「大麻=悪」は日本だけ!世界の“大麻経済”はここまできている『世界大麻経済戦争』(集英社刊)、8月17日(火)発売
いつまで日本は「大麻」をタブー視するのか。世界各国は大麻を続々と合法化し、様々なビジネスを展開している。その現状を紹介し、「大麻=悪」と思考停止した日本に一石を投じる一冊!
◆書籍情報
書名:世界大麻経済戦争
著者:矢部武
発売日:2021年8月17日(火)
定価:924円(10%税込)
判型:新書判
ページ数:240ページ
ISBN 978-4-08-721181-8
集英社新書 https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-721181-8
日本ではいまだに非合法薬物として厳しく禁止されている大麻。しかし、世界は今、「合法大麻」をビジネスにつなげようという「グリーンラッシュ」に沸いている。
合法大麻とは、病気の治療に使用される「医療用」、ヘンプと呼ばれ、繊維・燃料・建築資材・食品など広範囲に使われる「産業用」、そして「嗜好用」の3つである。アメリカでは各州でこの3つが解禁され、新たな産業が始まっており、カナダはG7で最初に大麻を全面解禁し、ビジネス界をけん引している。
また、中国は産業用ヘンプでトップシェアを誇り、イスラエルは医療用の最先端を走っている。さらに南米、欧州、アフリカ、アジア各国も、大麻を次々と解禁・合法化し、新ビジネスを開始しているのだ。
本書では、大麻と人類の歴史、世界で禁止されていた理由、それがなぜ今、解禁されるようになってきたのか…という基礎知識を解説するとともに、各国別の具体的産業を紹介。
この流れに完全に乗り遅れた日本は、今後どうすべきなのか、その点も検証していく。
◆目次
はじめに 「グリーンラッシュ」に沸く世界の大麻産業
大麻合法化は大きなビジネスチャンス
コロナ禍でも大麻は「生活必需品」として売上急増 他
第1章 なぜ大麻は世界で禁止され、いま解禁されているのか
そもそも大麻とは何か─大麻の基礎知識
少量所持で「極悪人扱い」される日本の異常さ
大麻の危険度はカフェインと同等程度
GHQの指示で作られた「大麻取締法」
産業界の圧力と政治的な思惑で禁止した米国
いま解禁が進む背景に何があるのか 他
第2章 米国、カナダで急拡大する「合法大麻」市場
米国最大の経済力を持つカリフォルニア州で全面解禁
ワインのような「大麻の高級ブランド化」
医療用大麻が持つ驚くべき治療効果
高齢者専用の「大麻バスツアー」が人気
バイデン政権の誕生で連邦レベルでの合法化が近づく
カナダが嗜好用大麻と医療用大麻を全面解禁した理由 他
第3章 北米に対抗する中国とイスラエル
中国は世界一の産業用大麻の生産国
医療用大麻で世界をリードするイスラエル
イスラエルNO.1の大麻企業の米国進出戦略 他
第4章 追う欧州、アフリカ、中南米、アジア
オランダから始まった欧州の解禁の動き
欧州の自動車メーカーが車体にヘンプを使用
アフリカ諸国が次々と医療用大麻を合法化
世界で初めて嗜好用大麻を合法化したウルグアイ
医療用に続いてメキシコが嗜好用大麻の合法化法案を可決
規制の厳しいアジアでも韓国とタイが医療用大麻を合法化 他
終章 世界の大麻市場から取り残される日本
日本でも高まる医療用大麻を求める声
ヘンプ産業の育成を妨げる大麻取締法
日本にも「グリーンラッシュ」は到来するのか 他
おわりに
◆著者プロフィール 【著者略歴】
矢部武(やべ たけし)
1954年、埼玉県生まれ。国際ジャーナリスト。70年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号取得。帰国後、ロサンゼルス・タイムズ東京支局記者を経てフリーに。人種差別、銃社会、麻薬など米国深部に潜むテーマを抉り出し、解決策を探る。著書に『アメリカ白人が少数派になる日』(かもがわ出版)、『大統領を裁く国 アメリカ』(集英社新書)、『アメリカ病』(新潮新書)、『人種差別の帝国』(光文社)、『大麻解禁の真実』(宝島社)、『医療マリファナの奇跡』(亜紀書房)など多数。
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