【内見なしの賃貸契約はアリ?500人に聞いた内見が必要な理由ランキング】アンケート調査
内見なしの賃貸契約に関する意識調査
株式会社AlbaLink(本社:東京都江東区、代表取締役:河田 憲二)は、賃貸物件に住んだことがある500人を対象に「内見なしの賃貸契約に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにしました。
詳細は「訳あり物件買取ナビ」にて公開。( https://albalink.co.jp/realestate/rental-contract-without-viewing/ )
「賃貸を契約するなら、内見しなくてもネットの写真で十分じゃない?」
「オンライン内見でいいんじゃない?」
不動産サイトの情報がネットで見られる今、内見なしで賃貸物件を決める人もいます。しかしいざ自分が引っ越しするとなると、「内見なしではやっぱり怖い」と感じる人も多いのではないでしょうか。
今回、株式会社AlbaLink( https://albalink.co.jp/)が運営する訳あり物件買取ナビ( https://albalink.co.jp/realestate/)は、賃貸物件に住んだことがある500人を対象に「内見なしの賃貸契約」についてアンケート調査を実施しました。
【調査概要】
調査対象:賃貸物件に住んだことがある人
調査期間:2025年6月26日~27日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性364人/男性136人)
回答者の年代:10代 0.4%/20代 23.6%/30代 37.6%/40代 24.0%/50代以上 14.4%
【調査結果サマリー】
・内見せずに賃貸物件を契約したことがある人は33.4%
・賃貸物件を契約する際に内見が必要だと思う人は92.8%
・賃貸物件を契約する際に内見が必要な理由1位は「行かないとわからないことがある」
内見せずに賃貸物件を契約したことがある人は33.4%

賃貸物件に住んだことがある500人に「内見せずに賃貸物件を契約したことがあるか」を聞いたところ、「ある」と回答した人は33.4%でした。約3人に1人が、内見せずに賃貸物件を契約したことがあるとわかりました。
近年ではテレビ電話ツールを利用した「オンライン内見」ができたり内見したような感覚になる「360度パノラマ画像」が、不動産サイトに掲載されたりしています。
遠方への引っ越しや急な部屋探しの場合は、上記のようなツールを活用して、内見の手間を補っている人も多いと考えられます。
賃貸物件を契約する際に内見が必要だと思う人は92.8%

「賃貸物件を契約する際に内見が必要だと思うか?」という問いには、「必要」と回答した人が、「必ず(61.6%)」「できれば(31.2%)」を合わせて92.8%にのぼりました。ツールが発達してオンライン内見ができる中でも、実際に現地へ行って内見する必要性を感じている人が大多数であるとわかりました。
なお「内見なしで部屋を決めた経験がある人(167人)」だけに絞って集計すると、「必要」と回答した人は「必ず(26.9%)」「できれば(53.3%)」を合わせて80.2%です。

とくに「必ず必要」と答えた人の割合(26.9%)が、500人全体での割合(61.6%)よりかなり少ないのが特徴です。
内見しなかった人からは、「オンライン映像と実物の違いは感じなかった」「手間が省けて良かった」「近隣情報などは不動産会社の担当者に詳しく聞き、部屋の様子は写真を見れば大体わかるのでよいと思った」といった声も。
オンライン内見や不動産会社からの情報を参考に内見なしで部屋を決めた結果、大きな問題がなかったので、「内見しなくてもいいんじゃない?」を感じるようになったと推測できます。
賃貸物件を契約する際に内見が必要な理由1位は「行かないとわからないことがある」

「賃貸物件を契約する際に内見が必要だと思う理由」の圧倒的1位は「行かないとわからないことがある(44.2%)」で、全体の4割を超えました。2位「現地でチェックしたいことがある(16.0%)」、3位「ネットと実物が違うこともある(15.4%)」が続きます。
実際の物件を自分の目で確認することの重要性を認識している人が多いとわかります。「ネットと実物が違う」「内見を疎かにして失敗したから」「トラブル予防」など、失敗を防ぐリスクヘッジの意識も高いことが伺えます。
<1位 行かないとわからないことがある>
・現地に行かないとわからないことは必ずあるので。写真で印象が良くても、周辺の様子があんまり良くなかったことは何度もあります(20代 女性)
・周辺の環境や部屋の環境(明るさ、窓からの景色、広さなど)は、直接見ないとわからないからです。でも残念ながら最近は内覧しないで物件を決める人が多く、内覧していると先に決まってしまうケースが多いと聞きました(40代 男性)
・ネットが発達し物件の内部はいろいろわかるようになったけど、「周りの建造物」「音」「匂い」などの環境は行かないとわからないし、感じられないことがたくさんあるので(50代以上 女性)
行かないとわからないことの具体例としては「近隣住民がどんな人か」「騒音」「匂い」「日当たり」「周辺環境」などが挙がりました。写真や間取り図では確認できないものの、生活の質に大きく影響する要素が多いですね。
またコンセントの位置や細かい傷など、写真があっても写りきらない部分や確認しにくい部分について、気にする人もいました。
<2位 現地でチェックしたいことがある>
・共有スペースとか確認しておきたいので(20代 男性)
・どんな住人が住んでいるのか、知りたいから(40代 男性)
・私の場合は匂いや音に敏感なので、家の中の匂いや周囲の音の響き具合はチェックしたいと思います(50代以上 女性)
チェックしたい要素としては、行かないとわからないことと共通するものも多くなっています。例えば、近隣住民・匂い・音などです。
現地で五感や直感を働かせてこそわかる部分をチェックしたいと考えている人が多数。数値化できない肌感覚とも言えます。
また、パッと建物や部屋を見たときに好きだと思えるかというフィーリングを大事にしたくて、現地を内見している人も。リスクヘッジの面もありますが、ポジティブな確認作業として内見を活用している人もいるとわかりました。
<3位 ネットと実物が違うこともある>
・画像があってなんとなく把握できるとしても、実際の色や広さの感覚がイメージ・理想と違うこともあり、見ておくべきだと思うから(20代 女性)
・3Dや画像だけで契約しようと思いましたが、実際に内見したら思ったより狭かったり壁紙が想像と違ったりしていました。なので内見は絶対に必要だと思います(30代 女性)
・ネットで見るのと実際に見るのだと、違って見えることもあるから(50代以上 男性)
最近の不動産サイトは写真や動画が充実しているものの、実際に部屋を見てみると、「写真とイメージが違う」と感じることも。新築時の写真を使い回していたり、同じマンション・アパート内にある別の部屋の写真を使っていたりすることもあるからです。また写真の角度や明るさによっては、実物より広くきれいに見えることもあります。
ネット情報は便利な反面、騙されやすかったり、良いイメージだけをもってしまったりするという危惧があり、内見を大切にしている人も多くなりました。ネットリテラシーの高さの表れとも考えられます。
<4位 内見を疎かにして失敗した>
・遠方だったので部屋の図面を見て決めたら、天井が低くて、背の高い夫が「とても窮屈に感じる」と言いました。高さの記載があったのか覚えていませんが、「やはり実際行ってみないとダメだな」と身に沁みました(30代 女性)
・引っ越しまで時間がなく、資料や写真のみで決めて内見をしなかったことがあります。引っ越し当初から物件内の不備(洗面台下パイプが歪んでいる、シンク台下の水漏れ)に悩まされたので、できればしっかり内見をしたほうがいいです。近くに知り合いがいれば、代わりに内見をお願いしたかったと思いました(40代 女性)
・過去に諸事情から内見せずに入居開始したことがあり、騒音や雨漏りに困ったので(50代以上 男性)
失敗体験に基づく教訓として、今後は内見したいと考えている人も多いのですね。
内見を省略・簡略化した結果起こった失敗としては、「騒音」「設備不良」「家具が入らない」「駅から遠い」「思ったより汚い」が多く挙げられ、珍しい例では「天井の高さ」という体験談も。身長によっては天井のほか、キッチンの高さが合わずに使いにくくなることもありますので、内見でチェックしておくのがおすすめです。
<5位 イメージが湧きやすい>
・実際に見ることで、家具の配置など想像しやすくなります(20代 女性)
・間取り図だけだと、素人目には部屋のイメージがつきにくいため(20代 女性)
・間取りや雰囲気・周辺状況など、実際に見たほうがイメージしやすい(30代 男性)
内見することで、実際に部屋で暮らしていくという実感をもちやすくなります。家具の配置場所や生活導線などをイメージしやすくなるからです。日当たりや騒音の有無などを確認できれば、住んでからの快適性もイメージしやすくなります。
暮らしのイメージを具体化するために内見するという、ポジティブな理由と言えます。
<6位 トラブルを予防したい>
・内見をしておいたほうが、入居時の不満やトラブルが少なくなると思います(30代 男性)
・痛みや壁の汚れなどで、敷金返還のときに揉めたくないから(40代 男性)
・内見なしで入居すると、もともとあった不具合箇所なども自分の過失とされそうで気になります(40代 女性)
賃貸物件の入居時や退去時には、入居者と管理会社・オーナーとの間で、トラブルが起こることもあります。例えば「初期不良がある」「初期不良だったのに、退去時には自分のせいにされる」などです。
不動産会社の担当者と一緒に内見して、初期不良や傷をチェックしておくことで、初期不良であり、自分に責任はないと判断してもらいやすくなります。また「壁に傷があったり予想より汚かったりしたとき、きれいにしてもらえるのかなど具体的に相談しやすい」といった声も。
内見時に見つかった初期不良を入居までに改善しておいてもらうことで、快適に新生活をスタートできます。内見はトラブル予防とともに、入居後の満足度を高めることにもつながります。
<7位 家は大切だから>
・自分が生活する場所なので、内見は必須だと思うから(30代 男性)
・決めたら現実に実際に住むわけですし、気に入らないからといって簡単に変えられるものではないからです(30代 女性)
・毎日暮らす部屋なので、少しでも気になるところがないか必ず確認したい(40代 女性)
家は生活の基盤です。「賃貸なら、気に入らないなら持ち家より簡単に引っ越しできる」という意見もありますが、初期費用や手間を考えると、簡単にやり直しができるものではありません。
そのためしばらく住むことが前提の場合には、やはり内見して納得してから住み始めたいという人も多くなっています。
「自分一人なら内見なしでもいいけど、家族と住むなら内見したい」という声もあり、大切な人が住むなら家や住環境の重要度が上がり、慎重になりたいと考える人もいました。
まとめ
今回のアンケート調査では、およそ3人に1人が内見せずに契約した経験がある一方で、9割以上が「内見は必要」と回答する結果となりました。とくに「行かないとわからないことがある」「現地でチェックしたい」など、実際の五感や直感を重視する声が多くなっています。
一方で内見せずに契約した人からは、「オンライン内見や画像だけでも問題はなかった」という意見も。ただ「新築なら内見なしでもOK」「一人暮らしならまあいいかな」「不動産会社からしっかり情報がもらえるなら」という条件をつけた人もいて、状況や価値観によって考え方が異なることもわかります。
遠方への引っ越しなどでは「オンライン内見」など、内見なしの契約は確かに便利です。ただ内見なしで失敗・後悔した人もいるため、内見しないなら、不動産会社に細かいところまで確かめてもらうなどの工夫が必要かもしれません。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://albalink.co.jp/realestate/rental-contract-without-viewing/
訳あり物件買取ナビについて
株式会社AlbaLinkが運営する訳あり不動産の情報メディア。何かしらの「ワケ」があって売れない不動産の問題解決方法や、運用方法に関する情報を発信中。記事は専門家により執筆されており、信頼性の高い情報をわかりやすく届けることをコンセプトにしています。無料相談はもちろん、サイトを通じての直接買取にも対応しています。
https://albalink.co.jp/realestate/
株式会社AlbaLinkについて
AlbaLinkは、「事業を通じて未来をつなぐ」をコンセプトに、訳あり不動産の買取再販業を行う不動産会社です。事故物件、共有持分、空き家、底地借地など権利関係の難しい物件などをメインに取り扱い、不動産問題に悩むすべての方に手を差し伸べます。
会社概要
会社名:株式会社AlbaLink
代表者:代表取締役 河田 憲二
所在地:〒135-0047 東京都江東区富岡2-11-18 リードシー門前仲町ビル6F
設立:平成23年(2011年) 1月
資本金:2,400万円
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