那須塩原市長 渡辺美知太郎氏に学生自らが施策提案
~「理論×実践」で板室温泉地区が抱える課題を解決~
6月に学生達がフィールド調査で栃木県那須塩原市を訪れ、板室温泉地区が抱えている課題や現状を学生自らの目で把握。大学に戻った後も話し合いを重ねながら、同地区活性化のための施策立案に向けて動き出しました。
本報告会は、それら前期の学びの集大成となります。
板室温泉は開湯1,000年の歴史を誇る温泉地であり、那須七湯の一つとして親しまれてきましたが、バブル崩壊後には宿泊客数が減少し、2000年代以降は旅館の廃業がみられるようになりました。温泉地の中で生き残り、持続可能な観光地としてあり続けるため、観光事業戦略をテーマとする柏木ゼミでは、この地の強みや意欲ある事業者たちのビジョンに合致した観光地経営の方向性を提案すべく、6月に那須塩原市板室地区を実際に訪れ、渓流釣り場や旅館などの施設を見学。また、各施設で働く方にも学生自らが取材をおこないました。
発表当日は、3チームに分かれて解決策を報告。渡辺市長よりフィードバックのコメントをいただきました。
理論や知識を座学で学ぶのみではなく、実際に現地に赴き、フィールドで得た気づきをもとに解決策を考える「理論×実践」の過程を大切にした公共政策学科ならではの取り組みです。
■本件のポイント
本学 社会共生学部 公共政策学科のゼミでは、7月24日(月)に那須塩原市長 渡辺美知太郎氏をお招きし、同市板室地区の活性化に向けた施策の提案・報告会をおこないました
6月に学生達がフィールド調査で那須塩原市を訪れ、板室温泉地区が抱えている課題や現状について学生自身の目で実情を把握。本報告会では、現地で得た気づきを生かし解決策を提示しました
現地に赴きフィールドで得た気づきをもとに解決策を考える「理論×実践」の過程を大切にした公共政策学科ならではの取り組みです
■那須塩原市長 渡辺美知太郎氏のコメント
観光地として名の知れた日光や那須ではなく、板室に注目していただいたことは大変貴重な機会で、かつ地域の特性や魅力をよく理解した非常に面白い提案だった。
市長の立場としても今後のヒントになる提案が非常に多かった。3日間という短い訪問の中で良くまとめていただいた。今後も引き続きぜひ意見をいただきたい。
◆公共政策学科
2020年4月に大正大学に新設された学科。地域社会や政策についての基本を学ぶ「座学」と、自治体や地域住民などの声をダイレクトに聞く「フィールドワーク」の両輪により、「課題解決法」や「解決のための調整能力」を身につける。
◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学の推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。公式HP:https://www.tais.ac.jp/
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