古代駅家「大原駅」の有力候補地 梶原南遺跡に迫る
高槻市立今城塚古代歴史館で3年間にわたる調査成果を展示
高槻市東部に位置する梶原南遺跡は、古代の官道「山陽道」と淀川が交わる場所に位置しています。これまでの調査で規則的に配置された奈良時代の建物群や井戸、木簡や墨書土器、役人が身に着けたベルトの金具など官人の存在を示す資料が発見、出土していることから奈良時代の駅家(うまや)「大原駅(おおはらえき)」の有力候補地とされ、古代日本の交通史を考える上で重要な遺跡です。
今回のトピック展示では、令和3年度から5年度に行われた新名神高速道路建設に伴う発掘調査で出土した、当時宝物や経を収納する際に使用していたと考えられる一木(いちぼく)を削り出して作られた漆塗りの箱、市内最古の寺院「梶原寺」の創建期の軒瓦、奈良時代の土器など12点を展示。展示品は、一般的な集落からは出土しないものが多く、同遺跡が公的機関の駅家が近くに位置し官人が住む特別な集落であったことを裏付けます。ぜひ最新の調査成果と高槻の豊かな歴史をお楽しみください。
【イベント情報】
開催期間:令和6年1月27日(土曜日)から2月25日(日曜日)まで
開館時間:10時から17時まで(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(祝日は開館)、祝日の翌平日
場所:高槻市立今城塚古代歴史館(郡家新町48-8)
観覧料:無料
アクセス: 高槻市営バス「JR富田駅」1番乗り場から
1奈佐原行きで「今城塚古墳前」降りてすぐ
2関西大学・萩谷・萩谷総合公園行き「氷室」で降りて徒歩8分
※無料駐車場あり(35台)
【関連ホームページ】
今城塚古代歴史館トピック展「梶原南遺跡の最新調査成果2」(1月27日から2月25日)(高槻市ホームページ)
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/history/110533.html
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