"育児の早期教育" 中学生が「育児のリアル」をAI動画で体験、藤本美貴さん・てぃ先生も共感した「赤ちゃん川柳」で社会へ提言

~ピジョン「赤ちゃんを知る授業」特別版を実施。公共交通機関などで中学生作の川柳を掲出開始~

ピジョン株式会社

ピジョン株式会社(本社:東京都、社長: 矢野 亮)は、「赤ちゃんにやさしい未来」を実現するために、社会全体で育児を考え、赤ちゃんにやさしい行動に繋げる取り組みとして、赤ちゃんと育児に関する"早期教育"「赤ちゃんを知る授業―赤ちゃんにやさしい未来のために―(以下略:赤ちゃんを知る授業)」を日本全国の中学生に向けて提供しています。

その一環として、2025年10月・11月にかえつ有明中学校(東京都江東区)にて「赤ちゃんを知る授業」特別版出前授業を実施しました。 本授業では、中学生が赤ちゃんの特徴や育児を学び、最新の「AI動画」を用いて親が外出中に感じるリアルな“ドキドキ”を疑似体験。そこから得た気づきを「赤ちゃん川柳」として制作しました。11月11日の発表会には藤本美貴さん、てぃ先生が登壇し、中学生たちが制作した川柳を一緒に見ながら、育児経験や知見を語り合いました。完成した川柳は、本プロジェクトの集大成として、地域への啓発を目的に周辺の駅や商業施設での掲出を開始しました。育児への理解と共感を社会に広げる実践的な取り組みとなりました。

「赤ちゃん川柳」発表会(11/11実施)
出前授業(10/14・16実施)
「赤ちゃん川柳」地域掲出(11/18~)

【取組のポイント】

·  教育×最新技術:「電車の中で赤ちゃんが泣き止まない」「エレベーターが満員でベビーカーが乗れない」等の育児の“ドキドキ”の瞬間を「AI動画」で中学生が疑似体験。

·  広がる共感: 藤本美貴さん、てぃ先生が「赤ちゃん川柳」発表会に参加。中学生の詠んだ川柳を大絶賛。

·  社会への発信:「赤ちゃん川柳」がゆりかもめの一部駅や商業施設に掲出され、地域社会へメッセージを発信。

■「赤ちゃんを知る授業」実施の背景とこれまでの実績

核家族化や少子化により、赤ちゃんや子育て中のママ・パパが身近におらず育児に触れる機会が少ないまま大人になる子どもが増えています。そういった子どもたちは育児の実態や赤ちゃんに対する理解が乏しいことが想定され、社会全体における育児に対する理解不足に繋がっていると考えられます。「赤ちゃんを知る授業」は今後の未来を創る世代に育児に関する”早期教育”を提供し、育児への関心と理解を深めることで、社会全体で育児を支える環境づくりをサポートする取り組みです。

 2021年9月の開始以来、これまでに全国の約500校、約41,000名 [1]の生徒に提供され、今年度も約150校での実施を予定しています。これまで全国で授業を受けた生徒に行ったアンケートでは、授業を受けたほぼすべて(95.9%)の生徒が、赤ちゃんを育てるためには周りの人の協力が必要だと認識したことがわかりました。 

[1] 2025年3月末までの延べ数となります。

■調査データ

2025年にピジョンが実施した育児意識調査[2]では、0~3歳のお子さまと外出する際に「不安」や「焦り」を感じるママ・パパが多く、特に「周囲に迷惑をかけるのではないか」という懸念が最大の要因となっていました。

具体的には、公共の場所のうち「電車」(62.9%)、「カフェ・レストラン」(50.7%)、「スーパーマーケット」(42.4%)で不安を感じやすく、困りごととしては「子どもが泣き止まない」(54.4%)、「荷物の多さ」(40.5%)、「ベビーカーの利用が難しい」(32.5%)などが挙げられています。

さらに、育児について「地域や社会でさらなる理解が必要だと思いますか」という問いに対しては、「必要だと思う」「どちらかといえば必要だと思う」と回答した人が合計で89.4%に上り、育児環境の改善には社会全体の理解とやさしさが不可欠であることが明らかになりました。

[2] ピジョン調べ

■中学生が「自分ごと」として捉える3つのステップ 特別版出前授業の実施レポート

こうした課題に対し、今年は、既存の「赤ちゃんを知る授業」をさらに発展させた「特別版」を同校で実施しました。

1.出前授業|育児のリアルを“知り・感じ・考える”

育児の“ドキドキ”をAI動画と体で体験: 10月の授業では、赤ちゃんの特徴や育児を講義を通じて学び、妊婦ジャケット着用 や赤ちゃん人形の抱っこ体験に加え、調査データを基に生成された「AI動画」を活用。電車内で泣き止まない赤ちゃんや、エレベーターにベビーカーで乗れない焦りなど、ママ・パパが外出時に感じるリアルな“ドキドキ”を臨場感ある映像で見ることで、「自分ならどう感じるか」「その状況で何ができるか」を主体的に考えるきっかけを提供しました。命の尊さや育児の大変さへの理解を深める機会となりました。

生徒は、その学びをもとに、“赤ちゃん目線”で社会に伝えたい想いを「赤ちゃん川柳」として制作しました。生徒からは「授業を受けて、妊婦さんの気持ちを知ることができたので、勇気を出して赤ちゃんやママパパへやさしい行動に挑戦してみようかなって思えました。」といったコメントもありました。

妊婦体験
赤ちゃん川柳を考えるワーク

2.発表会|社会に“伝える”

ゲストと語る「赤ちゃん川柳」発表会:11月11日の発表会では、学びを凝縮した「赤ちゃん川柳」を生徒が発表。ゲストに藤本美貴さん、てぃ先生を招き、育児経験や知見をお話していただきました。

受講した中学3年の6クラスから代表者が作品1点ずつを発表。川柳には、赤ちゃんの気持ちに寄り添う視点や、育児中のママ・パパへの思いやりのメッセージが込められており、会場は生徒の言葉に静かに耳を傾ける、温かな空気に包まれました。

「赤ちゃん川柳」発表会

・藤本美貴さん×てぃ先生が中学生の感性を称賛

代表川柳「思いやり 小さき頃の 恩返し」を作成した生徒は「自分たちは赤ちゃんの頃から多くの人のやさしさに支えられてきたので、そのやさしさへの感謝を忘れたくないと思い作りました」と語り、作品に込めた意図を説明しました。

てぃ先生は「泣いてても 笑って見守る それだけで」という生徒の作品に触れ、「笑顔で見守るだけで親御さんは安心する。さらに言うと、“かわいい”と声に出してくれるとママ・パパは嬉しいし、周囲もやさしい空間になる」と、中学生の鋭い視点とやさしさを絶賛。藤本さんも「電車で子どもが泣き止まないと、どうしても『申し訳ない』と感じてしまう」と自身の経験を吐露し、「そんな時、生徒たちが詠んだような『ちょっとした声がけ』があるだけで救われる」と深く共感しました。

トークセッションでは、ピジョン株式会社コーポレートブランディンググループの半澤ふみ江も交え、「赤ちゃんにやさしい未来」や育児を取り巻く課題や周囲のサポートの重要性について、教育・育児・企業の立場から意見を交わしました。二人は、中学生の頃から育児のリアルを学ぶ本授業は、「中学生という多感な時期に育児について『知る・想像する』機会となり、将来の社会を変える素晴らしいきっかけになる」と、次世代の「育児の早期教育」に強い期待を寄せました。

3.川柳掲出|“赤ちゃんにやさしい行動”を社会へ広げる啓発活動へ

生徒の言葉が街を変える:11月18日より、授業の集大成として、生徒が制作した「赤ちゃん川柳」が、地域社会へのメッセージとして、以下の掲示板や公共スペースに順次掲出されています。中学生の純粋な言葉が、赤ちゃんや育児への理解を深め、社会全体の「赤ちゃんにやさしい行動」へとつなげます。

<主な掲出場所>

公共交通機関

ゆりかもめの一部駅、東京メトロ有楽町線(豊洲駅、新木場駅、辰巳駅)、東京メトロ東西線(木場駅、門前仲町駅)、東京メトロ半蔵門線(住吉駅、清澄白河駅、錦糸町駅)

公共施設

東雲図書館、有明こども図書館、こどもプラザ図書館、東陽図書館、城東図書館、亀戸図書館、砂町図書館、墨東病院

商業施設

東京イースト21、オーケー東雲店、ダイエー 豊洲店、オーケー お台場店

■ “育児を知る”から“社会へ発信する”までの実体験

今回の特別版「赤ちゃんを知る授業」は、育児の実態を「知る」ことから、その気づきを「伝える」、そして社会へ「広げる」という一連のプロセスを通じて、中学生が社会課題を“自分ごと”として捉える次世代への“早期教育”を実現し、社会全体で育児を支える環境づくりの実践へつなげました。

生徒からは「赤ちゃんの気持ちを考えることで、自分の行動を見直すきっかけになった」「川柳を通じて社会に伝えられることが嬉しかった」といった声が寄せられています。

また、本取組は教育現場や地域社会からも高い評価を得ています。かえつ有明中・高等学校の吉井先生は、「生徒が社会とつながる実感を得る貴重な機会になった」とコメント。

 地域掲出先の担当者からも「中学生の視点での川柳は、地域の人々にも響き、赤ちゃんへのやさしい行動のきっかけになる」とのコメントが寄せられました。

かえつ有明中・高等学校の吉井小鈴(よしい こりん)先生コメント

吉井小鈴先生

少子化の影響で、赤ちゃんと直接かかわる機会の少ない生徒も多い中、赤ちゃん人形の抱っこや妊婦体験、講義などを通じて、生徒たちは赤ちゃんや育児について理解を深めることができました。さらに、AI動画により、子育て中の親が直面する困難な場面を疑似体験することで、育児の実態をよりリアルに感じることができました。今回の授業から地域への掲出までの一連の取り組みは、生徒たちにとって社会へ踏み出す良いきっかけとなり、共感力を育み、社会に貢献していく姿勢を養う貴重な機会となりました。

ピジョン株式会社 経営戦略本部 ブランドデザイン部  半澤ふみ江(はんざわ ふみえ)コメント

ピジョン株式会社 半澤ふみ江

ピジョンは「赤ちゃんを知る授業」を今後の未来を創る世代に提供することを通じ、赤ちゃんへの興味関心を高めてもらうとともに、ママ・パパのリアルな育児のお困りごとを知ってもらい、社会の一員として自分にできる手助けを考えることが、赤ちゃんにやさしい行動につながり、ひいては赤ちゃんにやさしい社会の実現につながると考えています。育児をママ・パパが一人で背負うことなく気軽に相談や助け合いができる、社会になるとよいと思います。

ピジョンは今後も、未来を担う子どもたちが赤ちゃんや育児に対して理解を深め、社会全体で育児を支える環境づくりに貢献できるよう、引き続き全国の中学校で「赤ちゃんを知る授業」を展開していく予定です。

 

「赤ちゃんを知る授業」の詳細は以下のURLより公式HP、紹介ムービーをご覧ください。

<公式HP>https://www.pigeon.co.jp/vision-of-a-baby-friendly-future/lesson_about_babies/

<紹介ムービー>

ピジョン株式会社

ピジョン株式会社

ピジョンは、育児用品をはじめ、マタニティ用品・介護用品・保育サービスなどを手掛けるブランドです。
60年以上に亘る研究に基づき、製品やサービスを提供することによって、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にしたいと考えています。
ピジョンは、赤ちゃんが生まれながらに持つ素晴らしい力を育み、すべての赤ちゃんがありのままに輝ける世界の創造を目指していきます。

赤ちゃんにやさしい未来に向けた世界中に広がる私たちの取り組みを下記でご紹介しています。
https://www.pigeon.co.jp/vision-of-a-baby-friendly-future/

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会社概要

ピジョン株式会社

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URL
https://www.pigeon.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都中央区日本橋久松町4-4
電話番号
03-3661-4188
代表者名
矢野 亮
上場
東証1部
資本金
51億9959万円
設立
1957年08月