28ヶ国2万人の旅行者による新たなデータや調査から予測 ブッキング・ドットコム、旅行の未来に関する9つの予測を発表

2021年以降の旅行トレンドは「より賢く、人と環境にやさしく、安全に」

【2020年10月21日、日本発表】
多種多様な宿泊施設や旅ナカ体験、旅行中のシームレスな移動手段を提供する世界最大級の宿泊予約サイト Booking.com の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社(本社:東京都港区 以下:ブッキング・ドットコム)は、28ヶ国に亘る2万人の旅行者から集めた調査*とユーザーの検索や好みに関する所有データから得たデータ、さらに20年以上の経験に基づく旅行業界の専門知識を組み合わせて導き出した、今後1年およびその後の旅行の未来について9つの予測を発表します。

※本リリースは、文字数制限のため一部抜粋版となります。調査方法を含めた全文はこちらよりご覧いただけます。https://news.booking.com/future-of-travel-lead/

新型コロナウイルス感染症による前代未聞のパンデミックの影響で人々の生活や世界状況までもが変化を余儀なくされる中、旅行の形も以前と同じ状態に戻るまでには時間がかかると考えられます。旅行市場の展望や人々の行動の著しい変化に対応するため、旅行業界におけるイノベーションは今まで以上に加速することが予想されます。また、旅行者はさらに高い安全性やよりサステイナブルなオプションを求めるようになり、誰とどこに旅行に行くかの選択肢も変化するでしょう。遠い場所への旅行が相変わらず人気を博すと同時に今まであまり見受けられなかった近場への旅の人気が高まったり、仕事と旅行の境界線が様々な面で曖昧になったりすることも考えられます。これらすべての結果として、今後は旅行にさらに深い価値が求められるようになります。

■2021年以降の旅行トレンド一覧
1. 旅への強い欲求の高まり
2. さらなる「価値提供」の重要性の増加
3. 遠方よりも、親しみのあるマイクロツーリズムの需要増加
4. 検索による「理想の旅」を追求
5. 「安全」が大きなポイントに
6. 旅行での「サステイナブル」な意識の高まり
7. 「ワーケーション」需要が増加の傾向に
8. 自然を堪能する「シンプルな旅」の魅力を再発見
9. 安心・手軽な旅行体験のためのテクノロジー利用が加速

1. 旅への強い欲求の高まり
移動や渡航が中止・制限されて先行き不透明な状況が続いているものの、人々の「旅行したい」という欲求は消えていません。直近の世界各国で実施されたロックダウンの最中、旅行者の65%が「再び旅行するのが楽しみである」と回答し、61%が今までよりも旅行のありがたみを感じており、「今後は当たり前だと思わずに貴重な機会として受け止めるだろう」と回答しました。また旅行者は、自身が居住する国で移動制限が解除された後の12ヶ月間で、「パンデミック前の1年(2019年3月~2020年3月)と同程度の数の旅行(国内・海外両方)をする予定だ」と回答しています。

回答者の半分以上(53%)が「もっと世界の色々な場所を旅行したい欲求が強まった」と答え、42%(Z世代は51%、ミレニアル世代は49%)が「2020年に旅行ができなかった分を今後取り戻したい」と答えていることから、家で過ごす時間が増えたことによって外の世界を体験したいという気持ちが高まっていることがわかります。さらに回答者の38%は、「新型コロナウイルス感染症の影響によって実現できなかった節目の誕生日や結婚などのお祝いの埋め合わせのために旅行を計画する予定だ」と答え、40%は「キャンセルせざるを得なかった旅行を再び予約するつもりだ」と答えました。このように2020年に旅行できなかった人々や次の旅行をさらに価値あるものにしたいという人々の希望に応えるため、2021年は旅行会社が新たな旅行プランやお勧めを工夫して考えることが期待されます。


2. さらなる「価値提供」の重要性の増加
新型コロナウイルス感染症の経済への影響により、今後旅行者は支払った金額に対して、必然的により大きな価値を求めるようになります。旅行者の62%は「今後旅行の検索や計画を行う際に料金をより意識する」と回答しており、55%は「プロモーションや割引料金を探す可能性がより高い」と回答しています。このような傾向は、今後何年にも亘って続くと考えられます。

旅行者が期待する価値は料金だけではありません。回答者の74%が、「キャンセルポリシーや返金手続き、旅行保険のオプションに関して、旅行予約プラットフォームにさらに高い透明性をもって提示してほしい」と表明しています。そして46%の回答者は「次の旅行は必ず返金可のプランを予約する」としており、また36%の回答者は「必ず無料で日程変更できるプランを予約する」としています。
 


3. 遠方よりも、親しみのあるマイクロツーリズムの需要増加
コロナ禍によって、より手軽で安全、かつサステイナブルな傾向にある近場への旅行が目立ち始めており、今後も遠方に旅行するより、近くて親しみのある場所への旅の割合が高くなることが予測されます。旅行者の47%が、「中期的(今後7~12ヶ月間)には国内で旅行する予定である」と回答し、38%は「長期的(1年以上後)にもしばらくは国内で旅行する予定である」と回答しました。国内旅行においては、43%が「自身が居住する地域または国内でまだ行ったことのない目的地を訪れるつもりだ」と答え、46%が「国内の自然を楽しめる旅行をするつもりだ」と答えています。また約半数が、「国内・海外問わず既に行ったことのある身近な場所へ行く予定だ」と回答しました。

近場を目的地とした場合、旅行者はコストも移動時間も節約することができるため、その分現地のサービスや宿泊施設は歴史的および文化的な遺産のツアーを通して旅行者に学びやエンターテインメントを提供したり、ゲストシェフやオーダーメイドのカクテルなどのオリジナルサービスでゲストの満足度を向上させることができます。移動・渡航制限の開始以来、ブッキング・ドットコムで「ペット同伴可」の絞り込み条件の利用が倍以上に増加したことから**、今後はペット同伴の旅行への対応も必要性が高まってくることが見て取れます。これらの結果として、近場で見落としていた場所を再発見するロードトリップの人気が再燃したり、地元のビジネスやコミュニティの回復をサポートしたいという想いが広がったり、すぐそばにある場所の歴史や美しさを改めて誇りに感じたりすることにつながると考えられます。
 


4. 検索による「理想の旅」を追求
これから1年の間で、旅行にまつわるコンテンツの消費や工夫を凝らした旅行の計画、お互いに理想の旅を語り合うことへの欲求が急激に増加すると予測されます。外出自粛やロックダウンが長く続く中で癒しや気を紛らわすものを求め、95%の旅行者が旅行のインスピレーションを探すことに時間を使い、旅行先の検索を1週間に1度行った人は38%という結果が出ています。移動・渡航制限の状況が一進一退を繰り返す中で、各地の団体や宿泊施設は旅行者の現実逃避をしたいという欲求を汲み取り、想像をかき立てるようなコンテンツを提供することが考えられます。例えば、海外ではロックダウン以前にインフルエンサーが作成したコンテンツを活用して、宿泊施設がソーシャルメディアでの発信を再開したり、地域の観光局が現地の魅力を宣伝するためにCGI(コンピューター生成画像)を活用したコンテンツを作成したりすることなどが挙げられます。

次の旅行のインスピレーションとなっているのは、ソーシャルメディアだけではありません。36%の回答者が、「旅行の夢を膨らませるために友人や家族と語り合っている」と答えています。 さらに32%の旅行者は「以前行った旅行の写真を懐かしく眺めながら次の旅行を計画している」と回答しており、このようなアナログのインスピレーションもソーシャルメディア上で復活することが考えられます。移動制限や状況の変動が続く環境の中で、旅行体験をいつ、どこでどのように共有するかについては配慮する意識が高まっていますが、安全に旅行できるようになった際には、旅について共有することの価値が情報交換の新しいトレンドにつながると予想されます。


5. 「安全」が大きなポイントに 
世界中の旅行者(79%)が新型コロナウイルス感染症対策を強化するようになり、旅行業界にもこの新しい生活様式に対応できるような取り組みを期待するようになります。政府や旅行団体、旅行サービス提供会社は旅行者の安全を確保すべく団結して一貫した基準を設ける必要があり、旅行者からの期待値が高まる中、一部の地域やビジネスは信頼を取り戻せるよう一層努めなければなりません。旅行者の59%(団塊世代は67%)は「一部の目的地を避ける」と回答しており、70%は「観光地においてソーシャルディスタンスの措置を取ることを期待する」と回答しています。さらに70%は、「どのような健康・衛生に関するポリシーを実施しているかを明記していない限り、宿泊施設は予約しない」と答えており、75%は「抗菌および殺菌効果のある製品を用意している宿泊施設を好む」と答えています。

短期的には、46%の旅行者が「新型コロナウイルス感染症の感染防止のために公共交通機関を避けたい」と回答していることから分かる通り、交通機関の選択および提供に変化が生じると考えられます。これにより、目的地までおよび目的地周辺の移動手段にも長期的に影響が生じ、より多くの人がレンタカーまたは所有する車を運転するようになると予想されます。「新しい生活様式」により強化された健康・安全対策に重きを置き従う旅行者が増え、すでに定着した飛行機の機内に液体を持ち込まないことや空港でのセキュリティチェックで靴を脱ぐことと同様に、人々の予想よりも早く新たな習慣として定着すると考えられます。67%の旅行者は「到着時に抜き打ちの健康検査が実施される目的地へ渡航することを受け入れる」と回答し、62%は「公共の場でマスクを着用することを受け入れる」と回答しています。隔離措置に関しては、27%の旅行者が「目的地で隔離措置を取ることに対して積極的に受け入れはしない」と答えており、今後も支持が低いことが予想されます。


6. 旅行での「サステイナブル」な意識の高まり
世界中の旅行者の53%が「将来はよりサステイナブルに旅行したい」と表明しており、新型コロナウイルス感染症によって環境や地域コミュニティへのインパクトに関する意識が一層高まっていることから、2021年以降はよりエコフレンドリーな傾向が見られると予測されます。69%の回答者が「旅行業界に対して、よりサステイナブルな旅行オプションを提供すること」を求めており、51%が「ピークシーズンを避けるため、48%が目的地を混雑させるのを避けるために別の目的地に足を運ぶ」と答えています。この傾向は63%の旅行者が混雑した観光スポットを避けることを意味するため、観光地は旅行者を呼び込むために混雑をコントロールする手段を取り入れる必要があります。

このようなサステイナブルなマインドセットに長期的に対応するために、「旅行業界が魅力的なオフシーズンの旅行パッケージを提供すべきだ」と回答した人は46%、「混雑を防止するために別の目的地を提案すべきだ」と回答した人は36%でした。また、回答者の67%が自身の選択により旅行先の復興をサポートすることも希望しており、また55%が「自身が支払った金額がどのように現地のコミュニティに還元されているのかを知りたい」と答えていることから、地域再生のためのツーリズムを目指すべく、旅行者が支払った金額の使い道に関して旅行会社がより高い透明性を提供するよう強い要望が挙がっていることが伺えます。


7. 「ワーケーション」需要が増加の傾向に
パンデミックの影響によりリモートワークが主流になり、今後も継続していくことが予想されます。その結果、仕事とレジャーを効率的に組み合わせた長めの旅行に出かける人が今まで以上に増えることが考えられます。オフィスに週5日出勤するという働き方から解放され、気分転換に自宅以外の場所からリモートワークをしたいという思いから、休暇に1~2週間くっつけて旅行先からリモートワークをしたり、逆にリモートワークする場所での休暇期間を計画したりする「ワーケーション」が顕著に増えると予測されます。パソコンを持参する旅行者が今以上に増えるため、宿を選ぶうえでパソコンの置き場があることが必須となってきます。

旅行者の37%はリモートワークできる宿を予約することを既に検討しており、40%は「リモートワークできるのであれば隔離措置を取ってもいい」と回答しています。 このような「デジタルノマド」にアピールできるよう、旅行プラットフォームや宿泊施設はビジネス設備や快適なWiFi環境の宣伝を重視するようになるでしょう。出張においても同様にプライバシーや清潔度がさらに求められるようになり、出張期間が長くなるケースも増えるため、宿泊施設はビジネス利用に対応することが必要となってきます。企業は出張へのアプローチを見直す中、労働者の52%は出張先での滞在を延長してレジャーの時間を楽しみたいと答えており、出張を最大限に活用するようになることが予想されます。


8. 自然を堪能する「シンプルな旅」の魅力を再発見
パンデミックの影響とともに生活していく中で、2021年以降は今までと違ってよりシンプルな旅行体験を楽しみたいという旅行者が増えることが予測されます。自宅で家族や近い友人と過ごす時間が長くなることで旅行の優先順位も変化し、自然を楽しみたいと願う人々が増えてきました。パンデミックがはじまって以来、ブッキング・ドットコムではシンプルな喜びを味わう旅のテーマが支持され、ハイキングが94%、きれいな空気が50%、自然が44%、リラクゼーションが33%となっています***。また調査によると、「旅行先でアウトドアや家族とのアクティビティなどシンプルな体験を楽しみたい」と回答した旅行者は69%にのぼりました。さらに56%の旅行者は、「人が少ない地方の場所で自然を満喫したい」と回答しています。

プライバシーや十分な距離の確保、清潔度や衛生面の自己管理が改めて重視されるようになっている中、多くの旅行者が「自宅の環境に近い」宿泊施設を探すようになるのも不思議ではありません。実際2019年は64%の旅行者がホテルでの滞在を好んでいたのに比べ、42%の旅行者が「今後はホテルよりもバケーションレンタルタイプの宿またはアパートメントなどの民泊に滞在したい」と回答しました****。そのうえ、46%の旅行者がレストランでの外食ではなく宿で食事を取ることを希望しているため、今後バケーションレンタルタイプの宿では設備の整ったキッチンが提供されることが重要になります。「『新しい生活様式』の下ではリラクゼーションに重きを置いた旅行をしたい」と答えた人が51%と多く、ビーチ旅行(40%)および都市部の旅行(29%)を凌いで最も支持を集めたため、今後も人気となることが予想されます。


9. 安心・手軽な旅行体験のためのテクノロジー利用が加速
旅行者の安心感を取り戻すうえではテクノロジーのイノベーションが重要な役割を果たし、今後は新たなタイプの旅行者に対応するためにさらにテクノロジー利用の加速が予測されます。テクノロジーによって今までのように臨機応変に、安心して手軽に旅行できるようになると同時に、安全かつ責任を持って旅行することにもつながります。64%の旅行者が「旅行時に健康上のリスクをコントロールするためにテクノロジーが重要である」と既に答えており、63%の旅行者が、「宿泊施設は最新のテクノロジーを活用して旅行者の安全を確保することが必要だ」と答えています。さらに旅行者の53%は「直前でレストランをオンライン予約するオプションがほしい」と答えており、21%は「チケットデスクの代わりにセルフサービスの機械を利用したい」と答えています。また、55%の回答者が「今後テクノロジーによって旅行体験がよりカスタマイズされる可能性について楽しみである」と回答しています。テクノロジーの価値が明らかになり、人々の旅行体験に密接したものになるにつれ、人々はさらにテクノロジーに頼るようになると考えられます。

さらに先のイノベーションは旅行者の行動や計画手段に影響する豊かなオンライン体験をもたらし、変革を起こすことが考えられます。旅行者の36%が、「行ったことのない目的地に行く場合は、前もってVR(バーチャル・リアリティ)を活用して下見することでより安心できる」と回答しました。とはいえ、「観光スポットや現地のツアー、ワークショップが運営するバーチャル / オンライン体験に参加したい」と回答した人が30%にしかのぼらなかったことから、やはり実際の体験が一番であると考える人が多いことがわかります。人々は利便性やカスタマイズ機能、安心感をもたらすうえでテクノロジーを潜在的に信頼していますが、実際の体験の代わりではなく、あくまでも実際の体験につながる手段としての役割が主であると捉えています。

ブッキング・ドットコムのシニア・バイスプレジデント兼CMO、アルヤン・ダイクは次のように述べています。
「2020年は私たちにとって前例のない年となりました。旅行の規模がパンデミック前のレベルに戻るまでにはまだ時間がかかることが予想されますが、私たちの生活において旅行が必要不可欠かつ恒久的な役割を持っていることを、あらゆる兆候が示しています。理想の旅を思い描いたり計画を立てたりすること、またこれまでに行った旅について思いを馳せたりすることを通して、不確実な時期においても、旅行は世界中の人々に喜びとインスピレーションを与えて続けています。相互理解を深め、遥か遠方の土地を探求したいという人類共通の願望を高める旅行には、世界中の人々に成長・平等・繁栄をもたらす主要な牽引力として、これまで以上に大きな力を持って戻ってくる唯一無二のポテンシャルがあると私は信じています。それまでは、すべての人に世界をより身近に体験できる自由を提供することを企業理念に掲げる弊社としては、旅行者の皆様が世界中で忘れられないような素晴らしい体験ができるよう、どこからでも、どんな端末からでも、最大級の選択肢やお得な料金、そして最上級の使いやすさをご提供するために尽力いたします。」

ブッキング・ドットコムが発表する旅行の未来におけるトレンドの詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.booking.com/articles/category/future-of-travel.html

※本リリースは、文字数制限のため一部抜粋版となります。調査方法を含めた全文はこちらよりご覧いただけます。https://news.booking.com/future-of-travel-lead/

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ブッキング・ドットコムについて
1996年にアムステルダムにて設立。 Booking Holdings Inc.(NASDAQ:BKNG)の一部として、 「すべての人に、 世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に掲げ、 世界中のお客様に思い出に残る体験や効率の良い移動手段、 そしてホテルからバケーションレンタルに至るまで多種多様な宿泊施設への予約をワンストップで提供しています。
企業情報は、 「プレスルーム」をご覧ください。
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