「SAGA2024 国スポ・全障スポ」を前例のない新しい大会へ~第1弾として4つのアイデアを発表~
国民スポーツ大会はじまりの地に選ばれた佐賀県
記念すべき第1回審査会には、SAGA2024実行委員会会長(佐賀県知事)の山口祥義に加えて、国内外で活躍するアスリート代表として400mハードル日本記録保持者の為末大氏(元陸上競技選手)や東京2020パラリンピック大会出場予定の大谷桃子氏(車いすテニスプレイヤー)をはじめとして、スポーツを「する・観る・支える」それぞれの立場の人々が審査員として参加しました。今回、募集開始から現時点までに集まった553個のアイデアの中から、本審査会参加メンバーによって4つのMVIが選出されました。佐賀県では、これらのアイデアの実現を通じて、SAGA2024を“前例のない新しい大会”にするチャレンジを続けていきます。
- “SAGA2024”を前例のない新しい大会へ。500を超えるアイデアの中から選ばれた4つのアイデア
IDEA2024第1回審査会では以下の審査基準に沿って、ムーブメント部門(SAGA2024開催前に実現されるアイデア)と本大会部門(SAGA2024開催期間中に実現されるアイデア)の2部門に分けてMVIを決定しました。今回の審査会では、それぞれの部門で1つずつ選出予定でしたが、本大会部門においては3つのアイデアが選出されました。
【MVI(Most Valuable IDEA)とするアイデアの審査基準】
(1) 国体から国スポに変わる今だからこそできると思える、スポーツ大会らしいアイデアであること
(2)実現することで前代未聞のスポーツ大会になると思えるアイデアであること
(3)実現の可能性が充分なアイデアであること
【ムーブメント部門 MVI】
●注目選手やチームのアナザーストーリーを知ることができる広報を行う(アイデアNo.58)
<選出理由>
スポーツを観る際、「この選手こんな思いでずっと頑張っていて、今活躍しているんだ」ということを知ることで見方が変わってくる。競技をしている時だけではなくアスリートを少しでも知っていただけるような取り組みがあったら良い。国スポ・全障スポの選手決定は、大会開催の直前になることが多く、注目選手や注目チームに関するアナザーストーリーの部分まで掘り下げて周知することが難しい状況にあるが、このアイデアを実現することで、より多くの方にスポーツの魅力を届けることが出来る、などの理由から選出。
【本大会部門 MVI】
●スポーツを題材にした漫画やアニメを入り口にした体験機会等の創出(アイデアNo.4)
<選出理由>
「日本のアニメでスポーツ人口を増やしたい」と海外の方から言われるくらい、日本にはスポーツを題材とした漫画やアニメが多く存在し、それらを通してスポーツを好きになる人も多い。そうした土壌のある日本だからこそ、漫画やアニメのシーンをリアルで再現するような体験イベントなどを実施することで、よりスポーツに対して入り込んで行きやすいのではないか。また、小さいお子さまにも馴染みやすいコンテンツにもなる、などの理由から選出。
●若いパパやママ、おじいちゃんやおばあちゃんも一緒に参加できる、ベビーが選手の「赤ちゃんハイハイ競争」をやる(アイデアNo.16)
<選出理由>
スポーツ人口が増えている要因は、自由に参加が出来る東京マラソンを始めとした市民マラソンの影響が大きくなってきている。スポーツはしっかりとしたルールによって成り立っているが、そうすると気軽に参加するという意識までは芽生えにくいのが現状。アスリートだけではなく、子どもたちや親世代、そしてその祖父母世代に至るまで、多くの方々に参加していただきやすいアイデアである、などの理由から選出。
●競技観戦・スポーツ体験・佐賀グルメ・温泉を、まとめて楽しめる「佐賀丸ごと観戦プラン」の実施(アイデアNo.487)
<選出理由>
ヨーロッパをはじめ諸外国では、飲食しながらのスポーツ観戦が当たり前になっている。日本では、プロ野球やJリーグといったプロスポーツでは取り入れられているが、これがアマチュア競技や障害者スポーツの観戦にも取り入れられることで、スポーツの楽しみ方の幅が広がり、多くの方に親しみを持ってもらえる機会の創出と、国スポでのスポーツ観戦はもちろんのこと、佐賀県の誇るご当地食材や温泉などのアクティビティも含めて、佐賀県をまるごと感じていただけるアピールにも繋がる、などの理由から選出。
- プロジェクト「IDEA2024」第1回審査会メンバーからのコメント
開会式からみんなが盛り上がるものにしたいと思っています。アスリートの立場から考えると、式が実際に始まるまで何時間も同じ場所で待たされてしまうことで参加者が心から楽しんでいない場合もあるかなと思っていて、そういった意味でも皆を楽しませてあげたいなと考えています。国体の運営は失敗が許されないという固定観念があって、だから定番の運営になりがちなのかなと思う。スポーツも人生も、失敗はつきもの。だから運営側も、失敗を乗り越えたり、次に生かしていくというコンセプトをしっかりと打ち出していかないといけない。新しい大会づくりは運営側のチャレンジでもあります。
●為末 大[スポーツを”する人”代表]
Deportare Partners代表/元陸上選手、’00 ‘04 ‘08の3大会連続五輪出場
スポーツ界でこの三、四十年で起きてる大きな流れは、『少人数化、省スペース化、小時間化』。都市部ではどうしても、すごい大きな場所でやるのは難しい。MVIに選ばれたアイデア以外だと、佐賀の街角などにぽつぽつと、みんな夕暮れになったらスポーツしてるような場所をつくるというものも良いと思いました。例えば全ての佐賀県民が、車で何分でスポーツができる環境へ、のような感じで。
また、何年かしたら試合を見ながら無数の解説チャンネルを好きに聞いてるんじゃないかと思っていて、「九州各県のアナウンサーパーソナリティで実況放送の実施とラジオ放送をやってくれる」みたいなアイデアもちょっと膨らませると面白いと思いました。
MVI以外のアイデアの中では “SAGACOIN”のような仮想通貨をマイニングというアイデアは、実現することで、そういったものに関心の高い若年層に、よりSAGA2024に注目していただけるのではないかと思い、良いと思いました。また、勝者を予想して賭けられるというのが、体育だったら「そんなんやっちゃいけないでしょう」といった感じがあるんですけど、スポーツであれば、今は公式でできるところもありますし、新しい取組みになるのではないかなと思いました。こういった従来の型にはまらない、新しい取り組みに繋がっていくアイデアがどんどん集まると良いですよね。
佐賀の若手シンガー兼地元に根付き佐賀を盛り上げるマルチタレント
今回集まったアイデアはどれも素晴らしいものばかりだったのですが、「アスリートのすごさを体感できるものを各競技の会場に設置」みたいなものはやはりあると良いなと思いました。国スポに出場されるようなアスリートの方々がすごいことは分かっているのです
が、実際目の前にしたときに、より「すごい!」と感じられるのは、やっぱり何かしらの形で実感してみることだと思うんです。全く知らないスポーツを観るよりも、今まで何かしらの形でやってみたり観てみたりという体験がある方が、良いのかなと。そういったアイデアが今後も集まると良いと思ってます。
●板山 高大[スポーツを”支える人”代表]
サガン鳥栖サポーター団体SAGANTINO NORD(サガンティーノ ノルド)代表者
今日までに多くのアイデアが集まってきていますが、本当に良いアイデアが沢山埋まっていると感じました。もっとアスリートたちにスポットライトのあたるような、そんなアイデアが集まると良いのではないかと思います。そして、とにかく大会に携わってほしいと思います。色々な人に関わってもらって、失敗、成功を繰り返してみんなで「SAGA2024」をつくっていく、その第一歩を踏み出せればいいと思います。
- プロジェクト「IDEA 2024」概要
・目標:2024個以上の“スポーツだから出来る”アイデアを募集
・プロジェクトの期限:最長2023年9月30日(SAGA2024開催約1年前)まで※期間中に、審査会を随時開催予定
・応募資格:誰でも何度でも応募可能
・応募方法:SAGA2024公式ホームページ内専用応募フォーム(https://www.saga2024.com/idea/)及び県庁新館地下1階にあるスポーツ情報発信スペース「SAGA TRACK(サガ トラック)」内IDEA2024スペースにて応募可能
- SAGA2024 開催概要
開催期間:2024年秋
愛称 :SAGA2024(サガ ニーマルニーヨン)
開催競技:95競技 ※今後、追加の可能性あり
(国民スポーツ大会)
・正式競技 37競技
・特別競技 1競技
・公開競技 7競技
・デモンストレーションスポーツ 28競技
(全国障害者スポーツ大会)
・正式競技 14競技
・オープン競技 8競技
スポーツには、人を感動させ、勇気づける力があります。佐賀県は、『すべての人に、スポーツのチカラ』を届けるため、これからも「体育」から「スポーツ」に変わる、いまだからこそできる前例のない新しい大会づくりに挑戦していきます。
SAGA2024公式ホームページ:https://www.saga2024.com/
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