横浜で猫にまつわる展示「大佛次郎と501匹の猫」開催。童話『スイッチョねこ』の原画7点を初公開!【大佛次郎記念館】
大佛次郎記念館(おさらぎじろうきねんかん/横浜市中区山手町113番地)では、大佛次郎生誕120年を記念した展示「大佛次郎と501匹の猫」が開催中です。
作家・大佛次郎は、今から120 年前の1897 年(明治30)に生まれ、「鞍馬天狗」や「天皇の世紀」などの代表作とともに、大の愛猫家として有名です。「私の家に住んだ猫の数は五百匹に余る」と豪語するほどです。常に10匹以上の猫を飼い、人形や玩具の猫まで収集していました。
本展示は、大佛次郎の文章や写真とともに、猫好きで知られる友人の画家・木村荘八の形見として贈られた「猫飼好五十三疋」をはじめとする「おもちゃ絵」コレクションや、童話『スイッチョねこ』の挿絵や絵本の数々、収集した猫の置物などの愛蔵品を紹介する、まさに「猫づくし」です。
- ねこ!ねこ!ねこ! 置物大集合
素材が木製、陶磁器製、ブロンズ製、ガラス製と、バラエティに富んだ猫置物は必見です。
- 朝倉摂『スイッチョねこ』原画 初公開!
大佛次郎作の童話『スイッチョねこ』は、1946 年に「こども朝日」に発表されました。その時の挿絵は、猪熊弦一郎の手によるものでした。その後、絵本として、安泰(やすたい)・画『スイッチョねこ』と、朝倉摂・画『スイッチョねこ』が世に出ます。しかし、朝倉摂版は残念なことに、現在は廃版となり、手に取ってご覧いただく機会が非常に少なくなりました。この貴重な原画を初公開します。
- 『猫飼好五十三疋』原画と解説パネル展示
東海道五十三次をもじった歌川国芳・作の浮世絵『猫飼好五十三疋』(みょうかいこうごじゅうさんびき)の版画3 点を展示します。
同時に、1 階ロビーでは、本展示の公式カタログ『大佛次郎と猫』に掲載の絵解きページを拡大したパネルを展示します。
- 猫たちが、銭湯に入っている様子が描かれた「おもちゃ絵」も!
おもちゃ絵とは、江戸時代末頃から出された一枚刷りの錦絵のこと。もともとは子供の鑑賞用でした。猫好きで知られる浮世絵師・歌川国芳の弟子たちが多く制作しました。
日本の画家・木村荘八から大佛次郎へ形見として贈られた浮世絵の一つ「ねこの湯屋」も展示。猫たちが、湯屋(銭湯)に入っている様子が細かく描かれています。
この浮世絵をモチーフにして、木村荘八自身が筆をとった版画や、立体的な細工もの「猫の風呂屋」(吉田永光作)も展示しています。
大佛次郎記念館テーマ展示Ⅱ 大佛次郎生誕120年記念 「大佛次郎と501匹の猫」 会 期 2017年7月13日(木)~11月12日(日) ※月曜休館(祝休日の場合は翌平日) 前期(7/13-8/20) 中期(8/22-9/24) 後期(9/26-11/12) ※期間ごとに一部展示替えを行います 開館時間 9月30日まで10:00~17:30(入館は17:00まで) 10月1日から10:00~17:00(入館は16:30まで) 料 金 大人(高校生以上)200円 ※20人以上の団体150円 中学生以下 無料 ※毎月23日「市民の読書の日」と第2・第4土曜日は高校生以下無料 ※横浜市内在住の65歳以上の方は無料(濱ともカード等をご提示ください) ※障がい者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料(手帳をご提示ください) 問 合 せ 大佛次郎記念館 TEL:045-622-5002 FAX:045-622-5071 H P http://osaragi.yafjp.org/ |
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像