理系院生210名が全国から集結!「理系院生Expo in 東京」開催レポート

理系院生のための就活イベント――「社会に出て研究するのが楽しみになりました」との声も

株式会社アカリク

大学院生のキャリア支援を行う株式会社アカリクは、理系大学院生(修士・博士)を対象とした対面型就活イベント「理系院生Expo in 東京」を開催しました。会場となったTKP市ヶ谷カンファレンスセンターには、全国から210名の大学院生(2027年3月修了予定)と、大学院生の採用に積極的な15社の企業が集まりました。

本イベントは、従来の採用フローでは評価されづらい、大学院生の専門性や課題解決力といった「トランスファラブルスキル(※)」に光を当てることを目的に企画されたものです。

企業による3分間プレゼンテーションと個別ブースでの対話を通じて、学生と企業が「研究経験を活かして働くとは何か」という問いに真正面から向き合う、熱量の高い一日となりました。

※「研究を中心とした様々な活動の中で身に付くことが期待され、研究・開発以外の幅広い業務でも活用できる能力・資質」のこと(文科省・経産省「博⼠⼈材の⺠間企業における活躍促進に向けたガイドブック」より)

当日の様子:企業による3分間プレゼンテーション

イベントは、参加企業による3分間のプレゼンテーションからスタートしました。学生たちは、各社が紹介する事業内容や研究開発の取り組み、キャリアパスの情報に、真剣なまなざしで耳を傾けていました。

200名以上の学生が企業のプレゼンテーションに耳を傾ける様子

この3分間は、学生にとって、どの企業のブースへ足を運ぶかを決めるための重要な判断材料となります。一方の企業にとっても、短い時間で自社の魅力を伝え、印象を残す絶好の機会です。言葉選びやスライド構成にも、各社の工夫が垣間見えました。

真剣な眼差しで内容を聞く参加学生の皆さん

内容を聞きながら熱心にメモを取る姿も見られました

当日の様子:企業の個別ブースセッション

プレゼンテーション後の個別ブースセッションでは、学生と企業担当者との間で活発な対話が行われていました。研究内容やキャリアに関する具体的な質問が飛び交い、学生にとって新たな気づきを得る場となっていました。

各ブースの席数には限りがあり、人気企業の前では順番待ちが発生する場面も。一方で、目当ての企業が満席だったことをきっかけに、これまで認知していなかった企業のブースへ足を運ぶ学生も多く見られました。

そうした偶然の出会いが、業界や職種への理解を広げるきっかけとなり、「知らなかった世界に触れられて視野が広がった」という声も聞かれました。

15社の個別ブースが立ち並ぶ会場

自社製品を展示する企業ブース(株式会社シマノさま)

製品の特長を企業の担当者が直接説明する様子(株式会社シマノさま)

学生も製品の特長や強みに興味津々(株式会社シマノさま)

参加者の声

イベント終了後のアンケートでは、8割以上の参加学生から「満足」との回答が寄せられ、多くのポジティブな声が集まりました。

「自分では出会わないような企業のお話を聞くことができました」(修士1年・数学系)

「対面イベントだったので、採用の温度感などを肌で感じられてよかったです」(博士2年・化学系)

「初めての就活の機会でした。就活の空気感が感じられて良かったです」(博士2年・生物系)

また参加企業からも、ポジティブな声が多く寄せられました。

「これだけ多くの博士・修士学生(そのほとんどが研究職志望)に会えるイベントは他にありません」

「多くの学生と出会い、認知度の向上にもつながりました。今後もぜひ参加したいです」

一方で、想定を大きく上回る学生の来場により、会場がやや窮屈だったとの声もいただきました。今後は、参加人数の予測精度や会場設計を改善し、より快適な運営を目指してまいります。

主催者より(株式会社アカリク)

「大学院での研究経験が、就活では“ガクチカ(※)”のひとつとして扱われてしまう」

大学院生の就職活動において、私たちはそんな声をたびたび耳にしてきました。

高度な専門性や、研究から得られる思考スキル——本来は社会に広く応用可能な“知恵”が、正しく評価されないまま見過ごされてしまうことが、いまだ多くあります。大学院生と企業の間に横たわる非対称な情報の壁は、就職後のミスマッチやキャリア選択の狭まりにもつながりかねません。

アカリクはこれからも、大学院生が自らの強みを理解し、それを活かせるキャリアと出会える機会を提供してまいります。

※「学生時代に力を入れたこと」の略で、就職活動でよく聞かれる質問のひとつ。

開催概要

イベント名

理系院生Expo in 東京

日時

2025年4月26日(土)13:00~17:20

場所

TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(東京都新宿区)

対象

2027年4月に入社可能な理系大学院生(修士・博士)

参加企業

富士通グループ、三菱総合研究所、シマノ、デクセリアルズ、Japan Advanced Semiconductor Manufacturing、富士紡ホールディングス、産業技術総合研究所、アクロクエストテクノロジー、酒井国際特許事務所、トヨタコネクティッド、ルビコン、メイテック、日本電信電話(NTT R&D)、フューチャー、三菱UFJ信託銀行

タイムスケジュール

13:00 - 13:05 イベント説明

13:05 - 13:55 参加企業3分間プレゼン

13:55 - 14:00 ブース移動

14:00 - 17:20 企業個別説明第1~第6ターム

詳細

公式イベントページ(https://acaric.jp/event/detail/466

アカリクについて

会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/
創業 :2006年11月

代表者:代表取締役 山田 諒

所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階

事業内容:

就職情報サイト「アカリク」の運営をはじめ、高度専門人材に特化したダイレクトリクルーティング/人材紹介サービス、分野別イベントの企画運営、大学でのキャリア支援などを行っています。研究者向けのオンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」も提供しています。

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会社概要

株式会社アカリク

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URL
https://acaric.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
電話番号
03-5464-2125
代表者名
山田 諒
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2024年07月