産休・育休復帰後の働き方、時短勤務は19%で少数派。(マクロミル調べ)
産休・育休後の復職(ワーキングマザー)に関する調査
株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役グローバルCEO:スコット・アーンスト)は、旬な情報や話題のネタについてアンケートを行い、ニュースレター「トレンドアイズ」として調査結果をお届けしています。
vol.19は株式会社ここるく代表の山下真実氏の協力の元、産休・育休復帰後2年以内のワーキングマザーを対象に、働き方や意識についての調査を実施しました。
「女性が輝く社会」が標榜されている中、果たしてワーキングマザーたちは輝けているのか。また、そこにはどんな課題があるのでしょうか。20~49歳のワーキングマザー(復職してから2年以内)を対象に聞いてみました。
vol.19は株式会社ここるく代表の山下真実氏の協力の元、産休・育休復帰後2年以内のワーキングマザーを対象に、働き方や意識についての調査を実施しました。
「女性が輝く社会」が標榜されている中、果たしてワーキングマザーたちは輝けているのか。また、そこにはどんな課題があるのでしょうか。20~49歳のワーキングマザー(復職してから2年以内)を対象に聞いてみました。
<Trend Eyes vol.19>
■調査結果
【1】産休・育休復帰後の働き方、育児短時間勤務(時短勤務)制度の利用者は19%で少数派。
子持ちの有職女性(会社員・公務員)で産前産後休業・育児休業から復帰して2年以内の方に、現在の働き方を聞いたところ、フルタイム勤務者は81%、育児短時間勤務者(時短勤務者)は19%でした。
改正育児・介護休業法において、3歳に満たない子を養育する従業員は、「短時間勤務制度」の利用が保障されていますが、本調査では、実際に利用している人は5人に1人以下という実態が明らかとなりました。
<図:産休・育休復帰後の女性の働き方(ベース:産休・育休復帰後2年以内の会社員・公務員の女性/n=1,470) ※参考データ スクリーニング調査結果より>
「正社員のまま」、「周囲から理解のある」状態で「時短勤務」できることが満足度の決め手!?
フルタイム勤務者・時短勤務者の中から無作為に同数を抽出し、仕事への総合満足度を調査しました。満足度は時短勤務者の方が高く78%、フルタイム勤務者は69%でした。
<図:仕事への総合的な満足度(ベース:(左)時短勤務者/n=190、(右)フルタイム勤務者/n=190)>
また、時短勤務者の仕事への総合満足度を高めているのは、「職場との人間関係」「雇用形態」「勤務時間」の3項目であることが調査結果から見えてきました。”正社員のまま“、”周囲から理解のある“状態で、”時短勤務“できていることが満足度の決め手であるといえそうです。一方、「仕事の内容・やりがい」「給料」の2項目については、時短勤務者・フルタイム勤務者ともに、仕事の総合満足度との相関は高いものの、そのもの自体への満足度は低いことがわかりました。ワーキングマザーが、より仕事への満足度を高めるためには、「仕事の内容・やりがい」を見直すことが寄与しそうです。
<図:仕事への総合的な満足度と項目別満足度の相関(ベース:(左)時短勤務者/n=190、(右)フルタイム勤務者:n/190)>
フルタイム勤務者の方が、良くも悪くも休業前からの変化が少なく同等の環境で働けているということかもしれません。
<図:「仕事への総合的な満足度」の産休・育休前からの変化(ベース:(左)時短勤務者/n=190、(右)フルタイム勤務者/n=190)>
>>その他のTopicsの詳細や調査項目の結果は、以下URLよりご確認いただけます。
https://honote.macromill.com/report/20160525/?cid=SL-PR
▼調査概要
調査主体 マクロミル
調査方法 インターネットリサーチ
調査地域 全国
調査対象 20~49歳の女性のうち、以下の条件を満たす者(マクロミル提携モニタ)
・子どもと同居している
・産休育休復帰後2年以内である
・妊娠前にフルタイムで働いていた
・正社員,契約社員・派遣社員,公務員のいずれかとして働いている(産休・育休前と同じ会社に復職)
割付方法 フルタイム勤務者、時短勤務者を均等に回収 合計380サンプル
調査日時 2016年4月25日(月)~5月2日(月)
<山下真実氏 プロフィール>
株式会社ここるく 代表取締役
人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を運営。投資銀行や金融系コンサルなど金融業界でキャリアを積みつつ、2011年に第一子を出産。「今まで気にもとめていなかった当たり前の事が、産後は一気にできなくなるんだ! 」と感じたことがきっかけとなり、現代に合った子育て支援を実現するため2013年に株式会社ここるくを設立。同サービス運営を通じて得られる働くママ達のリアルな視点とコンサル経験を活かして、企業に対する女性活躍推進コンサルティングを行う。
■Topics
- 産休・育休復帰後の働き方、時短勤務は19%で少数派。
- 仕事への満足度が高いのは「フルタイム勤務者」よりも「時短勤務者」で、78%が満足していると回答。「正社員のまま」、「周囲から理解のある」状態で「時短勤務」できることが満足度への決め手!?
- 産休・育休復帰後の仕事への満足度が最も高い職種は「営業・販売職」。
山下氏 『時間的制約のある復職ママは、事務職よりも営業・企画職の方が活躍できる可能性が高い!』
■調査結果
【1】産休・育休復帰後の働き方、育児短時間勤務(時短勤務)制度の利用者は19%で少数派。
子持ちの有職女性(会社員・公務員)で産前産後休業・育児休業から復帰して2年以内の方に、現在の働き方を聞いたところ、フルタイム勤務者は81%、育児短時間勤務者(時短勤務者)は19%でした。
改正育児・介護休業法において、3歳に満たない子を養育する従業員は、「短時間勤務制度」の利用が保障されていますが、本調査では、実際に利用している人は5人に1人以下という実態が明らかとなりました。
<図:産休・育休復帰後の女性の働き方(ベース:産休・育休復帰後2年以内の会社員・公務員の女性/n=1,470) ※参考データ スクリーニング調査結果より>
「正社員のまま」、「周囲から理解のある」状態で「時短勤務」できることが満足度の決め手!?
フルタイム勤務者・時短勤務者の中から無作為に同数を抽出し、仕事への総合満足度を調査しました。満足度は時短勤務者の方が高く78%、フルタイム勤務者は69%でした。
<図:仕事への総合的な満足度(ベース:(左)時短勤務者/n=190、(右)フルタイム勤務者/n=190)>
また、時短勤務者の仕事への総合満足度を高めているのは、「職場との人間関係」「雇用形態」「勤務時間」の3項目であることが調査結果から見えてきました。”正社員のまま“、”周囲から理解のある“状態で、”時短勤務“できていることが満足度の決め手であるといえそうです。一方、「仕事の内容・やりがい」「給料」の2項目については、時短勤務者・フルタイム勤務者ともに、仕事の総合満足度との相関は高いものの、そのもの自体への満足度は低いことがわかりました。ワーキングマザーが、より仕事への満足度を高めるためには、「仕事の内容・やりがい」を見直すことが寄与しそうです。
<図:仕事への総合的な満足度と項目別満足度の相関(ベース:(左)時短勤務者/n=190、(右)フルタイム勤務者:n/190)>
また、産休・育休前からの「仕事への満足度の変化」を聞いたところ、満足度が上がったと回答した人の割合、下がったと回答した人の割合ともに、時短勤務者がフルタイム勤務者よりも高い結果となりました。
フルタイム勤務者の方が、良くも悪くも休業前からの変化が少なく同等の環境で働けているということかもしれません。
<図:「仕事への総合的な満足度」の産休・育休前からの変化(ベース:(左)時短勤務者/n=190、(右)フルタイム勤務者/n=190)>
>>その他のTopicsの詳細や調査項目の結果は、以下URLよりご確認いただけます。
https://honote.macromill.com/report/20160525/?cid=SL-PR
▼調査概要
調査主体 マクロミル
調査方法 インターネットリサーチ
調査地域 全国
調査対象 20~49歳の女性のうち、以下の条件を満たす者(マクロミル提携モニタ)
・子どもと同居している
・産休育休復帰後2年以内である
・妊娠前にフルタイムで働いていた
・正社員,契約社員・派遣社員,公務員のいずれかとして働いている(産休・育休前と同じ会社に復職)
割付方法 フルタイム勤務者、時短勤務者を均等に回収 合計380サンプル
調査日時 2016年4月25日(月)~5月2日(月)
<山下真実氏 プロフィール>
株式会社ここるく 代表取締役
人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を運営。投資銀行や金融系コンサルなど金融業界でキャリアを積みつつ、2011年に第一子を出産。「今まで気にもとめていなかった当たり前の事が、産後は一気にできなくなるんだ! 」と感じたことがきっかけとなり、現代に合った子育て支援を実現するため2013年に株式会社ここるくを設立。同サービス運営を通じて得られる働くママ達のリアルな視点とコンサル経験を活かして、企業に対する女性活躍推進コンサルティングを行う。
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