【トルコ・シリア大地震第6報】太陽工業株式会社寄贈のエアテント10張をシリア北西部へ―子どもの保護、保健衛生、栄養等の復興援助活動に活用―
世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(事務局:東京都中野区、事務局長:木内真理子/WVJ)は、大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己)から、2月6日に発生したトルコ・シリア大地震の緊急・復興援助のため、エアテント(製品名:マク・クイックシェルター)10張りの寄贈を受けました。エアテントは、大地震で甚大な被害の出ているシリア北西部において、ワールド・ビジョンが2月から展開している緊急・復興援助事業と連携して、被災地域の子どもたち・人々の命を守り、生活を再建するため活用します。具体的には、保健・医療活動の拠点、子どもが安全に安心して過ごせる場所「チャイルド・フレンドリー・スペース」の拠点等としての活用を計画しています。太陽工業株式会社には、これらのテントを活用した支援活動のための寄付金もいただいています。
エアテント(マク・クイックシェルター)は、4月初旬に日本より出荷、郵船ロジスティクス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:岡本 宏行)の協力によりトルコに空輸し、その後、ワールド・ビジョンの責任において、シリア北西部に輸送します。
ワールド・ビジョンは、発災以前から、この3月でまる12年を迎えた紛争の影響で深刻な人道危機にあったシリア北西部で活動しており、2月6日の地震発生後は速やかに初動調査ならびに緊急援助活動を展開してきました。ワールド・ビジョンは、3月25日までに、シリア北西部で子ども51,812人を含む、のべ92,947人に支援を届けました。発災から1カ月を経て、3月6日からは中長期的な復興を見据え、支援活動は第2段階に移行しています。WVJ支援事業部緊急人道支援課長の伊藤真理はこう語ります。「その日の命を守る初期の緊急援助から復興援助へと活動フェーズが移行する中、人の集まる拠点が必要な場面も増えてきます。設置しやすく、しかも安全に過ごせるエアテントのご支援を誠に有難うございます」
<シリア北西部・トルコにおけるワールド・ビジョンの支援活動実績>
(一部/発災~3月25日まで)
◆シリア北西部
防寒用暖房器具・燃料(115,816.4リットル、世帯向け:2,545世帯;学校向け:児童・生徒4,916人)、非常食(11,463人)、現金給付(2,004世帯)、衛生キット(2,262人)、毛布や生活必需品(1,447世帯)を提供。
◆トルコ
アディヤマンとハタイ:30日分の安全な水(9,600人)、衛生用品と尊厳キット(2,400人)、30日間トイレ支援(2,000人)、緊急用貯水容器(600人)を提供。また、シャンウルファでは、地震と3/15-16日に発生した洪水被災者に対して、安全な水と生活必需品(2,500人)を提供。
<ワールド・ビジョン・ジャパンとは>
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。
※詳細はこちら: https://www.worldvision.jp
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