<ヴィス>減収減益も、受注高、受注残高は第2四半期として過去最高を更新(2026年3月期 第2四半期決算を発表)
ワークデザインを手がける株式会社ヴィス(本社:東京都港区、代表取締役社長:金谷智浩、東証スタンダード:5071)は、2025年11月12日、2026年3月期 第2四半期連結業績を発表しました。連結売上高は6,874百万円で前年同期比86.2%、連結営業利益は644百万円で前年同期比66.0%で着地しました。

2026年3月期 第2四半期 連結業績
大阪拠点では、大規模ビルの供給に伴い大型案件の受注が増加しました。一方で、東京拠点における受注件数の減少が全体に影響を及ぼしました。また、大規模案件(1億円以上)の受注件数は21件(前年は20件)と微増しました。

主要KPI推移
主要事業であるブランディング事業においては、オフィスデザインのプロジェクト件数・プロジェクト単価・受注率をKPIとして設定し、単価および受注率の向上を目指しています。
当四半期は、受注率が目標を上回る水準を維持し、プロジェクト単価も安定的に推移しました。

プロジェクト(引合い)件数の内訳
当四半期の引合い件数は135件と、前年同期(158件)に比べて減少しました。大規模案件の引合いは1件減にとどまりほぼ横ばいでしたが、今後受注率の向上が課題となります。

売上高推移(四半期)
売上高は前年同期比▲13.1%の3,764百万円となりました。今後は、引合い件数の増加に加え、コンペにおける勝率の向上が重要な課題となります。

営業利益推移(四半期)
大阪本社のオフィス移転およびThe Place 新橋の開設に伴う一時的なコスト増が影響し、営業利益は前年同期比▲27.3%の400百万円となりました。今後は、拠点戦略の強化を通じて、収益性の向上を図ってまいります。

受注高推移(四半期)
売上高は前年同期比で減少したものの、受注高は4,353百万円(前年同期比+4.0%)と過去最高を更新しました。

受注残推移(四半期)
下半期に抱える大型案件の影響で受注残が積み上がり、第2四半期の受注残は前年同期比+36.5%増の43億円と過去最高を更新しました。下半期以降の売上に対する予見性が高まっています。

2026年3月期 連結業務予想
第1四半期に続き第2四半期も減速傾向が続いたものの、人的資本への投資、大阪本社の移転、『The Place』の新拠点開設など、成長に向けた戦略的投資を継続しています。これらの取り組みを通じて、5期連続の増収増益を目指し、今期は売上高17,200百万円、営業利益1,922百万円の達成に向けて引き続き取り組んでまいります。

株主還元方針
株主還元の強化を目的として、2026年3月期からは一時的な減益があっても減配を行わない累進配当を導入し、2027年3月期からは配当性向を40%へ引き上げることを決定しました。

詳細につきましては、本日発表の「2026年3月期 第2四半期決算短信」および「2026年3月期 第2四半期決算説明資料」などをご参照ください。なお、株主還元方針の詳細につきましては、別途公表しております「配当方針の変更のお知らせ」をご覧ください。
■2026年3月期 第2四半期(中間期) 決算短信
■2026年3月期 第2四半期(中間期) 決算説明資料
■配当方針の変更(累進配当の導入と連結配当性向の引き上げ)に関するお知らせ
■資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について
■2026年3月期第2四半期(中間期)連結業績予想と実績値の差異に関するお知らせ
■ヴィス IRサイト
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