愛知医科大学眼科とメニコンとの共同研究拠点である近視進行抑制寄附講座(眼科クリニックMiRAI内)稼働
愛知医科大学
株式会社メニコン
愛知医科大学(愛知県長久手市、理事長:祖父江元)と株式会社メニコン(本社:名古屋市中区葵三丁目21番19号、代表執行役社長:田中英成)は、2022年4月に愛知医科大学に産学連携寄附講座として、「近視進行抑制寄附講座」を開設したことをご報告申し上げます。本講座では、全世界的な健康問題として関心が高まっている「近視」に関する研究を推進していきます。
<寄附講座設置の背景>
日本国内だけでなく世界的に近視人口が増加しており、2050年には全世界人口の約50%が近視に、約10%が高度近視になると推測されています。近視の割合は特に東アジア諸国で高く、一部の地域では90%を超えるとも報告されています。さらに、高度近視になると、網膜や視神経が障害され、失明の原因となります。将来的な眼疾患リスクの低減や医療費の削減等の点からも、近視進行に対する対策が重要な課題であり、研究の発展が期待されています。
本寄附講座では、子どもの近視進行とその抑制に関する機序の解明、および新規の近視抑制機能を有するコンタクトレンズ等の基礎研究を目的とします。
<近視進行抑制寄附講座の概要>
・設置期間:2022年4月~2027年3月
・研究拠点:愛知医科大学眼科クリニックMiRAI(名古屋市東区):2022年7月開院
・代表者 :三木篤也教授(特任)
本寄附講座の開設により、愛知医科大学の眼疾患に関する医学的な知見とメニコンが保有する先端技術やアイデアを高度に統合していくことで、近視進行抑制に関する研究開発を推進していきます。
愛知医科大学は、網膜疾患、緑内障など、近視に伴う重症眼疾患の最先端診断、治療を積極的に行ってきました。さらにこの度、より多くの患者様に身近に高度医療をお届けするために、名古屋市内に愛知医科大学眼科クリニックMiRAIを開設しました。近視進行抑制研究と、近視に伴う重症疾患の治療の両輪で、近視の克服への取り組みをさらに進めてまいります。
メニコンは、オランダ現地法人において近視進行抑制用オルソケラトロジーレンズとして、初めてCEマーク認証を取得した「Menicon Bloom Night」を販売しております。また、Visioneering Technologies, Inc.社が近視矯正及び近視進行抑制用としてCEマーク認証を取得した1日使い捨てソフトコンタクトレンズのOEM供給を受け、「Menicon Bloom Day」として販売しております。これらの製品を含む包括的な近視進行抑制システム「Menicon Bloom」をオランダに先行導入しており、続いて英国、フランス、スペイン、イタリア、オーストリア、オーストラリア、シンガポールの7ヵ国ヘも展開しております。
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