働き方改革で収入「減った」が「増えた」の7.8倍 働く主婦に聞く、働き方改革で労働時間と家庭の収入はどうなった?

働き方改革による収入の影響「何もない」65.9%~しゅふJOB総研調査~

主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は『働き方改革による労働時間と家庭の収入』について、働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数712件)

■調査結果概要

1.働き方改革が推進されて労働時間減少を実感することが「ある」24.6%
2.労働時間減少を実感した理由「時短勤務の求人が増えた」46.9%
3.働き方改革による家庭の収入への影響「増えた」3.7%、「減った」28.7%
4.自分や配偶者・パートナーの労働時間が減少した家庭の収入「減った」73.0%
5.フリーコメントより


1.働き方改革が推進されて労働時間減少を実感することが「ある」24.6%


2.労働時間減少を実感した理由、「時短勤務の求人が増えた」46.9%


3.働き方改革による家庭の収入への影響、「増えた」3.7%、「減った」28.7%


4.自分や配偶者・パートナーの労働時間が減少した家庭の収入「減った」73.0%


5.フリーコメントより
◇寄せられたフリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
<労働時間減少を実感することが「ある」と答えた人>
・働く時間を常に気にしていかなければならなくなり、収入は減る傾向になっていると思います(50代:パート/アルバイト)
・残業時間は減った分、基本給が上がれば一番いいのだが、現実は基本給は上がらず、ボーナスカットだから結局は収入が減った(40代:今は働いていない)
・残業0は基本有難いが、朝早い始業時間や18時以降の終業時間など、結局8時間勤務が増えて夕方以降時間に余裕が無くなった(40代:今は働いていない)
・生活にゆとりが出て、良い傾向。これで企業の労働力のコスパが上がり、従業員への還元で単価が上がれば、暮らしやすくなる(50代:公務員/団体職員)
・残業時間が減って収入が減った方の保険料は|定時改定があるまで変更がないと思うので、|とても気の毒に感じます(40代:今は働いていない)
・主人は今まで必要に迫られて、サービス残業をしてきたが、働き方改革で残業代が着くようになった(50代:契約社員)
・夫のみ会社員で、今まで残業続きでしたが、働き方改革によって労働時間は減り、収入は増え、家族の時間も増え、心身共に健康な方向に進んでいるので、ぜひこれからも改革を進めていただきたいです(30代:フリー/自営業)
・夫の会社は、課長以上になると、裁量制?名ばかり管理職になり、残業代がつかなくなるので、夫は出世したがらない(40代:パート/アルバイト)
・働き方改革のせいで夫の帰宅が早くて困る。働いてお金稼いできてくれればいいので帰宅は早くなくて良い(50代:派遣社員)
・仕事の段取りが悪い人や仕事の量が多い人は大変だ。マネージメントが相当よくなければならないと思う(50代:派遣社員)

<労働時間減少を実感することが「ない」と答えた人>
・労働時間が短縮できるのは結局は大企業や公務員だけ(50代:派遣社員)
・管理職は固定給の企業も多いので今までと収入面で変わることはないです(40代:派遣社員)
・今のところ我が家には関係のない話である(40代:今は働いていない)
・契約更新の面接時に、スキルチェック(評価)項目の中に何時間分の労働時間削減の提案を出すというものが入ってしまい、困りました。入社間もないため、提案しても却下が続き、評価が下がってしまったので(40代:今は働いていない)
・ブラック企業ではまったく反映されていない。しかも契約社員には関係ない(40代:契約社員)
・もっと世の中にはっきりわかるような改革にしてほしい。全然やってることがわからない(30代:今は働いていない)
・我が家は自営業なのであまり影響はない(50代:パート/アルバイト)
・全く何も変わらないです。働き方改革とか言ってても、結局は現場が変わらなければ働き方も変わらないと思います(30代:パート/アルバイト)
・今はまだ収入に影響は無いが、働き方改革が推進されてしまうと影響が出てしまうのではないかと不安になる(50代:派遣社員)
・今のところ、実感はないです(50代:パート/アルバイト)

<その他、現状に関するご意見より>
・夫は会社勤めなのに 何故か社会保険に入れてもらえないので、私は以前から体力に心配はあるものの早く社会保険に入れる週の労働時間が少なめの仕事に就かなければと考えていました(50代:今は働いていない)
・派遣法を改正して欲しい!年収500万以上ないと単発が出来ないのは凄く嫌だ(50代:今は働いていない)
・働き方改革が、正規社員が対象として提言されているとしか思えません。非正規社員にとっては、迷惑な法案です(50代:派遣社員)
・もっと"自己責任"の力を 信じて、自由度をあげても良いと思います(50代:今は働いていない)
・私自身は在宅の仕事をしているので大変ではないが、小さい子供が複数いて、働いているお母さんは本当に大変そう。子供のいるお父さん、お母さんは、なるべく無駄な残業をさせないようなシステムを作ってほしい。収入に関しても裁量労働制を取り入れ、長時間だから給与が高い、というのはやめてほしい(40代:SOHO/在宅ワーク)

■しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より

 働き方改革関連法案の審議が難航する間にも、就業環境には少しずつ変化が出始めていたようです。働く主婦層に対し、働き方改革が推進されて労働時間減少を実感することがあるかを尋ねた所24.6%が「ある」と回答しました。まだ少ないとも取れますが、影響を感じている人が約1/4存在することになります。法案審議が進んでいなくても、働き方改革は少しずつ進んでいるように思います。また、労働時間減少を実感した理由として最も多く挙がったのは「時短勤務の求人が増えた」です。時間に制約のある人にとって歓迎すべきことだと考えます。

 しかしながら、楽観はできません。働き方改革による家庭の収入への影響について尋ねたところ、「何も影響はない」と答えた人が最も多かったものの、「収入が減った」との回答が3割近くに上ります。「収入が増えた」との回答が4%程度であることを考えると、圧倒的に収入が減ったと感じている人の方が多いことがわかります。さらに「自分の労働時間が減少した」「配偶者またはパートナーの労働時間が減少した」のいずれかを選択した人に絞ってクロス集計すると「収入が減った」と回答した人が7割を超えます。これは、労働時間に応じて給与が上下する仕組みであることに起因すると考えます。仮に今の仕組みのまま労働時間減少が浸透していくと、7割以上の家庭で収入減が発生してしまう可能性があります。

 収入の減少は消費の冷え込みにもつながります。労働時間を減少させつつ、給与は維持もしくは上昇させていく仕組みを作ることが、働き方改革を推進する上で重要な課題だと考えます。
 

しゅふJOB総研所長 兼 ヒトラボ編集長 川上敬太郎 ープロフィールー

1997年愛知大学文学部卒業。テンプスタッフ株式会社(現パーソルホールディングス)に入社し新規事業責任者等を歴任。転職後、執行役員としてキャリアカウンセリングやマーケティング部門を統括するなど、営業・経営企画・人事といった人材サービス事業のほぼ全てのセクションに携わる。業界専門誌『月刊人材ビジネス』では営業推進部部長 兼 編集委員を務め、人材ビジネス企業の経営者に向けた勉強会を企画運営。2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職。
人材サービス業界の『声なき声』を社会に届けるインタラクティブメディア『ヒトラボ https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/』及びフェイスブックグループ『人材サービスの公益的発展を考える会 https://www.facebook.com/groups/jinzai.koueki/』主宰。有識者として内閣府 規制改革会議 雇用ワーキンググループ勉強会への参加、男女共同参画センターでの講演など、主婦人材の活躍推進や人材サービス業界のあり方について積極的な意見提言を行う。

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会
・平成29~30年度:民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」委員
・平成29~31年度:労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」委員
・一般社団法人 日本人材派遣協会
・派遣事業運営支援委員会委員(平成20~21年)、派遣事業運営支援部会員(平成24年)

◇メディア出演歴 NHK あさイチ 解説/フジテレビ みんなのニュース『ふかぼり』 解説/テレビ朝日 ビートたけしのTVタックル
   パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数

◇寄稿・連載歴 日本経済新聞:私見卓見『日雇い派遣は主婦を助ける』(寄稿)/時事通信『働くデキる女性たち』(連載)など

▼ヒトラボ資料館 『是々非々』 http://zezehihi.wix.com/jinzai

 

■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:712名
調査実施日:2018年3月14日(水)~2018年3月28日(水)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者


<しゅふJOB総研について>

「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもとにつくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<株式会社ビースタイルについて>

企業理念は「best basic style」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約16年間で生み出した主婦の雇用数はのべ10万人以上。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働くことができる社会の実現に向け、派遣・在宅・ハイキャリアなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。

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