【刊行直後から大反響】やたらと凶暴でアナーキーな中世人の生き様に「ありえない!」「痛快!」と反響続々。清水克行『室町は今日もハードボイルド』発売即重版決定!!
僧侶は武士を呪い殺し、農民は政界工作を企て、妻は夫の浮気相手を襲撃する――あなたたち、本当にご先祖様ですか? 現代人の常識や思い込みを覆す「痛快歴史エッセイ」!
僧侶が武士を呪い殺す「室町版デスノート」、びわ湖の海賊が罪のない山伏を襲った「びわ湖無差別殺傷事件」、浮気された妻による浮気相手への復讐劇「うわなり打ち」など、現代人には想像もつかない中世日本の慣習や事件を、これでもかと紹介する歴史エッセイ『室町は今日もハードボイルド』。
発売後、著者インタビューや書評で内容が紹介されると、「やたらと人が死ぬ凶暴な時代!」「室町時代の日本人、めちゃくちゃ荒っぽい!」「もはや理解できなさすぎて痛快!」など大反響。中世日本のアナーキーさが多くの読者の心をとらえ、緊急重版となりました。
著者の清水克行氏は、『喧嘩両成敗の誕生』『耳鼻削ぎの日本史』などで、日本中世の変わった慣習をユーモアあふれる筆致で紹介してきた中世史研究者。辺境ノンフィクション作家高野秀行さんとの共著『世界の辺境とハードボイルド室町時代』では、現代ソマリランドにそっくりな室町社会を活写し、洗練された日本文化の裏に潜む「日本人の本当のメンタリティ」に迫りました。
本書でもその筆致は健在で、過激な話から、ユーモアあふれる話まで、室町・中世の人々を自在に語りつくします。中世人の破天荒な生き様に、ときに驚き、ときに笑わされ、気づけば自分の価値観が解きほぐされていること間違いなし。窮屈な現代社会を生きる多くの人に読んでいただきたい一冊です。
後藤正文さん(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
「日本の伝統」というステレオタイプを破壊する、痛快な読書体験でした。
赤江珠緒さん(フリーアナウンサー)
ご先祖様たちは、想像以上に、生命力剝き出しに、抜け抜けと逞しく生きていた!
楠木建さん(一橋ビジネススクール教授)
過剰に多元的な中世日本に多様性の本質を見る。浅薄な「ダイバーシティ論」に飽きたらない人々に本書を薦める。
【著者紹介】
清水克行(しみずかつゆき):1971年生まれ。明治大学商学部教授。「知恵泉」「光秀のスマホ」など歴史番組の解説や時代考証も務める。著書に『喧嘩両成敗の誕生』、『戦国大名と分国法』、『耳鼻削ぎの日本史』などがあるほか、ノンフィクション作家・高野秀行氏との対談『世界の辺境とハードボイルド室町時代』が話題になった。
清水克行著『室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界』
【発売日】6月17日
【造本】四六判ソフトカバー
【本体定価】1400円(税込1540円)
【ISBN】9784103541615
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