金融のプロたちが日本経済・金融の“これから”を語る!auじぶん銀行社長・臼井×西村元日銀副総裁 特別対談 これからの20年は効率化と高付加価値の二正面作戦がカギに!?
~auじぶん銀行が目指す“じぶんにとって便利で利用しやすい”銀行~
auじぶん銀行株式会社(所在地:東京都中央区 代表取締役社長:臼井 朋貴)は、「auじぶん銀行臼井社長×西村元日銀副総裁 特別対談『金融の未来とauじぶん銀行が担う役割とは~日本経済の “これまで” と “これから” を金融視点で切る~』」(以下 本イベント)を2021年11月25日に行いましたので、当日の様子をご報告します。
<イベントレポート>
日本経済のプロが見る!日本経済・金融の「これまで」
―日本経済のこれまで
―“効率化”が金融業界に与えた影響
※住宅ローン:https://www.jibunbank.co.jp/products/homeloan/
日本経済の現在の課題とは!?広がる格差問題について指摘
auじぶん銀行の掲げる目標 「誰一人として取り残さない2030年の未来を創るために」
―日本経済の課題
「広がる格差問題 資産形成」というテーマで現在の日本経済の課題に目を向けました。課題が山積みだと話す西村氏。金融サービスが便利に進化していく一方で、高齢層にはインターネットバンキングやキャッシュレスが浸透しておらず、ICTスキルの低さで取り残されてしまうデジタル・デバイド問題を指摘します。加えて日本人の金融知識についても、臼井は「実際に投資・資産運用にあまり関心の無い方が多いです。それは環境的に仕方のない側面もあり、欧米に比べて学びの機会が圧倒的に少ないことが課題だと考えています」と述べました。
―auじぶん銀行が提供する金融教育の取り組み
この学びの機会の少なさに対して臼井は、大人向け金融教育として、資産運用のウェブセミナーや、元プロ野球選手と臼井自身が投資や資産運用について語る対談企画「教えて!臼井社長」の実施などを紹介。また、子供の頃から金融に関して正しい知識を身に付ける機会を提供していくことも必要だと考え、子供向けのアニメーション動画を作成してHPに公開するほか、実際に小学校を訪問してお金の授業をする「夢の教室」といったauじぶん銀行の独自の取り組みについて説明しました。西村氏は、auじぶん銀行ならではの金融教育に多大な興味を示し、「臼井社長の活動が大きな広がりを持っていって欲しいですね」と期待を寄せました。
※資産運用のウェブセミナー:https://www.jibunbank.co.jp/landing/jibunbank_japan_pmi/
教えて!臼井社長:https://www.jibunbank.co.jp/dialogue/ceo_01/
子供向けのアニメーション動画:https://www.jibunbank.co.jp/sdgs/mukasi_banashi/
夢の教室:https://www.jibunbank.co.jp/corporate/news/2020/1127_01.html
―これからの投資は“安心・安全・納得”が新たな判断基準に!SDGsの視点を持つ重要性
金融教育を進める中で気を付けることとして、西村氏は三つのポイントを解説。一つ目は「ライフステージによって必要な投資情報や意識が変わること」を指摘し、長期に運用して将来への蓄えを増やす若い世代と、資産の取り崩しで長い残りの人生の支出をまかなう高齢層のお金の意識の違いについて述べました。二つ目は「十分な情報が分かりやすく伝わっているか」だと説明。有利な点に焦点をあわせて金融商品を売ろうとする売り手に対し、買い手が不利な点をよく理解した上で判断できるよう、ユーザー目線に合わせた情報提供のサービス展開が必要だと訴えました。そして三つ目は、「金融教育によって、単に資産形成に止まらず、“将来自分が何をしたいのか”を考えるようになる」ことを最も重要なポイントとして挙げ、「その資産を使って日本に、そして世界に貢献ができることが分かれば、生き方が変わっていきますよね。自分の考え方で投資をするときに、その投資が他の人々を傷つけることにならないかを気にするようになってほしいです。これは投資家を超えた個人としてのSDGsの基本だと思います」と力説しました。
これらを踏まえ臼井は、auじぶん銀行としてさまざまなユーザーに向き合い、気づきを与えるような商品を提供していくと話します。その取り組みについて西村氏は「ニーズに対する気づきを与えることで、投資に対し“抵抗”ではなく“納得感”をもてるようになる」と話し、「投資は“安心・安全・確実”が理想ですが、価値が大きく変動するリスク資産に投資しながらそれらを確保することは難しい。しかし、“納得”できるものに投資をすることで、金銭的価値の変動に惑わされる程度は減少することになります。投資は“安心・安全・納得”が新しい判断基準になるのではないでしょうか。そして“納得”には、SDGsの視点も含まれます」と話ました。臼井は、西村氏の意見に納得しつつ「商品・サービスの面でも、お客さまひとりひとりの年齢、価値観、金融知識、ニーズに合わせ、金融をより身近に感じてもらえるサービスを提供していきたいです」と語りました。
日本経済・金融の今後を予想!
20年後は銀行が生まれ変わり、構造が変化する!?
―日本の銀行は生まれ変わる!?銀行の構造変化
―auじぶん銀行は“じぶんにとって便利で利用しやすい”と感じてもらえる銀行に
最後に臼井は、事業者側ではなく、お客さまがサービスを選ぶ時代になったと話し、「銀行のみのサービスに閉じるのではなく、新たな金融体験を提供できるよう、グループ一体となってサービス提供を行っていきたい」と語りました。さらに、今年8月に発表した「auまとめて金利優遇」を紹介。普通預金の金利を優遇するサービスや、証券・キャッシュレス決済・クレジットカードのauのサービスと当行をつなぐことで、金利というプライス面の価値提供はもちろんのこと、お客さまがシームレスに資金移動を行えるようサービスの機能強化も行ったものだと説明しました。「こうした各社のサービスとの連携はこれからも展開を広げていき、より生活にかかわるサービスをつなげることで、新たな顧客体験を創造し、利便性を高めていきたいと考えます。そして、我々はさらにお客さま一人ひとりの声を聞かなくてはいけない。“じぶんにとって便利で利用しやすい”と感じていただける銀行に磨きあげ、ユーザーファーストを徹底して追求して、私どものブランドスローガンである『銀行を連れて、生きていこう。』を体現し、お客さまに選ばれる銀行であり続けたいです」とauじぶん銀行の“これから”を語り、対談を締めくくりました。
※auまとめて金利優遇:https://www.jibunbank.co.jp/landing/kinri_up_tokuten/
登壇者情報
1953年生まれ。1975年東京大学経済学部卒業、1977年同大学院経済学研究科修士課程卒業。
2005年4月から2008年3月日本銀行政策委員会審議委員を経て、
2008年3月から2013年3月日本銀行副総裁に就任。
現在は政策研究大学院大学特別教授、東京大学大学院経済学研究科名誉教授を務める。今年4月からはauじぶん銀行のエグゼクティブアドバイザーに就任。
臼井 朋貴(うすい ともき)
【略歴】
1991年 第一勧業銀行入行
2002年 フューチャーシステムコンサルティング株式会社(現フューチャーアーキテクト株式会社)入社
2009年 住信SBIネット銀行執行役員就任
2014年 SBI証券執行役員就任
2015年 KDDI 金融ビジネス統括部長就任
2019年 auじぶん銀行 代表取締役社長、auフィナンシャルホールディングス代表取締役 副社長就任
auじぶん銀行について
特徴
■預金や外貨、ローンまで、すべてのサービスがスマホで完結。いつでもどこでもスムーズに。
■KDDIと三菱UFJ銀行がつくった銀行だから安心。
■店舗を持たないネット銀行だから実現できる魅力的な金利とおトクな手数料。
■じぶんにピッタリの情報がタイミングよく届く。 使えば使うほど、どんどん役立つ存在に。
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