【「IOWN構想」実現に向けた人財育成を本格始動】ステークホルダーとの融合拠点「AKKODiS IOWN FUSION BASE」テープカットセレモニーを開催

- NTTドコモビジネスと連携した触覚伝送デバイスのデモンストレーションを実施 -

AKKODiSコンサルティング

世界30ヵ国でデジタルとエンジアリングを核としてスマートインダストリー領域をリードするAKKODiSの日本法人で、現場変革の力とデジタル技術により企業の生産性向上とAIトランスフォーメーションの実現を支援するAKKODiSコンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川崎 健一郎、「以下、AKKODiS」)は、2025年6月27日、本社内に「IOWNⓇ構想(※1)」の研修拠点として「AKKODiS IOWN FUSION BASE(アコーディス アイオン フュージョン ベース)」の開設を記念し、テープカットセレモニーを開催しました。施設を初披露したほか、IOWN構想の実現・普及を目指す国際的な団体「IOWN GLOBAL FORUM™ (以下、IOWN GF)」のPresident and Chairpersonの川添雄彦氏による講演、NTTドコモビジネス株式会社(旧NTTコミュニケーションズ株式会社、以下、NTTドコモビジネス)本社内にある「OPEN HUB Park(※2)」と連携した触覚伝送デバイスのデモンストレーションを実施しました。

AKKODiSコンサルティング株式会社 代表取締役社長 川崎 健一郎 
「『AKKODiS IOWN FUSION BASE』が果たす役割


 冒頭の挨拶で、代表取締役社長の川崎 健一郎はAKKODiSのグローバルでの展開や国内での経営戦略について説明した後、「AKKODiS IOWN FUSION BASE」の概要、IOWNに関わる人財育成支援への取り組みについて説明しました。


「IOWN構想に関する取り組みとして、2024年1月に社内でIOWN推進室の立ち上げを行い、3月にIOWN GFのスポンサーメンバーとして参画しました。この新たな技術を世界へ展開するには、IOWNを理解した人財を多く世界に輩出していくことが重要だと捉え、研修領域にフォーカス。24年7月にはIOWN構想基礎研修の第1弾となるカリキュラムをリリースし、さらに、25年4月にはNTTドコモビジネスの監修のもと、『IOWN構想基礎研修2.0』としてアップデートを行い、マーケットに展開しています。そして本日、『AKKODiS IOWN FUSION BASE』の開設を発表することができ、大変うれしく感じています」と、これまでの経緯を説明しました。

 そして、「AKKODiS IOWN FUSION BASE」について、「新たな価値が生まれる場として期待しています。人や組織、事業や知見が融合し繋がることで『新しいビジネスモデル』や『新たな価値』を生み出す、そのBASEとして位置づけています。なかでも、我々の役割は、人財育成、ユースケースの創出、グローバルへの展開です」と新たな価値創出への意欲を示しました。

続いて、IOWN GFのPresident and Chairpersonの川添 雄彦 氏が登壇し、IOWN構想について次のように話しました。

IOWN GLOBAL FORUM™ President and Chairperson 川添 雄彦 氏 
IOWN技術が目指す新たな価値」

 「IOWN構想は2019年5月にNTTが発表したもので、現在ではIOWN GFに約165の企業・団体が参加する国際的な取り組みへと発展しています。構想の背景には、日本が『ジャパンクオリティ』と称されていた『質の論理』の時代から、現在の『数の論理』——バーチャル空間、半導体、SNS、AIといった領域におけるグローバル競争へと移行した現実があります。インターネットの限界が見え始めた今こそ、『数』だけでなく『価値』が重視されるべき時代になっていると考えています。そして、この『価値の論理』を支える新たな基盤として、IOWN構想を発表しました。
この構想は、データセンターの分散、医療現場での遠隔手術、建設業界における重機の遠隔操作、さらにはサイバー防御といった多様な領域において変革をもたらす可能性を秘めています。特に医療分野では、AIによる診断支援や手術ロボットの遠隔操作によって、医師と患者が物理的な距離を超えてつながる新しい医療体験が実現されると期待しています。
また、サイバー攻撃にAIが用いられる時代に突入しており、守る側もAIを駆使したセキュリティ対策とスキルの向上が急務です。こうした領域でもIOWNの技術は大きな可能性を持っており、新しい挑戦ができると信じています。ぜひAKKODiSのお力を借りたいと考えています。いまの若い世代は、生まれたときからインターネットが当たり前にある世界で育ってきました。そんな世代だからこそ、その               
次に来る技術としてIOWNを知っていただきたい」と、説明しました。

その後、IOWN GFの川添氏、同 Contents Review Task Force Leader の駒井 裕 氏、同 Board of Directors  Alternate 荒金 陽助 氏、AKKODiSの川崎、同 取締役兼Chief Operating Officerの伊佐俊紀、同 執行役員兼Prime Account本部本部長の脇 一智によるテープカットが行われました。

              
【「IOWN」デモンストレーションで触覚伝送技術を体感】

続いて「低遅延・大容量通信技術」のデモンストレーションを実施。会場となった本社(港区・芝浦)と、NTTドコモビジネス本社のある千代田区大手町プレイスウエストタワーの「OPEN HUB Park」を大画面で繋ぎ、「IOWN」による低遅延・大容量通信技術を披露しました。
IOWN構想基礎研修の講師を務めるAKKODiSの渡邉和樹が登壇し、大画面の前にデバイスを乗せた台を置き、「こちらに振動情報をのせてお届けしたい」として、と川崎を招きました。
そして、川崎がデバイスに手を乗せると、画面の向こうのAKKODiSの齊藤 陽介が金づちでデバイスをたたくと川崎が「振動が伝わってきますね」と手元の振動を体感しました。その後、ローラーを回すと、川崎は「これすごい。自分の横でローラーを回しているのかと錯覚するくらいリアルに伝わる。この感覚は驚きですね」とコメント。最後に、会場側のデバイスに紙相撲を置き、齋藤が大手町のデバイスをトントンとたたくと、会場のデバイス上にある紙相撲が同時に揺れるというデモンストレーションも行い、APN(オールフォトニクスネットワーク)技術により離れた場所でも実際に伝わってくる振動を紹介しました。

【Q&A:今後の可能性への展望】

最後に、参加した記者からの質疑応答が行われました。
質問:「オフィス内に実装されたベースを設けるのは珍しいのか。他にもこういったベースは存在するのか。」

川添氏:「このような技術を体験できる場所は、NTTグループの中にはすでにありますが、グループ以外ではAKKODiSが初めてです。今回、AKKODiSが主体となって開設したことが、社会に向けたスタートだと感じています。できればさまざまな企業にこうした場を設けていただき、インターネットを超える世界を一緒に創ってほしいと期待しています。」
質問:「この拠点をどのように活かし、発展させていきたいか」
川崎:「AKKODiS IOWN FUSION BASEは技術者育成の場であると同時に、普段は通信基盤に触れていないお客さまにもIOWNの技術を体感していただく場にしていきたいと考えています。活用方法としては、人財育成、もう一つは新しいユースケースの創出です。2030年以降に本格化すると言われている社会実装に向けて、場合によっては拡充も視野に入れています。」

※1:「IOWN®」は、NTT株式会社の商標または登録商標です。IOWN 構想の詳細については、https://www.rd.ntt/iown/をご参照下さい。
※2:「OPEN HUB Park」は、NTTドコモビジネスが2022年2月に開設した最先端技術を備えたワークプレイスです。


【AKKODiSコンサルティング株式会社について】
AKKODiSは、デジタルとエンジニアリングを融合させたソリューションを世界30ヵ国で提供するスマートインダストリー領域におけるグローバルリーダーです。日本法人のAKKODiSコンサルティング株式会社は、「日本企業を、世界企業へ、現場変革から。」をビジョンに掲げ、7,000名を超える現場を熟知したスペシャリストが、現場変革の力とデジタル技術を駆使し、企業の生産性向上とAIトランスフォーメーションの実現を支援しています。AKKODiSのチームが企業および組織の現場との融合<フュージョン>による独自のアプローチにより、組織内部から変革を促進し、世界スケールの事業をお客様と共に創出します。
【AKKODiSウェブサイト】 https://www.akkodis.co.jp/

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会社概要

URL
https://www.akkodis.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区芝浦3丁目4番1号 グランパークタワー3F
電話番号
-
代表者名
川崎 健一郎
上場
未上場
資本金
10億6300万円
設立
2004年02月