夏の子どもの健康管理、保護者の83.5%が「気をつけている」と回答  明光義塾調べ 「子どもがいる家庭の熱中症・暑さ対策に関する実態調査」

・熱中症対策でおうち時間増加、約4割が「ゲームや動画視聴の時間が増えた」と回答 ・ 7割の子どもが夏の暑さで体調不良を経験、約3割が「頻度が増加」

 個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 光太郎)は、小学4年生から中学3年生の子どもを持つ全国の保護者1,100名を対象に、「子どもがいる家庭の熱中症・暑さ対策に関する実態調査」を実施いたしました。

 気象庁の発表によりますと、今年の夏も全国的に気温が平年より高く、厳しい暑さが予想されています。近年は毎年のように猛暑が続き、熱中症による救急搬送者も増加傾向にあります。屋外での活動が増えるこの時期は、通学や体育の授業、部活動など、日常生活の中で暑さの影響を受けやすい小・中学生の健康管理に、これまで以上の配慮が求められます。

 こうした背景をふまえ、明光義塾では2023年より毎年、「子どもがいる家庭の熱中症・暑さ対策」に関する実態調査を実施しております。継続的な調査を通じて、ご家庭での対策に役立つ情報をお届けできればと考えております。本調査が、ご家庭における暑さ対策を見直すきっかけとなれば幸いです。

「子どもがいる家庭の熱中症・暑さ対策に関する実態調査」 結果概要

結果概要 ①

・夏の子どもの健康管理、保護者の83.5%が「気をつけている」と回答

・暑さ指数(WBGT)を知っている保護者は57.4%、昨年より14.5ポイント上昇

・クーリングシェルターを知っている保護者は38.7%

結果概要 ②

・熱中症リスク、最も懸念されるのは「校庭や体育の授業での運動中」

・暑さ指数の活用は限定的、屋外体育での対応率は35.5%、部活動では24.7%

結果概要 ③

・暑さで外出を控える家庭は85.3%、暑さ指数を参考にしている家庭は約3割

・熱中症対策でおうち時間増加、約4割が「ゲームや動画視聴の時間が増えた」と回答

・7割以上の保護者が「子ども自身で熱中症対策ができている」と実感

・7割の子どもが夏の暑さで体調不良を経験、約3割が「頻度が増加」と回答

【Topics】夏季の期間中(熱中症が心配される時期)に、お子さまの日々の体調管理に気をつけていますか?(n=1,100、単一回答方式)

夏の子どもの健康管理、保護者の83.5%が「気をつけている」と回答

 小学4年生から中学3年生の子どもを持つ全国の保護者1,100名を対象に、熱中症のリスクが高まる夏季における子どもの体調管理について調査を行いました。その結果、83.5%が「気をつけている」(特に気をつけている:23.3%、ある程度は気をつけている:60.2%)と回答しました。

 気温や湿度が急上昇する初夏は、子どもが体調を崩しやすい時期。特に小中学生は部活動や塾通いなどで外出機会も多く、家庭内での暑さ対策が、多くの保護者にとって日常的な関心事となっている実態が浮き彫りとなりました。

Q1.あなたは暑さによる危険度の目安とされる「暑さ指数(WBGT)」を知っていますか?(n=1,100、単一回答方式)

暑さ指数(WBGT)を知っている保護者は57.4%、昨年より14.5ポイント上昇

 暑さ指数(WBGT)を知っているか調査したところ、57.4%が「知っている」(知っている:26.2%、どちらかというと知っている:31.2%)と回答しました。この割合は、昨年(2024年)の42.9%から14.5ポイントの増加となっており、家庭における暑さ対策や熱中症リスクへの意識が、昨年よりも高まってきている様子がうかがえます。

※暑さ指数(WBGT)は、熱中症を防ぐための指標で、気温・湿度・日射などを総合的に考慮したものです。

Q2.あなたはクーリングシェルターを知っていますか?(n=1,100、単一回答方式)

クーリングシェルターを知っている保護者は38.7%

 クーリングシェルターを知っているか調査したところ、38.7%が「知っている」(知っている:16.2%、どちらかというと知っている:22.5%)と回答しました。暑さ指数(WBGT)に比べると認知度はやや低く、家庭や地域での理解や周知が今後の課題となりそうです。

※クーリングシェルターは、熱中症対策として、市区町村が指定した冷房設備を備えた施設(公民館、図書館など)のことです。

Q3.近年、全国的に猛暑日が増えている中で、日常生活の中でお子さまの熱中症リスクについて特に心配な場面はありますか?(n=1,100、複数回答方式)

熱中症リスク、最も懸念されるのは「校庭や体育の授業での運動中」

 子どもの日常生活で特に熱中症リスクが心配な場面について調査をしました。その結果、最多回答は「校庭や体育の授業での運動中(52.4%)」、次いで「公園や遊び場での外遊び(46.4%)」、「登下校時(40.8%)」という結果になりました。子どもが学校や外で活動する際の熱中症リスクについて、保護者が特に注意を払っていることがうかがえます。

Q4.お子さまの学校の授業(体育)や、所属しているクラブ活動では、暑さ指数(WBGT)に応じて活動を中止または休止することがありますか?(n=631、単一回答方式/マトリクス)

暑さ指数の活用は限定的、屋外体育での対応率は35.5%、部活動(クラブ活動)では24.7%

 暑さ指数(WBGT)を「知っている」と回答した保護者631名を対象に、学校の授業やクラブ活動で暑さ指数(WBGT)に応じた対応が行われているか調査したところ、「屋外での体育(35.5%)」、「屋内での体育(24.7%)」、「部活動・クラブ活動(24.7%)」という結果になりました。暑さ指数の認知が広がりつつある一方で、学校現場や部活動(クラブ活動)での活用は、まだ十分に浸透していない様子もうかがえます。

Q5.あなたのご家庭では暑さ指数(WBGT)によって、お子さまに不要不急の外出を控えるようにしていますか?(n=631、単一回答方式)

暑さで外出を控える家庭は85.3%、暑さ指数を参考にしている家庭は約3割

 暑さ指数(WBGT)を「知っている」と回答した保護者631名を対象に、暑さ指数に応じてお子さまの不要不急の外出を控えているかどうかを調査したところ、「暑さ指数を参考にして控えている」が29.8%、「暑さ指数も見るが参考にはせず、暑いと感じた日は控えている」が37.9%、「暑さ指数は見ないが、暑いと感じた日は控えている」が17.6%となりました。この結果から、全体の85.3%の家庭が暑さに応じて外出を控えている一方で、暑さ指数(WBGT)を実際の判断基準として活用している家庭は、全体の約3割にとどまっていることがわかりました。

Q6.お子さまが外出を控えることによって、どのような問題を感じていますか?(n=538、複数回答方式)

熱中症対策でおうち時間増加、約4割が「ゲームや動画視聴の時間が増えた」と回答

 暑さに応じて子どもの不要不急の外出を控えていると回答した保護者538名を対象に、外出を控えることによって感じている問題について調査をしました。その結果、最多回答は「ゲームや動画視聴の時間が増えた(39.6%)」、次いで「運動不足になった(39.0%)」、「電気代が増えた(30.5%)」という結果になりました。暑さ対策としての“おうち時間”の増加が、子どもたちの生活習慣や家庭の負担にも影響を及ぼしていることがうかがえます。

Q7.お子さまは、ご自身で熱中症対策(例:水分補給や休憩など)をしっかり行えていると思いますか?(n=1,100、単一回答方式)

7割以上の保護者が「子ども自身で熱中症対策ができている」と実感

 子どもが自分で水分補給や休憩といった熱中症対策をきちんとできているか調査したところ、保護者の70.2%が「できていると思う」(できていると思う:15.1%、どちらかというとできていると思う:55.1%)と回答しました。多くの保護者が、日常の中でお子さまが自ら体調管理を意識していることに対して、一定の評価や前向きな見方をしている様子がうかがえます。

Q8.あなたのお子さまは近年の夏の暑さが原因で体調を崩したことはありますか?(n=1,100、単一回答方式)

7割の子どもが夏の暑さが原因で体調不良を経験

約3割の子どもが夏の暑さによる体調不良の頻度が増えている

 近年の夏の暑さが原因で子どもが体調を崩したことがあるか、またその頻度に変化があるか質問したところ、70.0%が「体調を崩すことがある」と回答しました。また、27.5%が「体調を崩すことがあり、頻度が増えている」(体調を崩すことがあり、頻度が増えている:7.2%、体調を崩すことがあり、どちらかというと頻度が増えている:20.3%)と回答しました。この結果から、保護者・子どもともに熱中症対策への意識は高まっているものの、引き続き日常的な体調管理や環境づくりが求められていることが浮き彫りになりました。

【担当者コメント】

 お子さまの健康管理に対する意識の高さはもちろん、暑さ指数(WBGT)やクーリングシェルターの認知度も過去調査と比較して着実に向上しています。熱中症・暑さ対策に関連する情報を積極的に取り入れている保護者が増えていることが、調査データからもうかがえます。

 2025年6月1日の労働安全衛生規制改正に合わせて、明光義塾でも教室運営における熱中症対策のルールを改めて整備いたしました。7月からは夏期講習期間が始まり、通塾頻度が増える生徒もたくさんいます。保護者の皆さまにも安心していただけるよう、より一層生徒・教室スタッフの健康を第一とした教室環境の整備を徹底してまいります。

<調査概要>

調査対象 小学4年生~中学3年生の子どもを持つ全国の保護者1,100名

調査期間 2025年5月23日~2025年5月27日

調査方法 インターネットリサーチ調べ

※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。

※本リリースによる調査結果をご利用いただく際は、「明光義塾調べ」と付記のうえご使用くださいますようお願い申し上げます。

■株式会社明光ネットワークジャパンhttps://www.meikonet.co.jp

事業内容:企業としてPurpose(パーパス:存在意義)を“「やればできる」の記憶をつくる”、Visionを“「Bright Light for the Future」人の可能性をひらく企業グループとなり、輝く未来を実現する”と掲げ、個別指導塾「明光義塾」を始め、さまざまな教育サービスを運営・フランチャイズ展開しています。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
学校・大学自然・天気
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.meikonet.co.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル 29F/30F
電話番号
03-5860-2111
代表者名
岡本光太郎
上場
東証1部
資本金
9億7251万円
設立
1984年09月