「移動が人を変える」リゾートバイト調査1ヶ月未満は変化ゼロ
就業期間が長いほど、価値観66.7%・キャリア33.3%・生活にも広がる変化
全国5,900施設以上の観光施設に特化した人材サービス事業を行う株式会社ダイブ(東京都新宿区 代表取締役社長:庄子潔、証券コード151A、以下ダイブ)は、7月にリゾートバイトを満了した方59名を対象に、「移動を通じた働き方」に関するアンケート調査を実施しました。
本調査では、リゾートバイトという働きながら移動する仕組みが、単なる短期就労にとどまらず、働く人自身の価値観やキャリア意識にどのような変化をもたらしているのかを可視化することを目的としています。

◾️調査背景
生活環境を移すことを伴う就労経験は、働き方の一つのかたちとして、着実に広がりを見せています。
実際に、株式会社ダイブを通じてリゾートバイトに就業した方は、2025年6月期には14,555人となり、前年比で24.3%の増加となりました。
なかでもリゾートバイトは、国内にいながら新しい土地で働き暮らすことができる点で、移動を通じた就労体験の一例といえます。
今回の調査は、こうした働き方を経験した方々に、その前後で感じた気づきや変化について伺い、「移動」という行為が個人の意識や行動に与える影響に目を向けることを目的としています。

【調査サマリー】 ⚫︎「今後も移動しながら働きたい」62.7% ⚫︎最も多い変化は「新しい友人・仲間ができた」(18%) 移動先での出会いが最大の魅力に ⚫︎価値観の広がりを実感した人は半数近く |
回答者の属性
Q.性別を教えてください。(単一回答)n=59

Q.現在のご年齢を教えてください。(単一回答)n=59

リゾートバイトを始めた理由、「環境を変えたい」が最多に
今回の調査では、リゾートバイトを始めた理由として「環境を変えて新しいことに挑戦したい」(33.9%)が最も多く選ばれました。
次いで「観光地や地方で暮らしてみたい」(28.8%)、「お金を貯めたかった」(25.4%)と続き、移動を通じて新しい環境や暮らしを求める前向きな動機が多く見受けられました。
Q.リゾートバイトを始める前、あなたが一番重視していた理由や背景を教えてください。(もっとも当てはまるものを選択)n=59

「3ヶ月以上」の長期就業が過半数、移動型就労のリアルが浮かび上がる
就業期間については、「3ヶ月以上」が最も多く、全体の過半数を占めました。
一時的な労働ではなく、一定期間生活と仕事を両立させながら移動を経験している人が多いことが分かります。
Q.リゾートバイトダイブで就業した期間を教えてください。(単一回答)n=59

地域や仕事への関心が高まるきっかけに
リゾートバイトを経験したことで最も多かった変化は「新しい友人・仲間ができた」(18%)でした。
勤務地ごとに共同生活や長時間の勤務を共にする機会が多く、人との出会いが自然に生まれる環境であることが背景にあると考えられます。
続いて「地域や観光業への関心がわいた」(14.5%)、「働くことに対する考え方が変わった」(14.0%)など、価値観や視野の広がりに関する回答も目立ちました。
移動を通じて、職場や地域との関わりをあらためて考える機会につながっている様子が見られます。
一方で、「自信がついた」(8.7%)や「これまでの生活環境を見直すきっかけになった」(7.0%)といった内面的な変化も一定数見られました。
新しい環境に身を置くことそのものが、自分を振り返り、これまでの生活や働き方を見直すきっかけになっていると考えられます。
Q.リゾートバイトを通じて、自分自身にどんな変化があったと感じますか。(複数選択可)

「1ヶ月以上」の就業経験で、価値観や将来像に変化が生まれる傾向
本調査では、リゾートバイト就業者に対し「キャリアや将来」「価値観や社会」「生活環境」に関する内面的な変化について質問し、就業期間別にクロス集計を行いました。
その結果、1ヶ月未満ではいずれの項目も0%と変化が少ない一方で、1ヶ月以上就業した層では、価値観や社会:66.7%、キャリアや将来:33.3%と、大きな伸びを示しました。
特に「価値観や社会」は、1ヶ月以上〜2ヶ月未満の層で最も高く(66.7%)、その後の就業期間でも40〜50%を維持しており、多様な人や文化に触れる経験が短期間でも意識変化を促すことが読み取れます。
また、「キャリアや将来」は2ヶ月以上〜3ヶ月未満で38.5%とピークを迎えた後、長期層でも約3割が変化を実感しており、中長期的な滞在が将来への視野を広げる機会となっている可能性がうかがえます。

移動しながら働きたいか
「今後も移動しながら働きたい」と答えた方は62.7%でした。移動を伴う働き方を前向きに受け止める方が多数を占める一方で、「わからない」と回答した方も35.6%にのぼりました。
この結果からは、移動という経験を肯定的に感じた方が多くいる一方で、次も同じ働き方を選ぶかどうかは簡単に決められることではない、という声があることもわかります。
仕事や暮らしの状況、体力面や人間関係など、ひとつの働き方を続けるかどうかは人それぞれの事情に左右されるものです。
移動型就労には、前向きに捉えられる要素と、慎重に考えたい要素の両方が含まれていることが、この結果から見えてきました。
Q.今後も「移動しながら働く」ことをしたいと思いますか。(単一回答)n=59

「リゾートバイトしてよかった」と思えた出来事や瞬間があれば教えてください(自由記述回答)※一部抜粋
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接客スキルを身につけてお客様に感謝されることが多く、それが職場の中でも評価されたことで自信に繋がった(20代 女性)
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観光に行くのと生活するのでは手に入る情報量が違う(50代 男性)
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色々な価値観を持った人と出会うことができ、常に新たな発見を得られることで成長することができる(20代 女性)
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ホテル業が天職と改めて感じた(50代 女性)
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人との出会いが素晴らしい!その土地に行かないと出会えない人がいる(40代 女性)
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徐々に任せてもらえる仕事が増えたこと、社員との信頼関係ができ、周りから頼られることが多くなり、自分の仕事に自信が持てるようになった(30代 男性)
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地元のコンビニからはじまった私の仕事「リゾートバイトで気づいた接客の楽しさ」

【リゾートバイトとは】 |
■調査概要
調査名称 :リゾートバイト終了後の意識調査(7月対象)
調査期間 :2025年7月24日~2025年7月31日
調査方法 :Googleフォームによる回収
調査対象 :リゾートバイトダイブで7月にお仕事を満了したスタッフ
有効回答数:59名
実施主体 :株式会社ダイブ
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