電通総研、画像生成や画像認識を可能にした企業向け生成AIソリューション「Know Narrator Chat with Vision(ノウナレーターチャットウイズビジョン)」の提供を開始

株式会社電通総研

テクノロジーで企業と社会の進化を実現する株式会社電通総研(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩本 浩久、以下 電通総研)は、マイクロソフトが提供するAzure OpenAI Serviceを活用して開発した企業向け生成AIソリューション「Know Narrator Chat(ノウナレーターチャット)」の新モジュールで、画像認識機能を搭載した「Know Narrator Chat with Vision(ノウナレーターチャットウイズビジョン)」の提供を本日より開始いたしました。

また、併せてChatGPT利用履歴分析ソリューション「Know Narrator Insight(ノウナレーターインサイト)」に生成AIの効果的な活用方法を分析・相談できるアシスタント機能の追加および、社内文書を参照し回答文を生成できるソリューション(エンタープライズRAG※1)「Know Narrator Search(ノウナレーターサーチ)」への組織・ユーザー管理機能の追加など、「Know Narratorシリーズ」の大幅な機能拡充も実施しました。

※1 RAG:Retrieval-Augmented Generation。大規模言語モデル(LLM)によるテキスト生成に、社内文章等の外部情報の検索結果を組み合わせ、ユーザーが求める回答の精度を高める技術のこと。

「Know Narrator」ロゴ「Know Narrator」ロゴ

  • 「Know Narrator Chat with Vision」の概要

「Know Narrator Chat with Vision」は、当社の開発した「Know Narrator Chat」に、テキストから画像を生成するAIモデル「DALL-E 3」や、画像を読み込んで分析しテキストで回答するAIモデル「Azure OpenAI Service GPT-4 Turbo with Vision」を搭載した、新たな生成AIサービスです。これにより、ユーザーは生成AI上でテキストだけでなく画像も扱えるようになり、デザイン制作や資料作成などでも利用可能となります。

また、企業の他システムとも連携できるAPI機能も搭載しました。これにより、生成AIの様々な業務への適用や社内情報の有効活用を加速させるとともに、企業内に閉じた安全・安心な環境の構築を実現します。


  • 「Know Narrator」他モジュールの機能拡充について

「Know Narrator Search」へ組織・ユーザー管理機能を追加

「Know Narrator Chat」が社内文書を参照し回答文を生成することを可能にする、エンタープライズRAG「Know Narrator Search」に、組織・ユーザー管理機能を追加し、利便性とセキュリティの向上を実現しました。生成AIに参照させる社内文書やGPTモデルの選択をユーザー単位で制御できるようになり、社内の中でもさらに限定した特定組織内でセキュリティを担保した知識共有と活用を実現します。


「Know Narrator Insight」へ分析対話相談アシスタント機能を追加

通常、企業向けの生成AIでは、個人情報や機密情報が多く取り扱われるため、社外に分析を依頼することができません。「Know Narrator Insight」は、チャット履歴から業務課題や利用頻度の高い活用方法などを分析でき、業務改善につなげることができるソリューションです。この度、「Know Narrator Insight」に生成AIの効果的な活用方法を分析し対話型で相談できるアシスタント機能を追加しました。本機能により、膨大なチャット履歴から部署ごとの利用方法が分かるほか、部署が抱えている業務内容や業務の課題を、アシスタントに対話形式で相談できます。


電通総研は、今回のアップデートを通じて、企業が直面する様々な課題解決に貢献し、生成AIの実業務への適用と社会への普及を推進していきます。

                      

  • ご参考資料

「Know Narrator」について https://aitc.dentsusoken.com/products/knownarrator.html

「Know Narrator」は、マイクロソフトが提供するAzure OpenAI Serviceを活用して、ChatGPT環境を企業内に構築し、その活用や教育を推進するソリューションです。企業が抱える課題やChatGPTの活用フェーズに合わせて選択可能な、3つのモジュールで構成しています。

Know Narrator Chat with Vision

ChatGPTを安心・安全かつ便利に利用するための各企業専用の環境を提供します。全社展開を見据えて、部署単位でスモールスタートも可能です。画像認識機能を搭載し、テキストから画像を生成したり、画像を読み込んで分析しテキストで回答したりすることもできます。

Know Narrator Insight

ユーザーのチャット履歴分析機能により、利用状況の把握、効率的な利用方法やプロンプトの共有など、対話型AIの活用を促進するソリューションです。日々の利用状況を見える化することで、業務改善に繋げることができます。

Know Narrator Search

ChatGPTが社内文書を参照し回答文を生成することを可能にするソリューションです。社内規定や議事録、FAQ、顧客からの問い合わせなどをChatGPTが参照できるようになり、社内固有の情報に関する質問には回答できない、という多くの企業が抱えている課題を解決します。


■関連プレスリリース・お知らせ

2023年12月19日

ISID、マイクロソフトのテクノロジー専門性を証明する資格である「Microsoft Azure の AI および Machine Learning」 Specialization認定を日本企業として初めて取得

https://www.dentsusoken.com/news/topics/2023/1219.html


2023年10月24日

ISID、独自開発した企業向けChatGPTソリューション「Know Narrator(ノウナレーター)」を20社へ導入

https://www.dentsusoken.com/news/release/2023/1024.html

 

■電通総研について https://www.dentsusoken.com

電通総研は、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。~」という企業ビジョンの下、「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」という3つの機能の連携により、企業・官庁・自治体や生活者を含めた「社会」全体と真摯に向き合い、課題の提言からテクノロジーによる解決までの循環を生み出し、より良い社会への進化を支援・実装することを目指しています。

テクノロジーや業界、企業、地域の枠を超えた「X Innovation(クロスイノベーション)」を推進し、これからも人とテクノロジーの力で未来を切り拓き、新しい価値を創出し続けます。


* Microsoft、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

* 2024年1月1日、電通国際情報サービス(ISID)は、電通総研へ社名を変更しました。

* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

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会社概要

株式会社電通総研

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URL
https://www.dentsusoken.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区港南2−17−1
電話番号
03-6713-6100
代表者名
岩本 浩久
上場
東証プライム
資本金
81億8050万円
設立
1975年12月