アドビ、広色域レンダリングの制御、自動化、最適化を実現する「Adobe PDF Print Engine 6」を発表

~強力な新機能でカラー領域を拡大~

アドビ(Nasdaq:ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、透明効果など複雑なデザインやエフェクトを含むPDFファイルを印刷機器で迅速、高品質に出力するプリントソフトウェアの最新版、Adobe PDF Print Engine 6(以下APPE 6)を発表しました。APPE 6では、新しいテクノロジーや規格に対応し、ワークフローを効率化する新機能を搭載しています。商業印刷が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックの影響から回復しつつある一方で、産業用印刷はインクジェットの力を活用した革新的なアプリケーションの開発により、急成長を続けています。PDF Print Engine 6の機能は、優れた印刷品質を提供し、高次元の効率化を実現します。また、ジョブインテリジェンスに基づいた最適な自動化処理を実現し、すべての印刷セグメントを強化します。
APPE 6は、最新のシステムハードウェアと画像処理技術を最大限に活用できるように最適化されています。APPE 6の新しいカラー機能は、ブランドオーナーにスペクトルカラー(分光測色値)の採用を加速させ、デジタルかアナログかを問わず、特色インクの交換が不要な拡張色域印刷によるワークフローの市場牽引力を高めます。プリプレスオペレーターは、印刷機で利用できるすべての色域を活用し、正確にコントロールすることで、企業のブランドカラーやグラフィック、画像を鮮やかに再現することができます。ジョブ間のオーバーヘッド削減により、ジョブあたりの印刷ボリュームが減少するなかで、時間とコストの節約につながります。

Adobe PDF Print Engine 6 の新機能:

· 効率化されたECG(拡張色域)処理:CMYKプロセスインクに加え、オレンジ、グリーン、バイオレット(OGV)などのインクを使用する拡張色域印刷において、効率良く正確な色再現を行うために、シングルステージのハイパフォーマンスな色変換機能を備えています。

· スペクトルブランドカラー:新しいスペクトルモジュールは、スペクトル定義されたスポットカラーを処理することができ、ジョブ処理の中でシームレスなカラーマネジメントを可能にします。

· 洗練された画像再サンプリング:画像サイズを変更する際、新しい強力なアルゴリズムにより、補間されるピクセルに対して最適化されたカラー値を生成します。

· グラフィックと後加工の統合:ニスや箔といったインライン装飾や、後加工用のダイラインなどの非グラフィック要素を管理・自動化するための高度な機能を提供します。

· ニス版/白版の自動生成:ニスやホワイトのアンダープリントデータを、実行時にジョブ要素から動的に自動生成することが可能になります。

· 強化されたバリアブル印刷:スケーラブルなMercuryアーキテクチャと連動して、PDF Print Engine 6はバリアブルデータ印刷(VDP)とバリアブルプロダクト印刷ワークフローのサポートを強化し、最大速度であらゆる印刷機を駆動できるよう拡張することが可能です。
 
リリース時期
Adobe PDF Print Engine 6は、2022年6月よりアドビのプリントパートナーに提供される予定です。APPE6が組み込まれた製品は、今年後半よりに順次発売される予定です。

アドビのコメント
アドビのデジタルアドバータイジング/ラーニング&パブリシング、副社長/ジェネラルマネージャー、アミット・ダヤル(Amit Dayal)は、次のように述べています。
「Adobe Printファミリーは、商業、パッケージ、テキスタイル印刷向けのフラグシップ画像処理プラットフォームである、Adobe PDF Print Engineの新バージョンを発表できることを誇りに思います。新しいカラー方式が受け入れられるようにつれ、その可能性を最大限に引き出すための高度なコントロールと自動化が必要となっています。Adobe PDF Print Engine 6の新機能は、ワークフローを加速させ、生産性を向上させるでしょう。さらに、印刷サービスプロバイダーが新しいビジネスを獲得し、利益を拡大するための必要な強みを提供します。」

パートナー様のコメント
EFI Fiery セールスおよびマーケティング担当副社長 ジョン・へンツ(John Henze)氏は、次のように述べています。
「当社は最速かつ最高品質の印刷を提供するために30年以上の取り組みを続け、DFEソリューションで最高のパフォーマンスと画質を得るために何が必要かを心得ています。アドビとの長期的なパートナーシップは、これらの目標を達成するのに役立ちます。Adobe PDF Print Engine 6は、Fieryのカラー精度を向上させたことで、スペクトルデータドリブン型カラーワークフローを使用するアプリケーションにおいて、お客様にとって有益なものとなるでしょう。」

コニカミノルタ株式会社 産業印刷事業部 部長 野口基太郎氏は、以下のように述べています。
「コニカミノルタは長年にわたるアドビとのパートナーシップにより、世界中の商業印刷業界、及び、ラベルコンバータ業界に対して様々なデジタル印刷の価値を提供してまいりました。特に、カタログ・フォトブック・リーフレット・ラベルなどに求められる優れた画質と色、バリアブル印刷に求められるハイパフォーマンスはMercury RIPアーキテクチャやPDF/VTなどを含むAPPEテクノロジーとコニカミノルタ製DFEとの組み合わせにより実現されています。今後もアドビとのパートナーシップを継続していくことで、より高精度、高生産性、高付加価値のデジタル印刷ソリューションを提供してまいります。」

グローバル・インクジェット・システムズ(Global Inkjet Systems) ビジネス&プロダクトマネージャー サイモン・エドワード(Simon Edwards)氏は、次のように述べています。 
「AdobeはPDFを発明し、90年代初頭に印刷物のジョブ交換フォーマットの先駆者となりました。現在、アドビはデジタル印刷用PDF技術を牽引するサプライヤーとして世界的で認知され、産業用インクジェット業界におけるPDFワークフローの重要性に対応しています。GIS社のAtlas® RIPサーバーは、ユーザーインターフェースを介したアドビの優れたPDFやアップストリームテクノロジへのアクセスを広げることで、GIS社の顧客やそのエンドユーザーに、成長に向けた世界トップクラスの柔軟かつ強力なプラットフォームを提供しています。」

株式会社SCREENグラフィックソリューションズ 代表取締役社長 田中志佳氏は、次のように述べています。
「SCREENは、激しく移り変わる印刷物生産環境において、お客様のニーズに対応すべくComputer to Plateから様々なインクジェット印刷機を提供してまいりました。Adobeとは、25年以上に渡るパートナーシップのもと、自社コントローラーの開発を行う上で、その中核となるRIP Coreを採用し、多様な顧客ニーズにパートナーとして一緒に対応してまいりました。Adobe PDF Print Engine 6でのパッケージ向けの機能強化は、SCREENの進めていく方向性と一致しており、今後もお客様ニーズに共に応えていけるパートナーとして、一緒に取り組んでいけることを期待しております。」

キャノンプロダクションプリンティングの戦略およびアライアンス担当副社長 バート・ヴァン・アジェン(Bert van Agen)氏は、次のように述べています。
「キヤノンプロダクションプリンティングとアドビは、Adobe PDF Print Engineを通じて業界をリードする最高のレンダリング技術を提供する真の戦略的パートナーです。当社のプリントサーバー技術とアドビの技術を組み合わせることで、印刷ワークフローにおいて比類ない一貫性と予測可能性を実現し、クラス最高の信頼性とパフォーマンスをお客様へ提供します。」


参考資料(英語)
 ·Adobe PDF Print Engineについて– ( https://www.adobe.com/products/pdfprintengine.html )
 ·その他のお客様の声- ( https://www.adobe.com/products/pdfprintengine/endorsements.html )

※当資料は、2023年5月31日にドイツ ベルリンで発表されたメディアアラート(https://acrobat.adobe.com/link/track?uri=urn%3Aaaid%3Ascds%3AUS%3Aeb588bfe-fdac-45e1-9fdf-54889252fb97&viewer%21megaVerb=group-discover)の抄訳です。

■「アドビ」について
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloud( https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html)は、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloud( https://acrobat.adobe.com/jp/ja/ )では、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloud( https://business.adobe.com/jp/products/adobe-experience-cloud-products.html )は、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei( https://www.adobe.com/jp/sensei.html )を活用しています。

アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。

アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。

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