【業務中の預かり物の紛失リスクに関する実態調査】「ヒヤリ」が現場で頻発。お客様の物品を預かる業務で、4割以上が紛失・紛失しかけた経験あり
紛失経験者の43.6%が「弁償が発生」 電子機器や紙資料の管理に課題、現場の6割が負担を実感

■調査サマリー
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お客様から預かる物品として最も多かったのは「紙資料」(46.6%)、次いで「電子機器」(34.0%)
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過去に物品を紛失・紛失しかけた経験がある人は42.6%
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紛失時のトラブルで最も多かったのは「弁償・賠償の発生」(43.6%)
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管理業務に負担を感じている人は全体の60.6%にのぼる
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紛失防止対策を導入したい物品として「高額品」「借用物」「持ち運びが多い物」が上位に挙がった
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:業務でお客様から何らかの物品を預かる機会のある、全国の10代〜60代の男女
有効回答数: 191
調査実施日:2025年5月20日
■調査背景「業務で預かる“あの品”、本当に安心して管理できていますか?」
業務の中で、お客様から物品を一時的に預かる場面は少なくありません。
パソコンや書類、鍵、衣類など、扱う物は業種によってさまざまですが、それらは「なくしてはいけないもの」であることに変わりはありません。
ところが実際には、「どこにあるか分からない」「返却時に見当たらない」など、管理に手間や不安を感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回の調査では、そうした“お客様の物品を預かる”機会のある人々に焦点をあて、紛失リスクや管理の実態について詳しく聞きました。
日々の業務の中で見過ごされがちな物品管理の課題について、あらためて考えるきっかけとなる結果が集まりました。
■調査結果
- お客様の物品、どんなものを預かっている?業務で取り扱うアイテムを調査

まず初めに、業務の中で「お客様からお預かりすることのある物品」について尋ねました。
最も多くの回答が集まったのは、「書類・図面・契約書などの紙資料」で、46.6%の人が該当すると答えました。
契約書や設計図といった紙媒体は、今もなお業務上で預かる機会が多いことがうかがえます。
次に多かったのは、「パソコン・タブレット・スマートフォンなどの電子機器」(34.0%)。
修理やセットアップ、業務支援など、顧客のデジタル端末を扱うシーンは珍しくないようです。
また、「衣類・制服・コスチューム」(24.1%)、「車両(自動車・バイク・自転車など)」(23.0%)、「入館証・IDカード類」(23.0%)など、職種によっては一時的に預かることのある物品も多様です。
そのほか、「工具・機械・器具類」(19.9%)や「鍵類」(13.6%)といった回答も見られ、日々の業務で取り扱われる物品の幅広さがわかります。
少数ながら、「家具・什器」(9.4%)や、自由記述にて保険証・マイナンバーカードといった個人情報を含む貴重品(4.2%)を挙げる声もありました。
このように、お客様の大切な物品を預かる場面は業務の中で少なくなく、その管理には慎重さが求められていることが見えてきました。
- 物品の紛失経験、約4割が「ある」と回答

次に、「お客様からお預かりした物品を過去に紛失した、または紛失しかけた経験があるか」を尋ねました。
その結果、「ある」と回答した人は42.6%となりました。
5人中およそ2人が、実際に紛失やそのリスクに直面したことがあることになります。
一方で「ない」と答えた人は57.4%となり、過半数ではあるものの、現場では少なからず紛失リスクが身近にあることがうかがえます。
物品の種類や業務内容によって事情は異なるものの、「一度はヒヤリとした経験がある」という声も少なくないようです。
- 紛失時の影響、弁償や信頼低下など深刻な事態も

続いて、お客様からお預かりした物品を「紛失した、または紛失しかけた経験がある」と回答した人に対し、その際に起きたトラブルについて聞きました。
最も多かったのは、「弁償や賠償が発生した」で43.6%。
金銭的な責任が実際に発生するケースが一定数あることがわかります。
次いで、「社内で注意・指導を受けた」が38.5%、「顧客との信頼関係に影響が出た」が37.2%となり、物品の紛失が社内外の人間関係にも影響を及ぼしている様子がうかがえます。
そのほか、「業務フローの見直しや改善を行うきっかけになった」が34.6%、「納期やスケジュールに影響が出た」が26.9%、「管理台帳やシステムの不備が露呈した」が16.7%と、業務全体に波及するケースも少なくありません。
- 預かり品の管理は負担?「非常に感じている」が4人に1人

さらに、お客様からの貸し出し品や預かり品の管理について、どの程度負担を感じているかを尋ねました。
「非常に負担を感じている」が24.0%、「多少負担を感じている」が36.6%で合計で6割以上が何らかの負担を感じていることがわかりました。
一方で「あまり負担を感じていない」は15.9%、「全く負担は感じていない」は7.1%と、負担感が少ないという回答はやや少数派となりました。
また、「どちらとも言えない」と答えた人は16.4%で、業務内容や管理体制によって感じ方に差があることもうかがえます。
紛失リスクだけでなく、管理の煩雑さ自体が日常業務の中でストレスや不安の一因となっている現状が見えてきました。
- どんな物品に紛失防止対策を導入したい?優先されるのは「高額」や「借り物」

最後に、紛失防止対策を優先的に導入したいと考える物品の特徴について尋ねました(複数選択可)。
最も多かったのは「高額または再調達が困難な物品」で33.3%。
金銭的な損失や代替の難しさを背景に、特に慎重な管理が求められていることがうかがえます。
続いて、「他社や顧客から借用している物品」(28.4%)、「日常的に持ち運びが発生する物品」(27.3%)という回答が並びました。
外部との信頼関係や移動時の紛失リスクが重視されているようです。
このほかにも、「情報漏洩のリスクがある物品(PC・書類など)」(24.6%)や「使用頻度が低く所在が不明になりやすい物品」(23.0%)、「社内共有・多人数で使用する物品」(21.3%)など、実際の業務環境を反映したさまざまな回答が集まりました。
一方で、「特に優先したい物品はない」と答えた人は12.0%にとどまり、多くの人が何らかの物品に対して対策の必要性を感じていることがわかります。
- まとめ お客様の預かり物、その管理に現場が抱えるリアルな悩み
業務の中でお客様から物品を預かる機会がある方々に調査を行ったところ、扱う物品の種類は多岐にわたり、それぞれに異なる管理の難しさがあることが浮き彫りになりました。
紛失や紛失しかけた経験があるという声も少なくなく、実際に弁償や信頼関係への影響といったトラブルにつながったケースも確認されました。
こうした背景もあってか、多くの方が日々の管理業務に対して何らかの負担を感じていることも明らかになっています。
また、どのような物品に対して優先的に紛失防止対策を講じたいかという問いには、高額な物品や他社・顧客からの借用品、日常的に持ち運ぶものなどが多く挙げられ、重要性の高い物ほど対策ニーズが高まっている傾向が見られました。
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