V-Lowマルチメディア放送受信に対応したスマートフォン受信機を試作開発・展示
この試作端末は、V-Lowマルチメディア放送の技術方式であるISDB-Tsb方式に対応しており、90MHz~108MHzが受信可能です。既存端末をベースとし、主要部品はそのまま使用し周波数特性等の変更を行い実現したものです。受信アンテナはワンセグ等のアンテナサイズ(14㎝)と同等でV-Lowマルチメディア放送が受信出来るものです。この端末を用いて福岡地区のV-Lowマルチメディア放送実証実験にて受信実験を行い、想定のサービスエリアと同等な範囲で受信成功いたしました。
10月1日から開催されるCEATEC JAPAN 2013のTOKYO FMブース(ホール6 小間番号6G01)にて、本試作製品を展示し、ブース内で送信されているV-Lowマルチメディア放送の電波を受信してデモンストレーションいたします。TOKYO FMでは引き続き、端末メーカーと協力し、来年の商品化を目指して開発を進めます。
<端末仕様>
・スマートフォン
・Display 4.8インチ
・アンテナ長 14㎝
・約140㎜×70㎜×10㎜ 質量約160g
・2600mAh
<V-Lowマルチメディア放送>
・90MHz-108MHz ISDB-Tsb方式受信
・3seg/1seg 受信対応
◆TOKYO FMについて
株式会社エフエム東京及びJFN(ジャパン・エフエム・ネットワーク)、JFN加盟各社は、V-Lowマルチメディア放送の委託放送事業者となるべく、2009年10月7日に全国6社のブロック別ソフト会社を設立致しました。福岡地区での実証実験を通じて、V-Lowマルチメディア放送の最終実験に取り組んでおり、来年に始まると言われている本放送へ向けて参入すべく準備を進めております。V-Lowマルチメディア放送において、音声や映像をリアルタイムで楽しむだけではない、データ放送を活用した「安心安全・便利な放送サービス」、「役立つ放送サービス」の実現を目指しております。
◆V-Lowマルチメディア放送とは
地上テレビジョン放送のデジタル化に伴い利用可能となるVHF帯(超短波帯)を用いて実現を図る「マルチメディア放送」は、携帯端末や車載型の受信機で、移動しながらでも情報を入手できる「携帯性・移動性」と、不特定多数に対して同時に情報を提供することができる「放送」という機能を有する新たなメディアとして期待されている。また、映像・音響・データ等の様々な情報を柔軟に組み合わせた、従来にはない新しい放送番組が期待されている。
このうち、207.5MHz~222MHzの周波数帯を用いる「V-Highマルチメディア放送」は、全国を対象とした放送であり既にサービス開始されていますが、99MHz~108MHzの周波数帯を用いる「V-Lowマルチメディア放送」は、各地方の都道府県からなる「地方ブロック」を対象とし、地域密着の生活情報や安心安全情報等を放送する「地方ブロック向け放送」として、地域の活性化やより安全安心な社会の実現に寄与することが期待されている。当該放送については、2012年(平成24年)から全国で実証実験が進められており、また、2013年(平成25年)3月~4月に実施された「マルチメディア放送に係る参入希望調査」においても参入希望意見が寄せられている。
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