自己啓発の王様、カーネギーの言葉が超訳でパワーアップした!
この度、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(取締役社長:干場 弓子、本社:東京都千代田区)より『超訳 カーネギー 人を動かす』が発売されました。
デール・カーネギー(1888年~1955年)といえば、数々の名著を世に送り出した世界的に有名な自己啓発の大家である。そんな彼だが、人生やビジネスにおける成功をテーマとした著作や講演が多いためか、あの鉄鋼王であるアンドリュー・カーネギーと混同されることが多いようだ。
でも、ひょっとしたらそれは彼の思惑通りなのかもしれない。というのも、そもそも彼と鉄鋼王には血縁関係はなく、また、名前のスペルも鉄鋼王はCarnegie、彼はCarnageyとわずかに違っていたのだ。ところが、彼のビジネスマン向け話し方教室が評判を呼び始めた頃、自分の姓のスペルを、まだ存命中だった鉄鋼王と同じものに変更している。さらに講演家として大成功を果たした彼は、鉄鋼王ゆかりのカーネギー・ホールで講演会を開催しているのだ。これは「人はいかにして他者に影響を与えうるか」について生涯突き詰めてきた、彼らしいイメージ戦略であったのかもしれない。
本書は、彼の数ある著作の中の代表作であり、自己啓発の金字塔とされている『人を動かす』を、さらに大胆に、さらにシンプルに、超訳したものである。日本でも長く親しまれてきた古典的名著が、より魅力的な作品となって世に出ることになったのだ。まだ、カーネギーに触れたことがない方はもちろんのこと、すでにお読みなった方にとっても新たな刺激が得られる一冊となるだろう。
では、本書のほんの一部をご紹介しよう。
他人の欠点より先に自分の欠点を直す あなたは他人の欠点を直して、その人がよりよい人物になれるように変えてあげたいと思うかもしれない。たしかにそれは結構なことだ。 しかし、まず自分の欠点を直してより良い人物になることから始めたらどうだろうか。あなたにとってそのほうがずっと特になるはずだ。しかも、相手のプライドを傷つけないから、反感を買うおそれもない。 自分がよりよい人物になるには、今日から始めても次のクリスマスまでかかるかもしれない。そうしたら、年末までしばらく休暇を楽しみ、相手の欠点を直すのは来年になってすればいい。 たえず自分がよりよい人物になるために努力しよう。 |
人前でも一対一でも相手を褒める アンドリュー・カーネギーはスコットランド出身の貧しい移民で、最初は工場労働者として働いていたが、やがて実業家として製鉄業に進出し、しだいに成功を収めて巨万の富を築き、晩年は慈善活動家としても知られるようになった。 無一文だったカーネギーが驚異的な成功を収めた秘訣はなんだったのか? 人前でも一対一でも、とにかく他人を褒めたのである。 カーネギーは死んでからも他人を褒めるつもりだったようだ。生前、彼は自分でこんな墓碑銘を書いている。 「自分より利口な人たちに恵まれし者、ここに眠る」 |
相手の立場に立って考える 人間関係の技術について、実業家ヘンリー・フォードはこう言っている。 「もし成功の秘訣がひとつだけあるとすれば、相手の考え方をよく理解し、自分の立場だけでなく相手の立場に立って考える能力を身につけることだ」 これはあまりにも単純明快だから、誰でもすぐにそれが真実だとわかるはずだが、世の中の九割の人が九割の確率でそれを無視している。 |
自分の正しさを過信しない セオドア・ルーズベルト大統領は、自分は七五%の確率で正しければ上出来だと周囲の人に打ち明けた。 これほど傑出した人物が七五%で上出来だと言っているとすれば、あなたや私はどうだろうか。 私たちが正しいのは、いくら高く見積もっても、せいぜい五五%ぐらいではないか。この程度の確率で相手が間違っていると主張してもいいのだろうか。 |
人の上に立つということ 老子は紀元前五世紀に生きた中国の賢者だが、謙虚さの重要性を説く彼の英知は今でも役立てることができるかもしれない。 川や海に無数の渓流が注ぎ込んでくるのは、渓流よりも身を低くしているからだ。だからこそ、川や海は無数の渓流に君臨できるのである。それと同様に、人の上に立とうとするなら、賢者は人の下に身を置かなければならない。賢者は人の上に立っているが、人はその重みを感じないので、それを不当だとは思わない。 |
1 人の扱い方に関する基本的なテクニック
2 人に好かれる方法
3 自分の考えを相手に受けてもらう方法
4 反感を抱かせずに相手を変える方法
5 敵を味方に変える方法
6 円満な家庭生活をおくる方法
【著者情報】
Dale Carnegie(デール・カーネギー)1888~1955
アメリカの著述家、教育者、実業家。ミズーリ州の農家に次男として生まれる。地元の教育大学を卒業後、セールスマンや俳優などを経て、ビジネスマンを対象に話し方教室を開いて好評を博す。その後、ニューヨークにデール・カーネギー研究所を設立し、累計約45万人の受講生に人間関係の原則などの成人教育を行う。代表作の『人を動かす』は自己啓発の金字塔とされ、1936年の初版刊行以来、今もなお世界中の人々に読み継がれている。
【書籍情報】
タイトル:超訳 カーネギー 人を動かす
定価:1,700円
発売日:2018.8.26
判型:四六判・ハードカバー/216ページ
ISBN:978-4-7993-2354-0
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ディスカヴァーサイト:http://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799323540-11395
【販売サイト】
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4799323547
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