西豪州スカボロガス田開発プロジェクト権益取得完了およびJOGMEC参画について
なお、3社はウッドサイドとの間で権益取得のほかにも更なる戦略的提携について合意しています。
■ ウッドサイドとの戦略的提携について(2023年8月合意)
1. 本プロジェクトへの参画
エルエヌジージャパンの子会社であるLJ Scarborough Pty Ltd(以下「LJS」)を通じた、
スカボロガス田開発プロジェクト権益の10%取得および権益相当分のLNG引き取り(最大80万トン/年)
2. LNGの追加引き取り
エルエヌジージャパンを通じた、ウッドサイドからのLNGの追加引取り
3. 新エネルギー分野での協業検討
住友商事および双日による脱炭素・新エネルギー分野での協業検討
今後3社は、ウッドサイドおよびJOGMECと、本プロジェクトを通じて豪州の発展に貢献していくとともに、日本をはじめとするアジアを中心に、低炭素・脱炭素化社会の実現およびエネルギーの安定供給に取り組んでいきます。
■ 本プロジェクトについて
生産ライセンス | WA-61-L、WA-62-L |
パイプラインライセンス | WA-32-PL、TPL/26 |
権益比率(*) (2024年3月26日時点) | Woodside Energy Scarborough Pty Ltd 73.5% Woodside Energy (Australia) Pty Ltd 16.5% LJS 10.0% (*) 株式会社JERAがWoodside Energy (Australia) Pty Ltdから15.1%権益を取得予定。 |
生産開始予定 | 2026年 |
生産量 (ピーク時) | LNG:年間 約800万トン 西豪州向け天然ガス:日量 225 TJ(テラジュール) |
概要 | 本プロジェクトは、豪州北西部沖合約375kmに位置する海底ガス田から採取する天然ガスを海底パイプラインにて陸上の液化施設に輸送し、液化天然ガス(LNG)の生産を行うものです。スカボロガス田の天然ガス性状はCO2含有率が0.1%未満と非常に低いため、本件は生産段階での温室効果ガス排出量が少なく、環境負荷の小さいLNG生産プロジェクトとなります。 今後、3社は本プロジェクトの10%権益保有者としてオペレーターのウッドサイドおよびJOGMECと連携し、本プロジェクトを推進していきます。また、生産開始後は、権益相当分のLNG(最大80万トン/年)を販売していきます。 |
■ ウッドサイド概要
設立 | 1954年 |
本社所在地 | 西豪州パース |
最高経営責任者 | Meg O’Neill |
■ エルエヌジージャパン概要
設立 | 2001年10月 |
本社所在地 | 東京都千代田区 |
代表取締役社長 | 小野島 恭 |
株主構成 | 住友商事50%、双日50% |
事業概要 | ・LNGに関する輸出⼊業務(代⾏業務等) ・LNGガス開発ガス⽥権益投資業務 ・液化事業投資業務 ・LNG船保有・運航業務およびその他天然ガス関連事業 他 |
■ LJS概要
設立 | 2023年7月 |
本社所在地 | 西豪州パース |
株主構成 (2024年3月26日時点) | エルエヌジージャパン 50.1%、JOGMEC 49.9% |
事業概要 | スカボロプロジェクトの開発・生産・販売、およびそれに付帯する業務 |
【関連ニュース】
2023 年 8 月 8 日
「双日、持分法適用会社エルエヌジージャパンを通じ豪州北西部沖合海底ガス田開発プロジェクト参画、およびWoodside社との新エネルギーの協業に向けた覚書締結」
https://www.sojitz.com/jp/news/article/20230808.html
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