ERPC、Solana RPC 共有エンドポイントを7拠点で一斉パフォーマンスアップグレード。Geyser gRPC と Shredstream の安定性と低レイテンシを大幅強化

Solanaの共有エンドポイントについて大規模なパフォーマンスアップグレードを実施。ノード増強やパフォーマンス設定の見直し、全プロキシの調整、スレッドのアクティブ化と並列処理効率の改善

ELSOUL LABO B.V.

ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役CEO:川崎文武)とValidators DAOは、Solanaの共有エンドポイントについて大規模なパフォーマンスアップグレードを実施しました。

対象は Frankfurt、Amsterdam、London、New York、Chicago、Tokyo、Singapore の7拠点で、ノード増強やパフォーマンス設定の見直し、全プロキシの調整、Shredsにおけるスレッドのアクティブ化と並列処理効率の改善を行いました。

これにより、ピーク時でも安定した低レイテンシと高スループットを実現し、とりわけ Geyser gRPC と Shredstream において大幅な性能向上が確認されています。

価格、仕様、レート制限、認証方式に変更はありません。既存の接続設定のまま、改善の恩恵をそのままお使いいただけます。

いつもご利用いただきありがとうございます。

背景と狙い

共有エンドポイントは、ここ数週間で利用が急増し、ピーク帯の処理負荷やレイテンシ上昇を観測していました。私達はこれを解消するため、ノードの増強や処理系の調整を行い、これまで積み上げてきた研究成果も全面的に反映しました。単なる遅延軽減にとどまらず、これまで以上に滑らかで安定したレスポンスを提供できるよう改善しています。ぜひ今回のアップグレードをご体感ください。

ERPCの特長

ERPCは、Solana専用に設計された高性能RPC基盤です。ゼロ距離志向の設計によって外部ネットワーク往復を最小限に抑え、安定した高速レスポンスを提供します。日常的なデータ取得やトランザクション送信に最適です。

gRPCの特長

Geyser gRPCは、Solanaのアカウント変更や取引イベントをリアルタイムに受け取れるストリーミング方式です。

今回のアップグレードでは、最高クロックの専用Shreds Forwarder を新設し、RPCおよびgRPCの最新ブロック取得アシストを強化しました。これにより、これまで以上にブロックタイムに近いデータ取得が可能となり、同時に安定性と低レイテンシも大幅に向上しています。

さらに、接続管理と配信効率も改善され、長時間の連続利用でも接続が安定。リトライや再同期の必要性が減り、取引監視やイベント追跡といったユースケースにおいて、一層安心してご利用いただけます。

Shredstreamの特長

Shredstreamは、板更新やブロック内イベントを最短経路で受信できる超高速ストリームです。

Geyser gRPCで配信される前段階のデータを受信できるため、「可能性の検知」にShredstreamを使い、「確定情報の確認」にGeyser gRPCを使うという組み合わせが多くのユーザーに支持されています。

これは、Shredsがエラー補正や整合性処理を行う前の生データを配信するのに対し、Geyser gRPCは補正後のより完全な情報を配信するためです。したがって、Shredsは最速、gRPCはより信頼性の高いリアルタイムストリームという位置づけになります。

今回の改善ではスレッドをよりアクティブに活用し、並列処理効率を向上。その結果、リアルタイムの安定性が増し、スパイク時でも途切れや取りこぼしを抑制できます。

Bundleがお得な理由

これまで多くのお客様から「gRPCとShredsの両方を試したいが、プランが分かれていて気軽に試せない」という声をいただいてきました。そこで導入したのが Bundleプラン です。

検知にShreds、判断にgRPC。この使い分けは多くのユーザーにとって有効な方法ですが、従来は別々のプラン契約が必要でした。

Bundleなら、RPC、gRPC、Shredsを一つにまとめて利用でき、gRPCを本番で使いながらShredsの速さも同時に検証できます。さらにERPCトークンをお得に入手できる特典も付いており、コスト効率と柔軟性の両立が可能です。

Bundleプランはすでに多くのお客様に選ばれ、実運用と検証を両立する最適解として定着しつつあります。ぜひこの機会にご活用ください。詳細はValidators DAO公式Discordにてご相談いただけます。

ERPCが解決する課題

私達は以下の課題を解決するため、専用のSolanaインフラとゼロ距離志向のネットワークを構築しています。

  • 一般的なRPC環境で発生しがちなトランザクション失敗やレイテンシ変動

  • 多くのインフラプロバイダーによる性能制限

  • ネットワーク距離が通信品質に与える影響の大きさ

  • 小規模プロジェクトほど高品質インフラへアクセスしづらい状況

今後について

ERPCはこれまで多くのプロジェクトに支えられながら進化を続けてきました。私達は今後も研究開発と現場検証を重ね、プラットフォームを日々進化させていきます。

常に最高の性能と安定性を提供し、すべてのSolanaプロジェクトに貢献してまいります。

ぜひ今回のアップグレードをご体感ください。引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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会社概要

ELSOUL LABO B.V.

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URL
https://labo.elsoul.nl/ja/
業種
情報通信
本社所在地
Joop Geesinkweg 501 ,AMSTERDAM-DUIVENDRECHT, Amsterdam, Noord-Holland, 1114AB, NL
電話番号
316-8722-8310
代表者名
川崎文武
上場
未上場
資本金
140万円
設立
2020年09月