高温セラミックの3Dプリント革命—LynxterとCramikが生み出す新たな可能性

Lynxter社の3Dプリンティング技術が、セラミック製造の常識を覆す

株式会社システムクリエイト（本社：東大阪市）は、フランスの3DプリンターメーカーLynxter社の先進的な積層造形技術を取り扱っています。このたび、Lynxter社はセラミック材料の専門企業であるCramik Additive Solutionsと協力し、高温セラミックの3Dプリンティングにおける新たな成功事例を発表しました。この事例は、従来の製造方法では実現が難しかった高耐熱性・高強度のセラミック部品を、3Dプリンティング技術によって効率的に生産する画期的な技術革新です。

セラミック3Dプリンティングの新たな可能性

Lynxter社は、マルチマテリアル対応の産業用3Dプリンターを開発・製造する企業として、特に液体、ペースト、粉末材料を用いた高精度な積層造形技術に強みを持っています。一方、Cramik Additive Solutionsは、高温セラミック材料の研究開発と応用技術において豊富な経験を有する企業です。

今回の成功事例では、両社が協力し、Lynxterの3Dプリンタを用いて高温環境下での使用に耐えうるセラミック部品を作成しました。このプロジェクトでは、次のような特長が確認されています。

高温耐性の向上

従来のセラミック成形技術では難しかった、高温環境下（1,500℃以上）でも耐久性を維持できる部品の製造が可能に。

複雑形状の実現

3Dプリンティングならではの自由度を活かし、従来の成形方法では困難な形状の製造を実現。

コスト削減と生産効率の向上

材料ロスを抑え、短期間で試作・製造が可能になり、製造コストの削減と開発スピードの向上を達成。

高温セラミックの応用分野

この技術は、以下のような分野で大きな影響を与えると期待されています。

• 航空宇宙産業：高温に耐えるエンジン部品や断熱材の製造。

• 自動車業界：排気システムや熱交換器などの高耐熱部品の製造。

• 医療分野：耐久性のあるカスタムメイドのインプラントや義歯の製造。

• エネルギー分野：原子力や再生可能エネルギー設備向けの耐熱部材。

Lynxter社の3Dプリンター技術

Lynxter社の3Dプリンターは、モジュール式で高い拡張性を持ち、セラミック以外にもシリコーンや金属など多様な材料に対応可能です。これにより、異なる材料の組み合わせや多様な製造ニーズに柔軟に対応できます。

また、従来のセラミック製造では必要だった焼結や成形プロセスを効率化し、設計から製造までのリードタイムを大幅に短縮することに成功しました。これにより、試作から量産までのスピードが向上し、製造業の生産性向上に寄与します。

CramikとLynxterのR&Dチーム

Lynxter社およびCramik Additive Solutionsの技術協力により、セラミック3Dプリンティングの新たな可能性が広がりつつあります。今後も、最先端の技術動向を注視し、国内のものづくり企業の発展に貢献してまいります。

■会社名：株式会社システムクリエイト

■代表者：代表取締役 川上 正義

■設 立：1992年6月19日

■本社所在地：大阪府東大阪市荒本新町1-20

■TEL：[phone]

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■事業内容：3Dデジタルツール導入支援・販売・サポート

・ソフトウェア（CAD/CAM・IoTツール・解析）

・3Dプリンター / 3Dスキャナー

・工作機械

　（マシニングセンタ・NC旋盤・レーザ加工機・その他）

・3D技術代行サービス

■HP：https://systemcreate-inc.co.jp/