デル・テクノロジーズ、AIと生成AI戦略を加速させる先進のストレージ機能を発表

当資料は、2023年12月7日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
米国リリース原文:https://www.dell.com/en-us/dt/corporate/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~usa~2023~12~20231207-dell-technologies-storage-advancements-accelerate-ai-and-generative-ai-strategies.htm#/filter-on/Country:en-us

ニュースの概要
・「Dell PowerScale」ストレージ システムが、ストリーミングの読み取りと書き込みで、最大200%のパフォーマンス向上を実現し、AIワークロードのデータのより迅速なアクセスをサポート

・「Dell PowerScale OneFS」ソフトウェアのアップデートにより、データの準備、トレーニング、微調整、推論のためのAIモデリング機能を強化

・「Dell PowerScale」が、初のNVIDIA DGX SuperPOD検証済みイーサネット ストレージ ソリューションに。AIストレージの柔軟性とスピード、使いやすさが向上
・「Dell APEX File Storage for Microsoft Azure」が、AI/MLワークロードをサポートするエンタープライズ クラスのファイル パフォーマンスと機能を提供

2023年12月7日、テキサス州ラウンドロック発:
デル・テクノロジーズは、ストレージ システムの新たな機能強化を発表しました。数々の新しい先進機能とNVIDIA DGX SuperPOD(https://www.nvidia.com/en-us/data-center/dgx-superpod/ ) AIインフラストラクチャーの検証によって、より高速なAIと生成AIのパフォーマンスを実現することを支援します。

デル・テクノロジーズのインフラストラクチャー ソリューションズ グループ(ISG)担当プレジデント、アーサー ルイス(Arthur Lewis)は、次のように述べています。「ストレージのパフォーマンスは、AIと生成AIの導入を成功させる上で重要な要素です。コンピュート集約型アプリケーションのスループットや、拡張性を制限してしまうデータ アクセスのボトルネックを解消することを含め、ストレージのイノベーションにおける限界を常に超えていくために、お客様は、デル・テクノロジーズに信頼を寄せてくださっています。当社は、高速かつ効率的で安全なデータ アクセスを提供し、これらのデータをAIと生成AIの可能性を引き出す金脈に変えることで、このようなお客様のニーズに応えています」。

AIストレージの高パフォーマンスと効率化のニーズに応える
「Dell PowerScale」は、世界で最も柔軟(*1)かつ安全(*2)で効率(*3)に優れたスケールアウト ファイル ストレージ システムで、今回発表した新しい先進機能は、AIと生成AIのパフォーマンス向上に対するお客様のニーズに応えるものです。

「PowerScale OneFS」ソフトウェアの機能強化によって、これまで以上に迅速に、AIモデルの準備、トレーニング、微調整、推論を行うことができます。新しい「PowerScale」オールフラッシュ ストレージ システムは、最新世代の「Dell PowerEdge」サーバーを基盤に、ストリーミングの読み取りと書き込みで、最大2倍のパフォーマンス向上を実現します(*4)。

McLaren Racing社のビジネス テクノロジー担当ディレクター、Dan Keyworth氏は、次のように述べています。「私たちは、17分ごとにエンジニアリング変更を行っていますが、このようなスピードは、すべてのプロセスを支える強力なITインフラストラクチャーなくして実現することはできません。『PowerScale』のおかげで、最先端のAIアプリケーションを活用するとともに、高パフォーマンス ストレージとコンピューティング機能を統合して、成功への勝利の方程式を確立することができています」。

「PowerScale」は、新たにスマート スケールアウト機能も提供します。これによって、単一のコンピュート ノードのパフォーマンスが向上してGPUの使用率が高まり、AIのトレーニング、チェックポイント、推論のストレージ スループットが高速化します。

Enterprise Strategy Group社のプラクティス ディレクター、Scott Sinclair氏は、次のように述べています。「デル・テクノロジーズは、常にお客様を念頭に置き、ファイルおよびオブジェクト ストレージを構築しているので、ユーザーは、AIに対応した基盤でインフラストラクチャーを最新鋭化して、生成AIなどの最も高い集約型ワークロードをサポートすることができます。『PowerScale』の最新のパフォーマンス強化によって、AIモデルのトレーニングと微調整を向上させ、データが置かれている場所に関係なく、スピードと精度を高め、データに基づいて、より質の高いビジネスの意思決定を行うことができます」。

「PowerScale」に対するNVIDIA DGX SuperPODの検証を実施
デル・テクノロジーズとNVIDIA社のコラボレーションを背景に、NVIDIA DGXシステム、「PowerScale」ストレージ、NVIDIA Quantum-2 InfiniBand、Spectrum Ethernet ネットワークの検証済みの組み合わせを活用して、より高速で効率的なストレージを実現します。デル・テクノロジーズのソリューションは、NVIDIA DGX SuperPODで初の検証済みイーサネット ストレージ ソリューションとなる予定です。

「PowerScale」が、NVIDIA社のターンキー データセンター AIインフラストラクチャー ソリューションであるNVIDIA DGX SuperPODの検証済みソリューションになることで、デル・テクノロジーズのネットワーク接続型ストレージを活用して、高い信頼性でAIと生成AIのイニシアチブを促進させることができます。NVIDIA AI Enterprise(https://www.nvidia.com/en-us/data-center/products/ai-enterprise/ )ソフトウェア プラットフォームは、NVIDIA DGX SuperPODに含まれており、安全で安定したフルスタックのAIスーパーコンピューティング ソリューションを提供します。

データの場所に関係なく、あらゆる場所でAIを活用
約87%の企業がマルチクラウド戦略を採用している中(*5)、デル・テクノロジーズは、オンプレミスやエッジ、パブリック クラウドなど、お客様にとって最も価値を発揮する場所で、データ処理を可能にします。

「Dell APEX Storage for Public Cloud」ポートフォリオの最新ソリューションである「APEX File Storage for Microsoft Azure」は、Microsoft Azure環境に、エンタープライズ クラスのファイル パフォーマンスと管理機能を提供します。これによって、Azure OpenAI ServiceやAzure AI Visionといったパフォーマンス集約型のAIアプリケーションや、ML(機械学習)アプリケーションのニーズを容易に満たすことができます。

「APEX File Storage in AWS and Azure」によって、データ アクセスと移動を向上させながら、パブリック クラウドやオンプレミスのデータで、クラウドネイティブなAIと生成AIのワークフローを活用できるようになります。例えば、デル・テクノロジーズとDatabricks社のコラボレーションの拡大を背景に、お客様は、幅広い大規模言語(LLM)モデルから選び、Databricks MosaicMLのライブラリーを使い、「APEX File Storage」に格納している独自のデータで基礎モデルを再トレーニングして、マルチクラウド環境全体に優れた柔軟性を提供することができます。

Databricks社とのコラボレーションは、デル・テクノロジーズのデータ管理エコシステムのパートナーシップをベースに、お客様が行っているAIとアナリティクスの取り組みを支援・促進します。さらに、デル・テクノロジーズが提供を予定しているオープンなモダン データ レイクハウス(https://www.dell.com/en-us/blog/ai-anywhere-on-data-everywhere/ )では、Starburst社のアナリティクス ソフトウェアと、「PowerEdge」サーバーおよび「PowerScale」、「Dell ECSエンタープライズ向けオブジェクト ストレージ」、「Dell ObjectScale」のファイル/オブジェクト ストレージ システムの統合によって、データが置かれている場所に関係なく、インサイトを引き出すことが可能になります。

提供時期について
・「Dell PowerScale OneFS」ソフトウェアの強化機能は、今月から全世界で提供開始の予定です。

・次世代オールフラッシュ「Dell PowerScale」システムと新しいスマート スケールアウト機能は、2024年前半に全世界で提供開始の予定です。

・現在「Dell PowerScale」はNVIDIA DGX SuperPODで検証中で、2024年第1四半期に完了する見込みです。

・「Dell APEX for File Storage for Microsoft Azure」は、2024年前半に全世界で提供開始の予定です。

・「Dell APEX for File Storage」のDatabricksおよびMosaicMLとの統合は、AWSについては現在すでに提供中で、Microsoft Azureについては2024年前半に提供開始の予定です。

・デル・テクノロジーズのオープンなモダン データ レイクハウス ソリューションは、2024年前半に全世界で提供開始の予定です。

*1. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく(2023年2月)
*2. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく - 「Dell PowerScale」と競合製品のサイバーセキュリティー ソフトウェア機能を比較(2023年10月)
*3. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく - 効率性に関連する機能を比較:データ削減、ストレージ容量、データ保護、ハードウェア、スペース、ライフサイクル管理の効率、ENERGY STAR認定構成(2023年6月)
*4. デル・テクノロジーズ予備テストに基づく(2023年10月)。最新世代の「PowerScale」オールフラッシュ ノード(OneFS 9.7)と前世代の「PowerScale」オールフラッシュ ノード(OneFS 9.4)を比較。実際の結果は変動する場合があります。
*5. Flexera社『2023 State of the Cloud Report』


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■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。


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会社概要

URL
https://www.dell.com/ja-jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町一丁目2番1号 Otemachi Oneタワー 17階
電話番号
-
代表者名
大塚俊彦
上場
未上場
資本金
3億円
設立
1989年06月