箱根の旅館「一の湯」が、”神奈川がんばる企業エース2025”に認定

— 2017年以来2度目の受賞。地域とともに歩む旅館として新たな一歩 —

株式会社一の湯

(写真:神奈川県提供)「神奈川がんばる企業エース2025」認定式にて 左:株式会社一の湯 代表取締役社長 小川尊也
右:黒岩祐治神奈川県知事

■ 395年続く老舗旅館が、再び県から高評価

箱根で温泉旅館を展開している「株式会社一の湯」(本社:神奈川県足柄下郡箱根町、代表取締役社長:小川 尊也 創業1630年)は、このたび神奈川県が地域企業の優れた取り組みを評価する「2025 神奈川がんばる企業エース」に認定されました。

本認定は2017年以来2度目となり、地域資源を活かした価値創出、従業員の働きがい向上を図る仕組みづくり、そして老舗としての伝統を守りながら進めてきた業務改革の総合力が高く評価されたものです。一の湯は今回の受賞を励みに、これからも地域・お客様・従業員とともに歩む旅館づくりをより一層推進してまいります。

〔補足:神奈川がんばる企業エースとは〕
「神奈川がんばる企業」認定とは、神奈川県が地域経済への貢献や優れた取り組みを行う県内企業を選出する制度です。その中でも、特に優れた取り組みを行う企業に贈られる上位認定が「神奈川がんばる企業”エース”」です。

■ 認定の背景となった主な取り組み

● 1. 地域資源“湘南ゴールド”の活用による価値創出

客室に季節の湘南ゴールドを設置し、地域の旬を感じていただける取り組みも実施

一の湯では、神奈川県特産の柑橘“湘南ゴールド”について、規格外果実の活用や果実の再利用によるリキュール開発など、地域農家との連携を進めています。過去には変わり湯として提供した事例もあり、
地域素材を多面的に活かす取り組みが評価されました。

● 2. 接客評価手当制度による「働きがい」の創出

箸袋にQRコードを設置し、お客様の“ありがとう”の声を従業員に還元する仕組みを整備

箸袋に設置されたQR コードで寄せられた声を給与に反映する「接客評価手当制度」を導入。国籍・年齢に関わらず努力が正当に評価され、働きがいとサービス品質向上の両立を実現しています。

旅館業界では、接客の“見えない努力”が埋もれてしまいがちですが、一の湯ではこの制度を通じて、「お客様の声がスタッフの喜びと成長につながる」環境を整備。多様なスタッフが誇りを持って活躍できる仕組みが高い評価を受けました。

● 3. 盛付センター設置と業務標準化による運営改革

盛付工程を集約した「盛付センター」。作業負担を軽減しながら品質を統一する仕組み

調理工程の標準化・分業により、現場負担を軽減しつつ品質を平準化。“老舗ながらも進化する旅館モデル”として評価されました。

近年、旅館運営の現場では人材不足が大きな課題となる中、一の湯では「属人化させない仕組みづくり」を先んじて推進。調理の品質を守りながら効率化も進める取り組みは、旅館業の働き方改革の一例としても注目されています。

一の湯ではこれらの取り組みに加え、創業395周年を契機としたキャンペーン展開や地域文化とのコラボ企画、湘南ゴールドを活用した五感体験コンテンツ、畳敷き大浴場の安全性向上、フリードリンクサービスの導入、多様な従業員を支える人事制度改革、そして仕入れ最適化による食事品質の向上など、商品・サービス・人材・地域連携の四軸で多面的な改革を継続的に進めています。

こうした“歴史に甘んじず変化し続ける姿勢”が総合的に評価され、今回の上位認定につながりました。


■ 受賞を契機とした今後の取り組み

● 県内企業との連携

平日稼働の安定化と働く人の心身のリフレッシュ支援を目的に、「福利厚生プラン」 の導入を予定。

● 宿泊者向け特別プランの販売

受賞を記念し、神奈川県産“湘南ゴールド”を使用した「湘南ゴールドリキュール付き宿泊プラン」を期間限定で販売します。価格は通常プラン据え置きのまま、地域の味わいを気軽に楽しめる内容です。
詳細は公式サイトにてご案内いたします。


■ 代表取締役社長 小川尊也 コメント

「2017年以来、再び“エース”として評価いただけたことを大変光栄に思います。一の湯は創業395年の歴史に甘んじることなく、地域資源の活用、従業員の働きがいづくり、業務の標準化など、多様な改革に取り組んでまいりました。今回の認定を励みに、これからも“宿泊の常識を変える”という理念のもと、お客様・従業員・地域の皆さまがより幸せになれる宿泊施設づくりを進めてまいります。」


■会社概要

寛永7年創業の老舗温泉旅館「一の湯本館」を中心に、現在箱根に9施設(箱根湯本・塔ノ沢・仙石原)、長野県に1施設の旅館とホテルを運営しています。「一つ先をゆく価値」「革新と進化」によって「宿泊の常識を変え、宿泊によって日常生活の豊かさを提案する」を経営理念に掲げ、老舗でありながら常に新たな宿泊価値の創造に挑戦してきました。

2025年12月には、新たな取り組みとして 宿泊ブランド「ICHI-VILLA CROSSROAD HAKONE」 を開業予定。温泉旅館とは異なる“滞在特化型”の宿泊スタイルを提案し、多様な滞在ニーズへの対応を進めています。これからも、お客様・従業員・地域社会とともに前進し、選ばれ続ける旅館運営を目指してまいります。

・2008年:第4回「ハイサービス300選」受賞(サービス産業生産性協議会主催)

・2015年:第6回「かながわ観光大賞」受賞(神奈川県主催)

・2017年:「平成29年度神奈川県がんばる企業エース」認定(神奈川県主催)

・2018年:第4回「ジャパン・ツーリズム・アワード」入賞(日本観光振興協会主催)

・2025年:「神奈川がんばる企業エース2025」認定(神奈川県主催)

・会社名 株式会社一の湯

・代表者 代表取締役 小川 尊也

・資本金 11,000,000円

・設 立 1630年(創業395年)

・所在地 〒250-0315 神奈川県足柄下郡箱根町塔ノ沢90

・TEL 0460-85-6655

・URL https://www.ichinoyu.co.jp/

・箱根一の湯オンラインショップ https://ichinoyu.shop/

・公式Instagram ichinoyu_group  https://www.instagram.com/ichinoyu_group/

・公式Twitter @ICHINOYU_HAKONE https://twitter.com/ICHINOYU_HAKONE

・公式LINE https://lin.ee/jtAVPX8

・Email 公式Webサイト「問い合わせ」フォームによる

・事業内容 温泉旅館のチェーン化経営

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ビジネスカテゴリ
ホテル・旅館旅行・観光
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会社概要

株式会社一の湯

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URL
https://www.ichinoyu.co.jp/
業種
飲食店・宿泊業
本社所在地
神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤90
電話番号
0460-85-6655
代表者名
小川 尊也
上場
未上場
資本金
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設立
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