5部門横断の生成AI導入を10ヶ月伴走、業務時間最大95%削減へ
総務・採用・営業・財務・教育の実務に合わせた個別支援で、全社一律研修では届きにくい業務変革を推進 株式会社コミクス

不動産・人材サービス領域では、人手不足、業務の属人化、文書作成・集計業務の負担増大が進み、現場ごとの業務改善が経営課題になっています。
一方で、生成AIはメール・議事録・資料作成などの補助領域を中心に企業活用が広がる一方、「自部門の業務にどう落とし込むか分からない」という課題も残っています。
株式会社コミクス(本社:東京都渋谷区円山町、代表取締役:鈴木章裕)は、不動産・人材サービスを展開するクライアント企業に対し、総務・採用・営業・財務・教育の5部門を対象とした部門別カスタマイズ型の生成AI活用支援を10ヶ月にわたり継続実施中です。
■ 背景・課題
総務省「令和7年版 情報通信白書」では、日本企業で何らかの業務に生成AIを利用している割合は55.2%、メール・議事録・資料作成等の補助に利用している割合は47.3%とされています。一方で、導入時の懸念として最も多いのは「効果的な活用方法がわからない」であり、生成AIは認知・試用の段階から、実務定着の段階へ移行しつつあります。
今回支援しているクライアント企業でも、各部門に「AIに関心はあるが、自分の業務にどう適用すればよいか分からない」「全社一律の研修では、日々の業務改善まで落とし込めない」という課題がありました。そこで同社は、部門別の業務課題に合わせて活用テーマを設計し、実務に組み込む伴走支援として、コミクスの「生成AI活用支援」を導入しました。
■ 提供内容
1)部門別マンツーマン型の生成AI活用支援
コミクスの生成AI活用支援は、一般的な集合研修ではなく、CIO橋本剛が各担当者と1対1でオンライン面談を実施し、一人ひとりの業務課題に合わせて活用方法を設計・実装する支援です。
支援では、対象者への業務課題アンケートをもとに、業務の種類、作業時間、属人化の度合いを整理します。そのうえで、AIの専門家が活用テーマを選定し、個別面談でプロンプト、業務フロー、運用時の注意点まで具体化します。さらに、月次で経営層への定例報告を行い、現場の取り組みを経営判断につなげる体制を整えています。
2)5部門8名への10ヶ月間の継続伴走
本支援は2025年7月の初回キックオフから2026年4月現在まで継続しており、5部門8名に対して累計34回のオンライン面談を実施しています。単なる使い方の説明ではなく、各担当者の実務に生成AIを組み込むことを重視しています。
■ 5部門での主な活用テーマ
総務部では、アカウント管理、貸与品管理、勤怠データの異常検知、社内FAQ、社内システム操作ガイドの作成支援に取り組んでいます。月初月末に集中する申請処理や、問い合わせ対応の効率化を主なテーマとしています。
採用部では、求人原稿・スカウト文面の媒体別作成、採用面接の議事録作成、次選考への引継ぎ資料作成、採用データの効果測定、SNS・広報コンテンツ作成を支援しています。複数媒体に合わせた文章作成と、面接後の情報共有の標準化を重視しています。
営業部では、商談資料・提案書作成、売上実績分析、市場調査、競合分析を進めています。財務部では、B/S・P/Lレポート作成、資金予測、仕訳作業のAI提案、多言語コミュニケーション支援に取り組んでいます。教育部門では、研修コンテンツ作成、面談準備資料、PowerPoint添削AIの検討、全社AIリテラシー向上プログラムの設計を進めています。
■ 特長・強み
・部門別に業務を分解する設計:総務、採用、営業、財務、教育の業務特性に合わせ、削減効果が出やすい作業から優先して取り組みます。
・CIOによる直接伴走:AIツールの紹介にとどまらず、実務フロー、プロンプト、運用ルールまで個別に設計します。
・経営層への月次報告:現場の活用状況を可視化し、属人的な試行錯誤で終わらせず、全社展開に向けた判断材料に変えます。
・最新ツールの現場導入:2026年4月には、Claude Codeの設定からGoogle Apps Script連携ツール「Clasp」の認証まで、約60分でハンズオン支援しました。
■ 想定される効果
本支援では、業務課題アンケートと各部門へのヒアリングをもとに、議事録作成で80〜95%、データ分析・集計で65〜70%、求人原稿・スカウト文面作成で70%、問い合わせ対応で75%、財務レポート作成で60%、営業資料作成で40〜55%の作業時間削減が期待できると試算しています。
これらはコミクスによるAI活用アンケート分析に基づく試算値であり、今後は実運用データをもとに、削減時間、活用頻度、再現性の検証を進めていきます。
■ コミクス生成AI担当講師 コメント
「本ケースは、5つの部門それぞれの業務に深く入り込み、一人ひとりに最適なAI活用を設計した好事例です。全社一律のAI研修ではなく、各自の業務を変えることに焦点を当てた伴走支援だからこそ、10ヶ月間にわたり継続してご活用いただいています。最近ではClaude Codeのような最先端ツールの導入にも挑戦いただいており、今後のさらなる発展が楽しみです。」
■ 今後の展望
株式会社コミクスは、生成AI活用を一過性の研修で終わらせず、現場の業務フローに組み込み、削減時間と業務品質の両面で成果を検証できる支援を拡大していきます。部門別の個別伴走と経営層への定例報告を組み合わせ、現場改善を全社の生産性向上につなげていきます。
今後は、開発支援AIを活用した業務自動化スクリプトの作成、社内FAQやナレッジベースの整備、部門横断でのAI活用ルール策定まで支援範囲を広げ、企業ごとの実務に根ざした生成AI定着を支援してまいります。
ーーー株式会社コミクス 会社概要ーーーーーーー
本社住所:東京都渋⾕区円⼭町15-4 近藤ビル2階
代表:代表取締役 鈴⽊章裕
設⽴:2007年9⽉
事業内容:生成AI活用生産性向上支援、BtoB事業者向け営業支援、フリーランスプロ人材紹介等
【お問い合わせ】
TEL:03-5459-5394 MAIL:n.adachi@comix.co.jp 担当:株式会社コミクス 安達成生
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