イトーキ9製品が「2021年度グッドデザイン賞」受賞

株式会社イトーキ

株式会社イトーキ(本社:東京都中央区 社長:平井嘉朗)は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2021年度グッドデザイン賞で9件受賞し、このうち特に高く評価された「グッドデザイン・ベスト100」には、ミーティングチェア「crossa(クロッサチェア)」が選出されましたことをお知らせします。

ミーティングチェア「crossa(クロッサチェア)」

 

 


【受賞内容について】

  • グッドデザイン・ベスト100

crossa(クロッサチェア)

ダイニングチェアのような佇まいで場の可能性を拡げる折りたたみチェア。
カジュアルな内装のオフィス空間に合うプレーンで親しみやすいスタイリングと、空間を多用途に利用するための機動性と収納の為の折りたたみネスティング機能を併せ持ったミーティングチェア。

(審査員コメント)
まずは折り畳み用に見えないというのがこの椅子の第一印象である。多くの折り畳み式のオフィス用の椅子はどこか既視感があり、折り畳み椅子の持つチープな部分を感じることが多い。それは多くの椅子が、既にある折り畳みの構造をベースにデザインを始めているからかもしれない。しかしこの椅子の畳まれ方は非常にオリジナリティがあり、既視感を感じさせない。また絶妙なバランスで自立できるアイデアにも脱帽である。オフィス家具の新たな視点を感じる。

製品ページ:https://www.itoki.jp/products/mchair/crossa/
 

  • グッドデザイン賞
nort(ノートチェア)

多様な働き方と場所にフィットするタスクチェア。働き方が多様になり、働く場にはワーカーのパフォーマンスを発揮させる設えと、居心地の良さが求められるようになっている。ノートチェアはデバイスに合わせて使いやすいアームレストをはじめとした機能性と、オフィストレンドに合わせやすいデザイン性を兼ね備えたタスクチェアを目指した。

(審査員コメント)
多様な働き方と場所にフィットするタスクチェア。デバイスに合わせて感覚的に調整できるアームレストを備え、長時間作業時の身体へのストレス軽減への対応策としている。また、働く場、空間の居心地や快適性を重要視し、タスクチェアをカジュアルな印象に一新しようという試みもある。風合いあるテクスチャードメッシュの立体縫製・ロボット溶着の使用によって、背のフレーム全体をメッシュで覆い、肌触りも雰囲気も優しいタクスチェアになっている。

製品ページ:https://www.itoki.jp/products/chair/nort/


FlowLounge(フロウラウンジ)シンボルツリーファニチャー

FlowLoungeはリラックスを促す「Garden(庭)」をデザインモチーフとし、自然と人が集うその居心地よさをオフィスの中に持ち込みました。このシンボルツリーファニチャーは緑を中心に快適な人の集う場をつくり、おにぎり形状が交流と集中の使い分けを促します。また高さの違いで様々なコミュニケーションスタイルに対応します。

(審査員コメント)
フロウラウンジ シンボルツリーファニチャーはオフィス内での快適性、生産性を向上させる緑視率を高めるバイオフィリックデザインを取り入れたファニチャーシリーズである。 高さの違う柔らかな三角の造形と、真ん中に置かれるシンボルとなるグリーンが、緩やかな開放感を促し、自然と人との繋がり、活発なコミュニケーションが生まれることがうかがえる。 特に評価された部分は、バイオフィリックデザインの採用が多い昨今、フェイクグリーンではなく「本物の植物を置ける家具」として企画からこだわり、素材の検証を経てデザインされている点である。

製品ページ:https://www.itoki.jp/products/creativework/flowlounge/

hover(ホバーテーブル)

様々な空間にフィットするスタンダードテーブルシリーズ。オフィスの様々な空間に馴染む意匠に使い易い機能を兼ね備えたテーブルです。出入りのしやすい薄型脚に低床キャスターによる可動性を持たせました。天板折りたたみ機能で収納性を高め、柔軟なレイアウト変更に対応します。豊富なバリエーションがワーカーの様々な活動を支えます。

(審査員コメント)
働く空間に、居心地良いカフェやダイニングにある、少人数で集まれる程よいサイズ感のミィーティングテーブルがあるといい。加えて、折り畳み機能やキャスター機能が付いていたら移動や収納時にはとても便利だろう。求めるものを組み合わせるというシンプルな考えに、操作性とロック機構を再度検証し、感覚的な使い易さが検討されアップデートさせている。本物のカフェでも使いたいと思うのではないか。オフィスメーカーが得意とする機能技術が活かされている。

製品ページ:https://www.itoki.jp/products/table/hover/

akimiru(アキミル)

オフィスにおいて空席探しの無駄な時間をなくすための在席管理システム。「空き」「使用中」の状態を、設置された電池/電源不要の在席表示スイッチを切り替えるだけでリアルタイムに在席情報を送信。離れた場所からでもスマートフォンやサイネージで簡単に確認できるようになります。
 
(審査員コメント)
会議室の空席管理システムのIoTデバイスとソフトウェアの融合。単純な物理サインなので利用者が新しいツールを覚える必要がなく間違いようがないように設計されている。いつも通りのサインとしてユーザーは使えば良く、ソフトウェアを利用する人にとっては遠くからでも会議室の空き状況がわかる、自然なUXが特徴だ。もちろんIoTデバイスとして機能していない時も通常の物理的なサインとして十分に機能する。様々なIoTデバイスの中でも機能的統合が美しい好例である。

製品ページ: https://www.itoki.jp/special/akimiru/

LEONIS(レオニスチェア)

現代の役員に相応しいしなやかさと機能性のバランスを追求したエグゼクティブチェア。LEONISは、今の役員の働き方を見つめ直し、ICTデバイスに対応したしなやかな重厚感と、役員業務に必要な機能性のバランスを意識してデザインされたエグゼクティブチェアです。

(審査員コメント)
椅子は時代ごとの人間の立ち振る舞いと関連性があるという。レオニスからは、現代の役員は心身ともにケアを怠らず、ICT デバイスを持ち歩き、常にアクティブ、という人物像が想像される。
クラフトマンシップの象徴である上質レザーと正確なステッチ、アルミフレームの磨きとのマッチングがモダンデザインの印象である。素材はかつての定番であるが、スリムなフォルムは上品な曲線と相まってしなやかな印象。従来の重厚なエグゼクティブチェアとは掛け離れたスマートなデザインで好感を持った。レオニスは女性も好むホワイトレザーをラインナップしていることも現代の役員像との関連性が感じられた。

製品ページ: https://www.itoki.jp/products/chair/leonis/

荷物トレイSL(脱衣カゴ)

清掃性と安全性、空間に馴染むデザイン性を高めた診察室向け荷物置き。患者や医療関係者のため、清掃性と安全性に配慮し、シームレスで凹凸が少なく、荷物の扱い易い高さを考慮し、杖・傘を立て掛けられる仕様としました。またシンプルなデザインとする事で、診察室だけではなく様々な医療空間で利用することができます。

(審査員コメント)
診察室に置かれる脱衣かごの進化系。取り忘れがなぜ起こるのかなど、診察室で起こる問題について、人の行為をよく観察している。そこから生まれたデザイン性である浅いトレイ、拭き取りやすい形状、傘や杖が立てかけられる窪みなどには、説得力がある。また、シンプル・ミニマルで清潔感のあるデザインは、このジャンルのニュースタンダードを思わせる。

 製品ページ: https://www.itoki.jp/products/medi/luggage-sl/

pulizea(プリーゼア)

スムーズな診療行為と清掃作業のサポートを目的とした患者用チェア。病院の診療室など医療施設での使用に特化し、看護師や介助者による操作性、背もたれや肘かけまでシームレスに繋がるシートの清掃性や、患者の立ち座り時の安定性など、医療施設特有の要件を高い次元で実現した。また、全体を清潔感ある明快なフォルムにまとめ上げた。

(審査員コメント)
先ず、患者の診察専用の椅子ということで、そのために従来の回転いすなどにはない機能を良く企画に盛り込み反映させている点が素晴らしい。患者目線では、立ち座りに必要な手すりと安定性と安心感のある広い座面。看護師目線では、回転のロック解除や昇降のしやすさ、全面消毒のしやすさなど、ユーザーを分けた配慮ができている。デザインもシンプル、ミニマルでこの分野のスタンダード化に成功している。

製品ページ:https://www.itoki.jp/products/medi/pulizea/

regano(レガーノ)

患者と医師が自然と向き合える診察用デスク。患者と医師が対話をしやすい診察環境を実現するため患者や車椅子と干渉しにくい薄型ショート脚と凹型天板形状で診断記録時も少ない視野角で会話を実現させます。凹凸や隙間・埃溜まりを極力無くしたフラットデザインで清潔感あるデザイン性と高い清掃性を両立しました。

(審査員コメント)
医者と患者が向き合う診察という行為は、オフィステーブルの転用では円滑にできない点を出発点にしているところが素晴らしい。医者とPCの角度、患者とPCの角度、医者と患者の角度が無理なく行為に反映できるようにテーブルの形でアフォードしている点が評価された。またエッジの処理がラウンド形状になっていて安全性が視覚的にも担保されている点も評価された。

製品ページ:https://www.itoki.jp/products/medi/regano/


【グッドデザイン賞について】
1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザインの評価・推奨の仕組みです。デザイン賞です。有形無形を問わず様々な物事を、デザインだけではなくプロセス、思想、意義などを総合的に評価し、審査委員会により特に高い評価を得た100件が、「グッドデザイン・ベスト100」として選定されます。
「グッドデザイン賞」公式サイト:https://www.g-mark.org/
イトーキのグッドデザイン賞 受賞履歴:https://www.itoki.jp/gda/

【イトーキのワークプレイス事業について】
株式会社イトーキは、1890年の創業以来、ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具、物流機器、ICT・映像音響機器、建材内装設備など幅広いラインアップでさまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしてきました。コロナショック以降は働く空間全体を「働く環境」と捉え、ワーカーが“集合して働く”環境づくりのための製品・サービスのほか、在宅ワークや家庭学習のための家庭用家具などの“分散して働く”環境を支える商品、さらに企業の働き方戦略や働く環境整備のためのサーベイやコンサルティングサービスなどトータルで提供することで、あらゆる空間における「働く環境」づくりを支援しています。

【本リリースへのお問い合わせ先】
株式会社イトーキ 商品開発本部 古川 TEL 03-6204-2343 

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インテリア・家具・収納
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会社概要

株式会社イトーキ

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URL
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業種
製造業
本社所在地
東京都中央区日本橋2-5-1
電話番号
-
代表者名
湊 宏司
上場
東証プライム
資本金
-
設立
1950年04月