【M&Aご成約】苦境に立った老舗企業がM&Aを決断 環境技術を次世代へ
株式会社M&A総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐上 峻作) は、この度、株式会社ノアテックと、株式会社福一興業とのM&Aを支援いたしました。

譲渡企業の株式会社ノアテック(以下:ノアテック)は、六価クロムなどの有害物質処理技術を活用した排水処理関連の調査・製品開発を通じて、長年環境保全に貢献してきました。しかし、近年は火力発電所の減少により、主力製品である油系排水処理装置の需要が激減したことで売上が大幅に落ち込み、事業継続が困難な状況に直面していました。会長の有田益二郎氏は、事業と従業員の未来を守るため、M&Aを検討し始めました。
有田氏がM&Aを検討する上で最も重要視したのは、体制を変えずに事業を継続することでした。長年にわたり培ってきた独自技術や主力製品を変わらず提供できること、研究中の製品の発売に協力的であることを条件として掲げていました。また、経営者の人柄や、これまで投じてきた個人資金への配慮も、M&Aを決断する上で大きな要因となりました。
有田氏が掲げた条件を満たす譲受企業を探す中で、株式会社福一興業と出会い、譲渡を決断されました。
譲受企業の株式会社福一興業(以下:福一興業)は、改良土の販売や水道工事を手がけている、社会インフラの整備を担う会社です。今後、有害物質に対する規制強化の打ち手として、ノアテックの持つ高い技術力を活用できるとし、譲り受けを決断されました。
M&A成立後、ノアテックの技術を活かした研究活動がスタートし、年内には新しい排水処理装置のリリースを予定しています。福一興業の福山俊大氏は、「循環型資源や環境インフラといった、社会的に意義のある分野にさらに注力したい」と、今後の展望を語っています。
譲渡企業
会社名 :株式会社ノアテック
業種 :開発・製造業
所在地 :東京都中央区
代表者 :代表取締役 佐藤淳一 氏
譲受企業
会社名 :株式会社福一興業
業種 :建設資材販売・水道工事業
所在地 :東京都練馬区
代表者 :代表取締役 福山俊大 氏
参考
M&A総合研究所ではM&Aを分かりやすく解説した記事を公開しております。
M&Aとは?:https://masouken.com/M&A
事業承継とは ?:https://ma-s.jp/x/qzffn
M&Aを動画で解説:https://www.youtube.com/@masouken
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