleryでは死や無意識の世界と生や意識の世界の間に揺らめく美しい存在を写し出した、対照を成すような展覧会です。作家の最新作をご覧いただける2つの展覧会に、ぜひご期待ください。
 

須藤絢乃《Anima / Animus》2018年、インクジェットプリント ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM須藤絢乃《Anima / Animus》2018年、インクジェットプリント ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM

須藤絢乃《Anima / Animus》2018年、インクジェットプリント ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM須藤絢乃《Anima / Animus》2018年、インクジェットプリント ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM

須藤絢乃《Anima / Animus》2019年、インクジェットプリント ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM須藤絢乃《Anima / Animus》2019年、インクジェットプリント ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM

 

  • 須藤絢乃「Anima / Animus」スペシャルボックス(限定10部)
インクジェットならではの広い表現色域を最大限に活かして豊かな色表現を実現した、業務用フォトプリンターDreamLabo 5000(キヤノン株式会社)による高画質写真集です。附属するプリントは、須藤絢乃の初のモノクロ作品で、写真集には収録されていないアザー・カットをゼラチン・シルバー・プリントで制作しました。


発行:キヤノン株式会社
寄稿:椹木野衣/須藤絢乃
デザイン:岡田奈緒子、小林功二(ランプライターズレーベル)
印刷:ジャパンクリエイト株式会社
プリンター:Canon DreamLabo 5000
企画・制作:写真新世紀
仕様:243×303mm|72頁|図版 49点|布ばり上製本(ハードカバー)|サイン入り|特別箱入り|プリント1葉付
プリント:ゼラチン・シルバー・プリント | 203×254mm | サイン、ナンバリング入り
価格:220,000円(税込)
 

【附属プリント】須藤絢乃《Anima / Animus》2019年、ゼラチン・シルバー・プリント©Ayano Sudo, Courtesy of MEM【附属プリント】須藤絢乃《Anima / Animus》2019年、ゼラチン・シルバー・プリント©Ayano Sudo, Courtesy of MEM

  • 販売詳細
<展示作品>
2022年1月7日(金)よりNADiff a/p/a/r/t店頭と「OIL by 美術手帖」で販売開始いたします。
 OIL by 美術手帖|https://oil.bijutsutecho.com/gallery/302

<須藤絢乃「Anima / Animus」スペシャルボックス(限定10部)>
2021年12月21日(火)13時よりNADiff a/p/a/r/t店頭と「OIL by 美術手帖」にて予約受付開始いたします。
※会期中はNADiff a/p/a/r/t限定販売となります。

OIL by 美術手帖|https://oil.bijutsutecho.com/gallery/302

※限定版写真集とは内容や仕様が異なる普及版写真集の販売もNADiff a/p/a/r/t店頭とNADiff onlineにて行います。詳細は下記NADiff HPにてご確認ください。
詳細ページ|http://www.nadiff.com/?p=26184
 
  • イベント詳細
須藤絢乃が毎号様々な表現者と作り上げるアートマガジン『薄荷 The peppermint magazine』に参加したアーティストとのトークイベントを行います。

チケット販売開始|2021年12月27日(月)19:00~
チケット販売はこちら|http://www.nadiff.com/?p=26184

<EVENT1>
氷野清史郎(薔薇貴族薔薇学園生徒会長)&泉深薫(イミテーションフラワーアーティスト)+須藤絢乃
トーク&漫才イベント
日時|2022年1月15日(土)19:30-20:30(開場 19:20)
会場|NADiff a/p/a/r/t
参加費|会場/2,750円(税込)※定員20名、アーカイヴ配信/1,650円(税込)

<EVENT2>
ルアン(電影と少年CQ)× 須藤絢乃
トーク&朗読イベント
日時|2022年1月29日(土)19:30-20:30(開場 19:20)
会場|NADiff a/p/a/r/t
参加費|会場/2,200円(税込)※定員20名、アーカイヴ配信/1,650円(税込)
 
  • アーティストプロフィール
須藤絢乃|Ayano Sudo


被写体の性別を超えた変身願望や理想像を写真に納め、少女マンガのカラー原稿と写真の狭間にあるような平面作品を発表。実際の作品は独自のテクスチャをもった印画紙にプリントされ、さらにラインストーンや、グリッターなどで装飾され、照明の元でキラキラと輝く仕様になっている。2011年、ミオ写真奨励賞にて森村泰昌賞受賞。国内外のフェアでも精力的に作品を発表し、同年10月に台湾、1839當代藝廊(台北市)で初個展。2014年、実在する行方不明の少女たちに自ら扮したシリーズ「幻影 Gespenster」でキヤノン写真新世紀グランプリを受賞。同タイトルの作品集がフランスのHOLOHOLO BOOKS より出版されている。2018年、東京都写真美術館で開催されたグループ展「愛について アジアン・コンテンポラリー」に参加。アーティストとして現在国内外の展覧会、アートフェアで展示するほか、フォトグラファーとして各種雑誌等で活動中。
 
  • 展覧会情報
須藤絢乃「Anima / Animus」
期間|2022年1月7日(金)-2022年1月30日(日)
会場|NADiff a/p/a/r/t 地下1階 NADiff Gallery
入場費|無料
主催|NADiff a/p/a/r/t
協力|MEM
お問い合わせ|03-3446-4977(※営業時間内)/nadiff_info@ccc.co.jp
店休日|1月11日(火)、17日(月)、24日(月)
営業時間|13時~19時
詳細ページ|http://www.nadiff.com/?p=26184

【同時開催】
須藤絢乃展『VITA MACHINICALIS』
期間|2022年1月7日(金)-2022年1月30日(日)
会場|MEM(同ビル3階)
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F
 

須藤絢乃《VITA MACHINICALIS》 2018年、インクジェットプリント ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM須藤絢乃《VITA MACHINICALIS》 2018年、インクジェットプリント ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM

  • NADiff a/p/a/r/t
コンテンポラリーアート、フォトに関する国内外の書籍を中心に、アートグッズやマルチプルなども取り扱うブックショップです。インストアで行うイベントや、併設のNADiff Galleryでの企画展開催など、商品の販売に留まらない情報発信を様々な取り組みで行っています。


住所|〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL|03-3446-4977
WEBサイト|http://www.nadiff.com/
Twitter|https://twitter.com/NADiff_apart
Instagram|https://www.instagram.com/nadiff_apart_/
Facebook|https://www.facebook.com/NADiff-apart-384766371605624/
 
  • CCCアートラボ
私たちは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中でアートに関する事業を行う企画集団です。「アートがある生活の提案」を通じてアートを身近にし、誰かの人生をよりハッピーにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、専門的なアプローチで企画提案を行います。
https://www.ccc-artlab.jp/

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アート・カルチャー
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会社概要

URL
https://www.ccc-artlab.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー
電話番号
-
代表者名
髙橋 誉則
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年05月