コロナ禍3年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア! -最新!アルバイト採用ブランド力調査-

多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(https://tsuna-ken.com/ 拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、全国のアルバイト求職者16~69歳1,200人を対象に、「アルバイト採用ブランド力調査」(※1)を実施しました。その調査結果をとりまとめましたのでご報告いたします。
※レポート詳細はこちら:https://tsuna-ken.com/research_report/baito_2022ranking/
トピックス
1.コロナ禍3年、「コロナケア志向」から「仕事内容本位志向」へとシフトする兆し
2. 100円ショップ強し!2年連続でダイソー、セリアがワンツーフィニッシュ!
3.クスリのアオキが5位に躍進するなど、ドラッグストアの健闘が目立つ!


1. コロナ禍3年、「コロナケア志向」から「仕事内容本位志向」へとシフトする兆し

2020年に突如、我々を襲ったコロナ禍も3年が経ちました。予断は許さないものの、徐々にビフォーコロナの生活を取り戻しつつあります。そんな状況下で実施した本年度の調査において、アルバイトを選択する際に重視する項目は、昨年の1位だった【安全】に【場所】が同スコアで並んでランキングトップとなりました。全体の順位をみると前回とほぼ変動ない結果となり、一見、ウィズコロナにおけるアルバイト探しのスタンダードが確立してきたようにみえます。

しかし、細かいポイント差を比較すると、コロナ禍3年が経過したなりの傾向も垣間見えます。【安全】は第1位ではあるものの昨年比-0.6ポイント、また【環境】は昨年比-1.3ポイントと、コロナケアを意識した項目のスコアが一気に低下しています。一方で、【仕事/現実】=「自分でも働けそう」が昨年比+0.9ポイント、【仕事/理想】=「仕事内容に興味がある」が昨年比+0.9ポイントと、仕事内容自体を重視するスコアが上昇しています。つまり、コロナ禍が落ち着きを見せる中で、アルバイトに対する制約を気にすることなく、働くこと本来の醍醐味を求める=アルバイト労働市場において歓迎すべき状況が戻ってきていることが、このデータから浮き彫りになっています。特に、【仕事/理想】は全体順位では下位に位置するものの、今回のブランドランキングのポイントとなっているようにみえます。上位にランクインした職場はすべてこの【仕事/理想】が高スコアなのです。これからのアルバイトブランドにおいて、カギを握る項目になってくるかもしれません。

2.100円ショップ強し!2年連続でダイソー、セリアがワンツーフィニッシュ!

ブランドランキングでは、「ダイソー」が1位、「セリア」が2位と「100円ショップ業界」が昨年に続き1位2位を独占。ここ数年、アルバイトをする職場としての絶対王者となっています。【場所】や【安全】といった重視度の高い項目もスコアが高いのはもちろん、【仕事/現実】=「100円というシンプルな価格ラインナップ⇒働きやすいイメージを喚起させる絶対的な強み」を持っているのが大きなアドバンテージです。

一方で今回調査でのポイントのひとつ【仕事/理想】の評価も大きく上昇しています。これは、「アイデア商品の宝庫というイメージ⇒商品への興味から働いてみたいという気持ち」を高めているからです。つまり100円ショップは、その業態の特徴を磨き続ける努力が、イコール、求職者への魅力を増大させるという構造を確立しつつあるのです。

3年連続で総合1位を獲得した「ダイソー」は、今回も重視度が高かった【場所】【安全】【時間】という「働きやすさ項目」で軒並み高評価。また先述のように業界のストロングポイントである【仕事/現実】も2位を堅持しています。そして【仕事/理想】も一気に評価が高まりました。「セリア」は2年連続の2位で、同業の「ダイソー」に惜しくも及ばずとなりました。「価格ラインナップを均一に保つという商品戦略が浸透⇒プライスがシンプルで働きやすそう」というイメージから【仕事/現実】のスコアは今年も1位。また商品ラインナップの充実度から【仕事/現実】も4位と、「ダイソー」(6位)の上位に位置しています。100円ショップならではの強みではダイソーを上回っているだけに、【場所】【安全】など、アルバイト選択重視度の高い項目でイメージアップにつながれば、首位奪回に近づきそうです。

ブランドランキングでは、「ダイソー」が1位、「セリア」が2位と「100円ショップ業界」が昨年に続き1位2位を独占。ここ数年、アルバイトをする職場としての絶対王者となっています。【場所】や【安全】といった重視度の高い項目もスコアが高いのはもちろん、【仕事/現実】=「100円というシンプルな価格ラインナップ⇒働きやすいイメージを喚起させる絶対的な強み」を持っているのが大きなアドバンテージです。
一方で今回調査でのポイントのひとつ【仕事/理想】の評価も大きく上昇しています。これは、「アイデア商品の宝庫というイメージ⇒商品への興味から働いてみたいという気持ち」を高めているからです。つまり100円ショップは、その業態の特徴を磨き続ける努力が、イコール、求職者への魅力を増大させる構造を確立しつつあるのです。
3年連続で総合1位を獲得した「ダイソー」は、今回も重視度が高かった【場所】【安全】【時間】という「働きやすさ項目」で軒並み高評価。また先述のように業界のストロングポイントである【仕事/現実】も2位を堅持しています。そして【仕事/理想】も一気に評価が高まりました。「セリア」は2年連続の2位で、同業の「ダイソー」に惜しくも及ばずとなりました。「価格ラインナップを均一に保つという商品戦略が浸透⇒プライスがシンプルで働きやすそう」というイメージから【仕事/現実】のスコアは今年も1位。また商品ラインナップの充実度から【仕事/現実】も4位と、「ダイソー」(6位)の上位に位置しています。100円ショップならではの強みではダイソーを上回っているだけに、【場所】【安全】など、アルバイト選択重視度の高い項目でイメージアップにつながれば、首位奪回に近づきそうです。

3.スリのアオキが5位に躍進するなど、ドラッグストアの健闘が目立つ!
ランキング3位は、昨年6位からさらに順位をあげた「カルディ」。このブランドも【仕事/現実】が4位、【仕事/理想】が2位と、仕事関連項目のスコアが突出しています。都心部、ショッピングモール、駅前などさまざまなシーンに出店していることでの親しみやすさと、“食の100円ショップ”とでもいうのか、まさにアイデア商品の宝庫であることが、仕事への興味を高めているようです。4位は「イオン」で、3年連続3位と、安定の人気を誇っています。「イオン」の特徴は各因子への評価が総じて高い結果となっており、求職者にとってバランスのとれた職場というイメージが定着しているのでしょう。

 さて、今回の調査で特筆すべきなのが、ドラッグストア業界の健闘です。5位の「クスリのアオキ」、トップ10外ながら順位をあげた「ウエルシア」など躍進が目立ちます。特に「クスリのアオキ」は、昨年14位からの大躍進となり、ドラッグストア業界の中でもトップの座につきました。2022年の店舗増加率が23.3%増と、業界上位30チェーン中で最大の伸び率(※2)で、攻めの経営方針が一気にメジャーイメージ獲得につながったようです。また「生鮮食品も扱うドラッグストア」の出店を増やしており、スーパー的な業態イメージが付加されたことも奏功しています。商品バリエーションが増えたことで【仕事/現実】=「自分でも働けそう」と、【仕事/理想】=「仕事内容に興味がある」という、本年度のひとつのトレンド「仕事関連項目」のスコアが高まっています。ドラッグストア業界は、100円ショップに続き今後のアルバイトブランドの主役になっていくかもしれません。

※アルバイト採用ブランドランキングレポート詳細はこちら:
https://tsuna-ken.com/research_report/baito_2022ranking/

 
※1)アルバイト採用ブランドランキングとは
・ツナグ働き方研究所では、毎年「アルバイト採用ブランドランキング」を調査発表しています。単なる人気ランキングでは認知度や表層的イメージに左右されやすいことから、下記のアプローチを用いて「採用力」の高さによってランキングを作成しています。
・アルバイトを選択する際に重視する9因子を抽出し、その重視度において項目の採用力偏差値を算出(図1)。アルバイト勤務先として代表的な50ブランドにおいて、その各因子についての評価を調査。評価ポイントに採用力偏差値の加重値を掛け合わせ、その合計値によってランキングを作成。

・調査期間 2022/8/25~2022/8/30
・調査対象 業種を問わずパート・アルバイトとして求職経験が2年以内にある求職者または現就業者
              全国の16〜69歳の男女 1,200名 (男性:600名・女性:600名)
・調査方法 ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
・有効回答:1,200名

※2)出典 日本ソフト販売株式会社「【2022年版】ドラッグストアの店舗数ランキング」
   集計対象 (2021年1月~2022年1月)
   https://www.nipponsoft.co.jp/blog/analysis/chain-drugstore2022/

■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)を母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)「イライラ・モヤモヤする 今どきの若手社員のトリセツ」(PHPビジネス新書)がある。

■過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【コロナ影響を紐解く調査⑦】職場の飲み会世代間意識調査
いまだ約7割は職場の飲み会に行っていない!GoToで解禁した人も約1割
https://tsuna-ken.com/report/20201124_2009.html

【コロナ影響を紐解く調査⑥】2020年アルバイト求職意識1000人調査
コロナ禍のバイト探しで重視するのは「安全」「近場」「短時間」
https://tsuna-ken.com/report/20200731_1976.html

【コロナ影響を紐解く調査⑤】職場の飲み会実態1000人調査
自粛明けも約8割は職場の飲み会に行っていない!会社の禁止も2割強!
https://tsuna-ken.com/report/20200710_1968.html

【コロナ影響を紐解く調査④】コロナ起因の求職意識調査
いま求職している人のうち7割が就業中!サクッと稼げる副業ニーズ高まる!
https://tsuna-ken.com/report/20200608_1955.html

【2020年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍のアルバイトブランド1位はダイソー!コンビニ人気も復活!
https://tsuna-ken.com/research_report/arbeitranking_2020/

【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当:和田 tsuna-ken@tsunagu-grp.jp  

■会社概要
社名:株式会社ツナググループ・ホールディングス
住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町3階
代表者:代表取締役社長 米田 光宏
資本金:696,651千円
従業員数:699名/グループ合計(2022年9月30日現在)
URL:https://tghd.co.jp

 

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会社概要

URL
https://tghd.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル7・8階
電話番号
-
代表者名
米田光宏
上場
東証スタンダード
資本金
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設立
2007年02月