11月8日の「いい刃の日」目前!総合刃物メーカーの貝印、夏木マリさん、冨永愛さんと未来の刃物の可能性を提案来春発売予定の「紙カミソリ™」もお披露目!
総合刃物メーカーの貝印株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:遠藤 宏治)は、2020年11月4日(水)、ゲストに夏木マリさん、冨永愛さんをお迎えし、「KAI Edge Museum 刃物で切り開く未来」オンラインイベントをZoomウェビナーにて開催いたしました。
今回のイベントでは、貝印が11月8日の「いい刃の日」公開の特設Webサイト「KAI Edge Museum」の内容をご紹介した後、ゲストの夏木マリさん、冨永愛さんにご登壇いただき、お二方とのコラボレーション製品である「MARI KAMI HASAMI(マリカミハサミ)」(夏木さんとのコラボレーション)と「AI brow tool pen(アイブローツールペン)」(冨永さんとのコラボレーション)の製品コンセプトやこだわりをお話しいただきました。また「環境と未来」をテーマにした貝印の考える次世代の製品「紙カミソリ™」(来春、公式オンラインストア「KAIストア」先行発売予定)もお披露目。これまでの貝印のモノづくりとは一風違う、新しい視点で考案された製品を通じて、未来に向けて刃物の新たな可能性を探るイベントとなりました。
貝印は今後も、刃物を通じて皆様の豊かな生活に寄与してまいります。
今後の取り組みにもご期待ください。
- 「いい刃の日」とは、全国の主要な刃物産地が制定した記念日で「いい(11)は(8)」の語呂合せと、ふいご祭り※が行われる日であることが由来となっています。(※ふいご祭り=旧暦11月8日に鋳物師、鍛冶屋、石工などふいごを用いる職人が行った祭り。)
「KAI Edge Museum 刃物で切り開く未来」オンラインイベント概要
■日時 :2020年11月4日(水) 16:00~
■形式 :Zoomウェビナー
■登壇者 :夏木マリさん、冨永愛さん、遠藤浩彰(貝印株式会社・取締役 副社長執行役員)
■内容 :主催者代表挨拶、 トークセッション、フォトセッション、個別取材
※特設Webサイト「KAI Edge Museum」は、11月8日10時に公開いたします。
イベントの模様
特設Webサイト「KAI Edge Museum」では刃物の新たな可能性を提案!
イベントではまず、副社長 遠藤よりご挨拶と、11月8日に公開される特設Webサイト「KAI Edge Museum」についてご紹介いたしました。
特設サイトは、長きにわたりお客様の生活を身近に支え伴走してきた貝印が、これから先の未来もお客様とともに切り開き続けていきたいという思いを込めて、「EDGES AHEAD 刃物で切り開く未来」をコンセプトに企画し、11月8日の「いい刃の日」に合わせて公開するものです。
その中の特設展「美しきKAI Design展」では、貝印のデザインチームが「未来の刃物」をコンセプトに据えて、「環境と刃物」、「科学技術と刃物」を切り口に考案した製品を展示。本日のゲスト・夏木マリさん、冨永愛さんとのコラボレーション製品も並ぶことを受けて、そのコンセプトやこだわり、製品に込めた思いをお伺いすべく、お二方をお迎えすると、会場は一気に華やかに!夏木さんは「とても素敵な“発明”ができてうれしく思っています。ぜひ楽しみにしていてください!」、冨永さんは「伝統ある貝印と製品開発できて光栄。皆様へのお披露目も楽しみです。」とご挨拶いただきました。
脱プラスチックを目指した 「MARI KAMI HASAMI」
まずは、夏木さんとのコラボレーション製品「MARI KAMI HASAMI」を紹介。環境配慮のため、紙素材と最小限のステンレスで構成し、脱プラスチックを目指した製品で、切れ味はそのままに、紙として捨てられるのが特長で、園芸と文具で使えることをご説明いただきました。
製品カラーは、夏木さんが取り組んでいる、バラの購入を通じて途上国の子供たちを支援する社会貢献活動「One of Loveプロジェクト」にちなんで、プロジェクトのテーマカラーでもある赤を採用。柄の部分にプロジェクトロゴを入れたことも紹介し「園芸用ハサミもあるのでお花屋さんが使っていただくことを夢に見ています。」とお話しいただきました。
夏木さんは貝印の名入りの「新元号包丁 関孫六 ダマスカス三徳 165mm」 など貝印のキッチンアイテムをご愛用いただいており、「日に日に自分の生活の中に“貝印”が増えてきています。日常で使うものこそいいものを使いたいと思っていてハサミもそのひとつ。貝印と一緒に提案できてご縁に感謝しています。」とお話しいただきました。
実際に製品を手にした冨永さんは「本当に紙なのかな?というぐらいの硬度。質感も紙でできているからか、優しい感じがします。」と話し、夏木さんは「開発にあたっては紙なので、形にすることが難しかったと聞いていますが、これだけしっかりした形を作ってくれました!」と貝印の技術力に太鼓判を押していただきました。
アイブローレザーと眉ハサミ・毛抜きが一体になったツール「AI brow tool pen」
続いて、冨永さんとのコラボレーション製品「AI brow tool pen」をご紹介。
片側には交換式のアイブローレザー、 反対側はそれぞれ毛抜きとハサミをスライドで取り出すことができる製品で、冨永さんは「色々な案が出ましたが、これ一つで眉ケアができるものがいいかなと思って提案しました。素材は生分解性プラスチックを使用し、環境に配慮しています。」とご紹介いただきました。
また「今の時代は“ジェンダーレス”がキーワード。」とした上で、冨永さんがアンバサダーを務める、世界の妊産婦と女性の命と健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGOジョイセフで取り組む「I LADY.」というプロジェクトに触れ、「ジェンダー問題にも関心を持っているので、どんな人でも使えるという観点は意識しました。男女ともに持ちやすいカラーバリエーションや、質感も追求しました。」とこだわりを話していただきました。
夏木さんからも「すばらしいアイデア。眉は女の命ですからね!まあ、私はないんですけども(笑)持ち運びもできていいですね。インテリジェンスが出てますね!」とお墨付きをいただきました。
貝印の愛用品を聞かれた冨永さんは「気づかないところで貝印を使っているんです。SELECT100のピーラーはずっと愛用しています。」とコメントいただきました
カミソリ界の常識を変える!?
来春発売予定の目玉製品「紙カミソリ™」をお披露目!
本日お披露目となったのが2021年春に公式オンラインストア「KAIストア」にて発売予定の目玉製品「紙カミソリ™」。本製品は紙と金属のみで構成されているカミソリで、貝印が世界で初めての商品化を目指しています。
副社長 遠藤のプレゼンテーションでは、貝印がディスポーザブルカミソリのシェアNo.1※メーカーである責任を持ち、昨年「2030年までにディスポーザブルカミソリの分野でCo2排出量換算半減を目指す」と宣言したことに触れ、その考えに基づき多くの商品を研究・開発する中で 「紙カミソリ™」が生まれたことを紹介しました。
※インテージSRIデータ 男性・女性使い捨てカミソリ市場2019年9月~2020年9月
そして、本製品の3つの大きな特長を紹介しました。
①「Sustainable」 :紙ハンドルと金属刃体を採用したことで、貝印の他製品と比べてプラスチック使用量を約98%削減。今後は更なる環境負荷低減のため金属と紙のリサイクル化も視野に検討。
②「Clean」:使い切りを想定しており、細菌の繁殖やサビの心配がなく、常に清潔に使用可能。
③「Fashionable」:ハンドルは紙でできているため、好きな色やデザインを自由にレイアウトすることが可能。
本製品は「環境に配慮したカミソリ」という価値だけでなく、「紙を使ったおしゃれで先進的なカミソリ」として独自のポジションを築いていくことを表明しました。
「紙カミソリ™は、貝印が大切にしてきた『人にやさしい刃物』という考え方と、これから貝印が社会課題の解決に向けて取り組んでいく活動のスタートとなる製品。環境やジェンダーの壁など、社会課題に注目してもらうきっかけとなるようなカミソリの新たな選択肢を今後も提供していきたい。」とお伝えしました。「私たち自身も進化を続けながら、貝印の製品を通して、皆様と一緒により良い未来を切り開いていきたいと願っております。」と締めくくりました。
夏木さん・冨永さんが「紙カミソリ™」にデザインするなら●●!?
消費財メーカーとして環境に配慮したモノづくりを進める貝印や「紙カミソリ™」について、旅が多いという夏木さんは「紙カミソリ™は(かさばらないので)持ち運びに便利ですし、ホテルのアメニティとしても普及したらいいなと思いました!皆さんは環境の話を生活の中で普段あまり意識しないかもしれませんが、モノを通じて教えられることもあるので、企業には率先して取り組んでいただきたいですね。」と話し、冨永さんは「企業が環境に配慮したモノづくりを一生懸命していくことで、消費者側の意識も高くなりそうですね。先駆者としてやっていっていただけるのは心強いです。」とお話しいただきました。
「紙カミソリ™」の特長でもあるのが、自由度高くデザインが可能であること。夏木さんは、自身の手掛けるプロジェクトにも絡めながら「赤が好きなので、カラーは赤がいいなと思いました。」「紙の部分を工作のように子供たちがやってみるのもいいですね!」と話し、冨永さんは「和柄とかどうでしょう?私は好きなアニメがあるので、それにちなんだ柄も面白いかなと思いました。」とご提案いただきました。
副社長 遠藤は「紙カミソリ™を通じて、日本の良さや和の文化を発信していくこともできると思っています。紙という特長を生かして、幅広く表現ができればと。これまでコラボレーションしたことがないところともご一緒できればいいですね。」とし、 「未来のために、紙という切り口だけでなくいろんな観点から研究開発を進め、お客様に選択肢を増やしていきたい。」と話しました。
「未来で切り開く」にかけて、今後の抱負を披露
イベントの最後には、刃物の「未来を切り開く」という意味にかけて、お二方から未来・2021年の抱負とともに締めのご挨拶をいただきました。
夏木さんは「今年延期になった舞台『印象派』が2021年5月から始まるのですが、小道具やセットを考えるときに、大量の廃棄した刃物を舞台に提出するとか…。使わなくなったものをご提供いただければ…(笑)こうしてご縁をいただいたので 『MARI KAMI HASAMI』が皆様の手に届くように頑張りたいと思います。」とし、冨永さんは「今年は海外のコレクションにも行けず、来年は行けるといいなと思っています。みんなで未来を切り開いていけるように明るく過ごしていければ。『AI brow tool pen』も、ぜひ商品になってほしいなと願っております。」と話し、イベントは大盛況の中幕を閉じました。
登壇者プロフィール
夏木マリさん
73年歌手デビュー。
80年代より演劇にも活動の場を広げ、芸術選奨文部大臣新人賞などを受賞。
93年からコンセプチュアルアートシアター「印象派」で、身体能力を極めた芸術表現を確立。国内はもとより国外でも高い評価を得ており、2017年パリ ルーヴル美術館公演でも成功をおさめた。09年パフォーマンス集団MNT(マリナツキテロワール)を立上げ主宰。その功績に対しモンブラン国際文化賞を受章。同年、バラと音楽の支援活動「One of Loveプロジェクト」を設立し、社会貢献活動にも従事。
2021前期、NHK連続ドラマ小説「おかえりモネ」が控える。
冨永愛さん
17歳でNYコレクションにてデビューし、一躍話題となる。
以後、世界の第一線でトップモデルとして活躍。
モデルの他、テレビ、ラジオ、イベントのパーソナリティなど様々な分野にも精力的に挑戦。日本人として唯一無二のキャリアを持つスーパーモデルとして、チャリティ・社会貢献活動や日本の伝統文化を国内外に伝える活動など、その活躍の場をクリエイティブに広げている。2019年秋、TBSドラマ日曜劇場「グランメゾン東京」では主要キャストとして抜擢、女優としても活躍。公益財団法人ジョイセフ アンバサダー、エシカルライフスタイルSDGs アンバサダー(消費者庁) 。
【貝印株式会社】
1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。現在、生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っている総合刃物メーカー。
本社:東京都千代田区岩本町3-9-5 代表取締役社長:遠藤宏治 https://www.kai-group.com/
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