NewsPicks Education、日本の中高一貫校で初めて日本語による「SEE Learning™️」のプログラムをSEE Learning Japanとともに実施
ニュースにも触れながら、自分自身と他者、社会、そしてより広いシステムとつながり、関係性を育む学びを展開
ソーシャル経済メディア「NewsPicks」を活用した新しい学びのプラットフォームを展開する「NewsPicks Education」は、世界40か国以上で展開されている社会的・情動的・倫理的知性の学び「SEE Learning™︎」のプログラムを、SEE Learning Japanと連携して、2024年4月より、静岡大成中学校・高等学校にて実施します。なお本件は、日本の中高一貫校における日本語による実施としては初の取り組みです。
NewsPicks Educationでは「ニュースでつながり学びあう」をコンセプトに、ニュースを「素材」として、自己・他者・そして社会とのつながりに気づき、対話する学びを推進しています。誰もが互いにつながりあって生きている世界において、学校では先生同士、先生と生徒、そして生徒同士、さらには家庭や地域を含め、つながりを感じ、関係性を育むことを重視しています。
今回実施するSEE Learning™︎は、社会的、情動的、倫理的知性の学び(Social, Emotional and Ethical Learning)の略称です。幼児から高校3年生のための包括的な学校教育プログラムとしてアメリカのエモリー大学で開発され、世界40カ国以上の学校で導入されています。日本では2024年3月に初めて、慶應義塾大学に設置された観想研究センターが、教育者向けにSEE Learning™︎のワークショップを開催しました。
SEE Learning™︎は、SEL(Social Emotional Learning:社会性と情動の学び)やシステム思考の概念も含みます。社会における様々な要素の相互依存的な関係を認識しつつ、自分と社会のためにより良い選択をして生きる力を育む学びであることが特長で、NewsPicks Educationがこれまで大切にしてきたコンセプトとも合致しています。
本取り組みを実施する静岡大成中学校・高等学校とNewsPicks Educationは、2023年度に高校1年生の「総合的な探究の時間」の学び場を開き、「観方が変われば世界は変わる」をコンセプトに「つながり」を重要概念として設定し、ニュース×SEL×システム思考の学びを展開しました。こうした経験から、SEE Learning™︎がもたらす学びの豊かさを同校としても実感し、2024年度のプログラム実施につながりました。
中高一貫校でNewsPicks EducationとSEE Learning™︎を掛け合わせたプログラムを実施することで、それぞれの発達段階における子どもたちが、自身の状態や他者の状態を感じ、気づくことで自他への思いやりを育む機会となることや、子どもたちがしなやかに生きるようになることを目指します。
慶應義塾大学准教授 観想研究センター長 SEE Learning Japan代表 井本 由紀様のコメント
SEE Learning™︎は、現在世界の40カ国以上の学校で導入されている教育プログラムですが、日本では、2024年3月にエモリー大学SEE Learning本部のファシリテーターによる初めての教育者向けの研修が慶應義塾大学にて開催されました。静岡大成高等学校の横山先生にもご参加いただき、共に学ぶ機会をいただきました。
SEE Learning™︎の導入は、教師のウェルビーイングと気づきや思いやりの態度の体現から始まると考えています。横山先生、そしてNewsPicks Educationの蒲原さんは、SEE Learning™︎が育むもうとする自己・他者・システムへの相互的な気づきと思いやりを、日々、体現し、実践されていると感じています。静岡大成中学校・高等学校の生徒さんが、何を感じ取り、どのように変容するのかを楽しみに、2024年度からSEE Learning Japanとして伴走させていただけたらと思います。生徒も大人もそれぞれが自分らしく花開きながら、あらゆるつながりの認識の上での倫理的な意思決定能力を育む場こそが次世代のグローバル教育とも言えるでしょう。静岡大成中学校・高等学校でのこれからの取り組みに大いなる期待を寄せています。
静岡大成中学校 教頭 片井 奈美様のコメント
本校に入学する生徒は学習システムや学習サポートに魅力を感じて入学し、学力向上を目指している生徒が多いです。学校は勉強をする場ではありますが、人とのかかわり方を学ぶ大切な場でもあります。生徒たちには学校生活の中で自己理解を深め、他者との関係性を育むことができるようになる機会も創りたいと思っていました。そんな中でSEE Learning™︎と出会い、思いやりのある学校環境づくりを大切にしているところに魅力を感じました。生徒たちがSEE Learning™︎に触れることによって、個々の良さを伸ばし、集団としてさらに成長することを願っています。そして教員にとってもSEE Learning™︎の実践はよりよい信頼関係を築くためのスキルアップにつながってくれるのではないかと期待しています。
静岡大成高等学校 教務部長 横山 力様のコメント
これからの未来を創っていく子どもたちに、大人として一体何をしてあげられるのだろうか、また、本校の建学の精神である「時代に即応する新しい人材の育成」とはどのような人材なのだろうか。その問いに答えてくれたのが、SEE Learning™︎という新たな学びでした。生徒のみんなには、場をどのように創るのか、その場がどのような場であるのが幸せなのかを、場の中心に立って考えていける人となってほしいです。静岡大成の生徒達が、次世代を牽引していく源になってくれることを願っています。
NewsPicks Education 事業責任者 & ファシリテーター 蒲原慎志のコメント
2023年度はSEE Learning™︎を実践する先生方に寄り添い、時には現場にも触れながら、NewsPicks Educationとして情報発信をしてきました。活動を通じてSSEE Learning™︎の学びの豊かさを実感してきたからこそ、2024年度に先生方、そして生徒のみなさんと共にSEE Learning™︎を実践できることが嬉しいです。
SEE Learning™︎自体は世界で展開されているものの、日本ではまさにこれからという段階です。NewsPicks Educationとしては、「良い」と言われるもの、「こういう学びが大切だね」と言われるものが、健全に広がる世界を創造したいです。
一方、その想いは自らが実践することで開かれる部分もあるように思います。「広げる」というよりも「広がる」という存在であってほしいと願いながら、実践を通じてその可能性を探ります。今回、その可能性を信じ、共に実践してくださる静岡大成中学校・高等学校の片井さんと横山さん、そしてSEE Learning™︎を日本に紹介してくださった井本さんに感謝です。
SEE Learning Japanについて
慶應義塾大学に2023年度に開設された、創造性、社会的変容を促し支えるための観想的実践の研究・教育の拠点「観想研究センター」内で、SEE Learning Japan Teamとして活動。米国エモリー大学で開発されているSEE Learning™︎の日本版を開発・導入・調査し、日本の教育システムの変容を促すことを目指します。
https://www.seelearningjapan.com/
NewsPicks Educationについて
ニュースでつながり学び合うをコンセプトに、全国の小中学生がニュースに触れる機会を創造しています。ニュースを素材に、自己、他者、社会とのつながりに気づく学び、そして人と人が関係性を育むことができる学びを大切にしています。
https://education.newspicks.com/
NewsPicksについて
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