【新国立劇場】《あの熱狂再び!今、新たな『カルメン』が生まれる 新国立劇場オペラ『カルメン』(7月3日初日)6月12日(土)前売開始》
新国立劇場(東京都渋谷区)では、オペラの中のオペラ『カルメン』を鬼才アレックス・オリエの新演出で上演します。2019年『トゥーランドット』で、ダイナミックな空間演出と衝撃的な解釈で話題を巻き起こした演出家オリエが、世界的指揮者大野和士と再びタッグを組み、新たな『カルメン』を世界へ発信します。現代的で知的で自由と勇気の女性カルメンの愛の悲劇。世界的に注目される新演出を、この夏、本公演に続く高校生のためのオペラ鑑賞教室公演、びわ湖ホール公演と全14回、2万人のお客様に向けて熱狂と共にお届けします。
【URL】https://www.nntt.jac.go.jp/opera/carmen/
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『カルメン』セットプラン
アレックス・オリエ
『カルメン』セットプラン
オリエの解釈では、カルメンは現代的で知的、勇気と反骨心を持って自由に生きる女性であり、ホセは独占欲が強く、嫉妬深く、拒絶を受け入れられない男です。こうした性格の二人が出会い、恋に落ちることはどこででも起こり得ること。現代の我々へ問うドラマ『カルメン』が、今誕生します。
新国立劇場会報誌「ジ・アトレ」アレックス・オリエのインタビューより
ビゼーのオペラでは、カルメンはたばこ工場の労働者として紹介されますが、本来、工場の外の彼女はフラメンコ歌手(カンタオラ)なのです。フラスキータとメルセデスと一緒にいる時、リリャス・パスティアの居酒屋で、そして隊長スニガの前でも、カルメンはアーティストとしてふるまうのです。ショーと居酒屋の世界こそ、私たちを『カルメン』の世界に導くものです。『カルメン』の物語を作り直すのに一役買った人物がいます。それはイギリスの歌手エイミー・ワインハウスです。エイミーの人生は若く感情的な女性の成功と没落のストーリーであり、自身を取り巻く環境の圧力に流され、カルメンと同様に悲劇的な終わりを迎えました。カルメンの行動力、自由への渇望、男との対等性、運命を自分で選択し決断する意志。カルメンの人生は彼女自身のものであり、彼女を屈服させる男などいないのです。
劇場で2万人、配信で17,000人が熱狂した2019年オペラ夏の祭典『トゥーランドット』衝撃の演出
『トゥーランドット』新国立劇場公演より 撮影:寺司正彦
この『トゥーランドット』はオペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔Worldの第1弾として新国立劇場と東京文化会館の共同制作により東京文化会館、新国立劇場、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、札幌文化芸術劇場hitaruと日本各地で上演、約2万人の観客が鑑賞し、国内外のメディアで話題沸騰となりました。さらに2020年4月、1回目の緊急事態宣言下で新国立劇場が期間限定で配信を行った「巣ごもりシアター」では約1万7千人が視聴、オペラやクラシック音楽のファンを超え、映画やサブカルチャー、アート、文芸ファンまでを衝撃と感動の渦に巻き込みました。巣ごもりシアター配信中には、ツイッター上に「神演出」「フェミニズムな新解釈で本当にすごい」「受け継がれる性暴力のトラウマ、女たちの連帯…この解釈が観たかった」「作り手の勇気と志に感動」「エグすぎてオイオイ泣いてしまった」と新鮮な感動の声があふれました。今日的な解釈で広く共感を呼んだ『トゥーランドット』に続き、オリエが現代に問う『カルメン』が間もなく開幕します。
オペラの中のオペラ、情熱漲るビゼーの『カルメン』
『カルメン』は世界中どこでも人気オペラの筆頭に挙がる人気作中の人気作。活気あふれる前奏曲、カルメンの登場で歌われる「ハバネラ」、ホセを誘惑する「セギディーリャ」、フラメンコを踊りながら歌われるスペクタクルな「ジプシーの歌」、華やかな「闘牛士の歌」など誰しもおなじみの名曲にのせ、自由奔放な女カルメンと一途な男ドン・ホセによる愛と死の運命のドラマが繰り広げられます。ビゼーの音楽にはフランス・ロマン派の魅惑的な響きと、スペインの民族色を取り入れた情熱的な音楽が融合し、観客を熱狂させます。
指揮には世界的指揮者で新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士があたり、オリエとタッグを組んで、劇場を情熱の渦に巻き込みます。カルメン役にはフランス・オペラを得意とし、演技力にも定評のあるフランスのメゾ、ドゥストラック、ホセには日本のテノールの正統派スターとして、リリックな役からドラマティックな役へと活躍を拡げる村上敏明が登場します。
『カルメン』ものがたり
たばこ工場で働く美女カルメンは伍長のドン・ホセに興味を抱き、誘惑する。彼にはミカエラという許嫁がいただが、カルメンの魅力に負け、軍隊を脱走、カルメンの密輸団の一員となる。カルメンのホセへの愛は続かず、花形闘牛士エスカミーリョに心を移す。ホセはミカエラに請われ、危篤の母の元に駆けつけるため密輸団を離れる。闘牛の日、ホセは再びカルメンの前に現れ、復縁を迫るがきっぱりと拒絶される。逆上したホセは短剣でカルメンの胸を突く。
プロフィール
【指揮】大野和士 ONO Kazushi
【演出】アレックス・オリエ Àlex OLLÉ
公演およびチケットの詳細については、新国立劇場ホームページをご覧ください。
公演情報WEBサイト https://www.nntt.jac.go.jp/opera/carmen/
*本公演は、新型コロナウイルス感染予防、拡散防止対策をとって上演いたします。
新国立劇場における新型コロナウイルス感染拡大予防への取り組みと主催公演ご来場の皆様へのお願い
https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_017576.html
【新国立劇場2020/2021シーズンオペラ 『カルメン』
【公演日程】2021年7月3日(土)14:00/6日(火)18:30/8日(木)14:00/11日(日)14:00/17日(土)14:00/19(月)14:00
【会場】新国立劇場 オペラパレス
【スタッフ・出演】指揮:大野和士/演出:アレックス・オリエ/カルメン:ステファニー・ドゥストラック/ドン・ホセ:村上敏明/エスカミーリョ:アレクサンドル・ドゥハメル/ミカエラ:砂川涼子ほか
合唱:新国立劇場合唱団 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
【チケット料金】 S:27,500円 ・ A:22,000円 ・ B:15,400円 ・ C:8,800円 ・ D:5,500円・ Z(当日のみ):1,650円
【チケット前売開始】2021年6月12日(土)10:00~
【チケットのお求め】新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999 WEBボックスオフィス http://nntt.pia.jp/
※WEBボックスオフィスでは、ご自身で座席を選びながらチケットをご購入いただけます。各種割引チケットもお取り扱い中。
【アクセス】京王新線(都営新宿線乗入)初台駅中央口直結
【主催】新国立劇場
新国立劇場について
所在地:東京都渋谷区本町1-1-1
https://www.nntt.jac.go.jp/
【お客様からのお問い合わせ先】
新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10:00~18:00)
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