【兵庫県川西市2024】公園で育った台場クヌギの剪定枝を一庫炭(菊炭)へ
市特産「一庫炭(菊炭)」でお茶をたてる
兵庫県川西市のキセラ川西せせらぎ公園内に、市特産品である「一庫炭(菊炭)」の原材料になる「台場クヌギ」がある。今回、森林ボランティア団体「菊炭友の会」と川西市茶道協会の協力のもと、台場クヌギの剪定枝を一庫炭(菊炭)として活用し、その炭でお茶をたてるお茶会が開催された。
キセラ川西せせらぎ公園の台場クヌギとクヌギは、平成29年のキセラ川西移植プロジェクトにより、黒川地区から寄贈され移植されたものである。台場クヌギは、2~3mの高さで伐採を繰り返すため、何十年もかけて、ずんぐりとした幹へと形を変える独特な見た目をした樹木である。
今回の取組は、公園内で育った台場クヌギが菊炭になるのを市民に知ってもらうことで、キセラ川西せせらぎ公園に愛着を持ってもらうとともに、里山の魅力発信と公園樹木の維持管理が連動することを目的に開催。
また、3月9日には、川西市茶道協会の協力で、公園産の一庫炭(菊炭)で実際にお茶をたて、公園の利活用について話し合う「キセラ★カフェ」の参加者に振舞われた。
参加者は、「菊炭が市の特産品で、お茶会などで使用される高級炭だということは知っていたが、実際のお茶会の席で使用されているものを初めて見た。ただ単に剪定した枝を処分するのではなく、新たに菊炭として生まれ変わらせる今回の取り組みは大変すばらしいと思う」などと話した。
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