【関東唯一】官民連携が生んだ成果!川崎港コンテナターミナルがCNP認証の交付を受けました!
~官民が連携し、脱炭素を重視する企業から選ばれる港を目指します~
川崎港コンテナターミナル(以下、「川崎港CT」)が9月25日に「CNP認証(コンテナターミナル)」を取得し、10月9日(木)に国土交通省関東地方整備局(横浜市)にて認証書の交付を受けました。
CNP認証とは、港湾のターミナルにおける温室効果ガス排出削減等、環境配慮の取組を国が客観的に評価する制度です。川崎港CTは市と指定管理者、ターミナルオペレーターの三者が協力して取組を進めることにより、全国で2番目に高い「レベル4+」の評価(関東では唯一)を受けました。今後も、脱炭素化を重視する荷主・船会社等の企業から選ばれる港を目指し、更なる環境対策を推進してまいります。
1 交付式の様子


2 交付式出席者のコメント
●川崎市 森 港湾局長
「川崎港コンテナターミナルにおける脱炭素化の取組が、横浜川崎国際港湾㈱・川崎臨港倉庫埠頭㈱
共同事業体、東洋埠頭㈱の皆様との連携のもとで高く評価されたことを大変ありがたく思います。引き続き、関係者の皆様と力を合わせ、環境を重視する荷主・船会社等の企業から選ばれる港を目指し、ターミナルのさらなる脱炭素化はもちろんのこと、川崎港全体としてのカーボンニュートラルポート形成に向けて歩みを進めてまいります。」
●横浜川崎国際港湾株式会社・川崎臨港倉庫埠頭株式会社共同事業体(指定管理者) 橋本 取締役
「川崎港コンテナターミナルの管理運営を通じて、港湾関係者とともに歩む持続可能な港づくりを目
指してきました。今回、CO₂フリー電力の導入など、コンテナターミナルの脱炭素化に向けた指定管理者としての積極的な取組が評価され、レベル4+という高い認証を取得できたことを大変うれしく思います。今後も、川崎市をはじめとする関係者の皆様と連携を密にしながら、より持続可能な港づくりに取り組んでまいります。」
●東洋埠頭株式会社東扇島支店(ターミナルオペレーター) 町田 支店長
「弊社は、みなとSDGsパートナーとして、東扇島支店においてエコステージ認証を取得するなど、持続可能な港づくりに取り組んできました。今回のCNP認証で高い評価をいただいたことで、改めて弊社環境方針に則した脱炭素化への取組をさらに推進していきたいと感じています。今後も関係各所と連携し、持続可能なコンテナターミナル運営に貢献してまいります。」
3 「CNP認証(コンテナターミナル)」とは
国土交通省が運用する制度で、認証申請のあったコンテナターミナルにおいて、温室効果ガスの排出削減等の取組をレベル1〜5の多段階で評価するものです。
※詳細は国交省「CNP認証ポータルサイト」を御参照ください。
https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_fr4_000088.html
4 川崎港CTの評価ポイント
川崎市、指定管理者(横浜川崎国際港湾㈱・川崎臨港倉庫埠頭㈱共同事業体)、ターミナルオペレーター(東洋埠頭㈱)の三者が連携し、以下のような取組を実施し、評価を受けています。
■認証の取得要件と川崎港CTの取組状況

取組内容 |
実施状況 |
---|---|
港湾脱炭素化推進計画の作成 |
令和5年9月策定(川崎市) |
インバータ制御方式のガントリークレーンの導入 |
導入率100%(川崎市) |
低・脱炭素型トランスファークレーンの導入 |
導入率89%(東洋埠頭㈱) |
LED照明の導入 |
導入率47.03%(川崎市)※ |
環境配慮型船舶への入港インセンティブの導入 |
LNG燃料船等へのインセンティブ導入済み(川崎市) |
ゲート前渋滞・ヤード滞留対策の実施 |
早朝ゲートオープン等(川崎市) |
その他脱炭素に向けた取組 |
脱炭素化された電力の導入(横浜川崎国際港湾㈱・川崎臨港倉庫埠頭㈱共同事業体) |
※ターミナルには脱炭素化された電力が導入されており、取得要件を満たすものとして評価されています。
5 他港の認証状況

ターミナル名 |
認証レベル |
---|---|
博多港アイランドシティコンテナターミナル |
レベル5+ |
名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナル |
レベル3++ |
大阪港南港コンテナターミナル C-1/4 |
レベル2+ |
高松港コンテナターミナル |
レベル1 |
問合せ先
川崎市港湾局港湾経営部経営企画課 三枝
電話 044-200-3065
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