エネルギーイノベーションプログラム「ENECHANGE INSIGHT VENTURES 2022上期」、最優秀賞に北米企業3社を選出

窓を太陽光パネルに変える特殊なコーティング剤、分散型エネルギーを最適化するソフトウエア、家電やEV用充電池の管理システムの開発に高い評価

ENECHANGE株式会社

ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役CEO:城口洋平、代表取締役COO:有田一平)が主催するエネルギーイノベーションプログラム「ENECHANGE INSIGHT VENTURES2022上期」(以下、EIV2022)で、NEXT energy Technologies(アメリカ)、Peak Power(カナダ)、Qnovo(アメリカ)の3社が最優秀賞を受賞しましたことをお知らせします。10月6日(木)にオンラインで開催したEIV2022 Summitでは、最優秀企業3社のトークセッションと過去の最優秀賞受賞企業による成果発表を行いました。

  • 背景
EIVは、日本のエネルギー関連企業が共催し、国内企業と海外のエネルギーテック企業とをマッチングし、日本のエネルギー市場のイノベーションを加速・活性化を目指すプログラムです。本プログラムは、2018年にジャパンエナジーチャレンジ(JEC)として開始し、2021年にEIVに名称を変更、今年で開始以来6回目の開催となります。
EIV2022では、 日本の「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」分野に引き続き注目、日本の脱炭素化の鍵となる分野で先端技術を有する、欧州、北米、オセアニアのベンチャー企業数十社からの応募に対し、スクリーニングを実施、この内の15社をファイナリストとして絞り込んでいます。

各ファイナリストは、毎月のウェビナーで、日本のエネルギー業界の主要な意思決定者に向けた提案や自社のサービスを発表、その後、エネチェンジグループならびに日本のスポンサー企業15社との面談と協議議論を重ね、最優秀賞の3社が決定しました。今回選出された3社は、統合型太陽光発電用コーティング剤製造のNEXT Energy Technologies (アメリカ)、 分散型エネルギー資源の最適化をするソフトウェア開発のPeak Power (カナダ)、 家電、電気自動車、エネルギー貯蔵システム用バッテリーの管理システム開発のQnovo(アメリカ)です。
 
  • ENECHANGE エネルギーイノベーションプログラム「EIV2022」     
最優秀賞受賞3社
会社名 分野 事業・サービスの内容
ネクストエナジーテクノロジーズ
NEXT Energy Technologies
 (アメリカ)
太陽光発電用コーティング剤 ネクスト・エナジー・テクノロジーズは、ガラス加工工程で塗布し、窓を太陽光パネルに変える透明なコーティング剤を製造しています。同社の透明太陽光発電ナノコーティング技術は、低コスト、高速、低エネルギーであり、インクとして塗布される材料には、地球上に豊富に存在する独自の有機半導体を使用しています。
https://www.nextenergytech.com
ピークパワー
Peak Power
 (カナダ)
分散型エネルギー資源(DER)を 最適化するソフトウエア ピークパワーは、ソフトウェアPeak Synergyを開発しています。 このシステムは、グリッド負荷や温室効果ガスを可視化することで、電力消費のピーク時におこりうることを予測、分散型エネルギー資源(DER)を最適化し、ピーク時の電力供給や建物のバックアップ電源としてDERを統合可能にするものです。
https://peakpowerenergy.com
キューノーボ
Qnovo
(アメリカ)
クラウドベースのバッテリー管理ソフトウェア キューノーボは、クラウドベースのバッテリー管理ソフトウェアを開発し、現在、電気自動車、エネルギー貯蔵システム、家電の各業界にこれを提供しています。
 https://www.qnovo.com

 

  • 受賞者のコメント
ネクスト エナジー テクノロジーズ 創業者・CEO ダニエル・エメット氏
(Daniel Emmett, co-founder & CEO, NEXT Energy Technologies)
最優秀賞に選出いただき、ありがとうございます。EIVを通じて、日本のエネルギー業界により多くの関係を構築し、弊社の「建物に電力を供給する窓」の実用化が後押しされ、「より持続可能な建築環境に貢献する」という弊社の使命を実現できることを楽しみにしています。開発者一同、グローバルなエネルギー転換を継続する取り組みに加われますこと、とてもうれしく感じています。

ピークパワー COO マシュー・サック氏 (Matthew Sachs, COO, Peak Power)
最優秀受賞者としてこのプログラムに名前を刻むことができ、大変光栄です。EIVが繋いくださった日本企業との出会いと活動の成果は、私たちのような成長段階にある企業にとって、非常に戦略性のある機会になります。このプログラムを通じて得た勢いを足掛かりに、日本への進出に向けて準備できることを楽しみにしています。

キューノーボ CEO ナディム・マラフ氏 (Nadim Maluf, CEO, Qnovo)
ENECHANGE Insight Venturesの最優秀賞を受賞し、イノベーター同士のネットワークを活用した関係性の拡大ができることをうれしく思っています。日本は、わが社にとって重要な場所と位置づけています。日本の脱炭素社会実現に向けたリーダーシップに敬意を表します。私たちは、より知的で、弾力性のあるエネルギーの未来を目指し、当社のバッテリー管理ソフトウェアを用いて、日本の生活のさらなる電化に寄与してまいります。
 
  • EIVを主催するENECHANGE株式会社 代表取締役CEO 城口洋平のコメント
NEXT Energy Technologies、Peak Power、Qnovoを、「EIV2022上期」の最優秀賞受賞者として発表できますこと、大変うれしく思います。3社それぞれが、日本の脱炭素化をさらに加速する、ユニークなサービスや商品を提供しています。日本でもコロナ対策が徐々に進展しているいまこそ、このような交流を図る機会は実りのあるものであり、強固な関係性を築くチャンスであると考えています。
 
  • EIV2022 スポンサー企業13社(50音順)
【プロスポンサー】4社
アストモスエネルギー株式会社、ENEOS株式会社、東北電力株式会社、BIPROGY株式会社
【ベーシックスポンサー】8社
SCSK株式会社、大阪ガス株式会社、三愛オブリ株式会社、清水建設株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社、日揮ホールディングス株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、楽天エナジー株式会社
【スポンサー兼運営事務局】 
ENECHANGE株式会社

■ENECHANGE株式会社
ENECHANGE(エネチェンジ )は、「エネルギーの未来をつくる」をミッションに掲げ、脱炭素社会をデジタル技術で推進する脱炭素テック企業です。2015年創業、2020年東証マザーズに上場(証券コード4169)し、「エネルギーの4D(自由化・デジタル化・脱炭素化・分散化)」分野でのSaaS事業を中心に急成長を実現しています。当社のルーツは、自由化先進国のイギリス・ケンブリッジでの電力データ研究所にあり、現在もイギリスに子会社SMAP ENERGY LIMITEDを有しており、エネルギーデータの解析技術とグローバルなネットワークが特徴です。
名称 :ENECHANGE株式会社
所在地:〒104-0031 東京都中央区京橋3−1−1 WeWork東京スクエアガーデン14F
URL: https://enechange.co.jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

ENECHANGE株式会社

71フォロワー

RSS
URL
https://enechange.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区京橋3-1-1 WeWork東京スクエアガーデン14F
電話番号
-
代表者名
丸岡 智也
上場
東証グロース
資本金
1528万円
設立
2015年04月