生活サービス事業のDXを加速します ~「JRE MALL ふるさと納税」やデジタル地域通貨の販売で地方創生に貢献します~
〇JR東日本は、グループ経営ビジョン「変革2027」の「ヒト(すべての人)の生活における「豊かさ」を起点とした社会への新たな価値の提供」を実践するため、生活サービス事業のDXを加速し、オンラインでの地方創生を推進します。 〇JRE MALLに「JRE MALLふるさと納税」を開設するほか、オンラインツアーによる地域の魅力発信、デジタル地域通貨の販売による地域への送客を行うことで地方創生に貢献します。 〇また2020年9月16日に発表した株式会社千趣会(以下、千趣会)との提携などにより、JRE MALL商品の拡充とJRE POINT会員の拡大を図るとともに、生活サービス事業のEC化を進め、2022年度にJRE MALL取扱額100億円を達成し、2026年度には取扱額2,000億円を目指します。 |
1 JRE MALLが推進するDXの概要
JR東日本の鉄道やエキナカが有するお客さまとの多種多様なタッチポイント(接点)と、新幹線や在来線特急、バスなどの輸送と駅のネットワークをフル活用し、これにネットの利便性を掛け合わせ、新しい生活様式に対応した「くらしづくり」「地方創生」を推進します。
(1)地方創生にむけたオンラインサービスの充実
JR東日本グループが運営するインターネットショッピングモール「JRE MALL」に新たなオンラインサービスを開設し、地域の魅力発信と送客、地域産品販売を拡大します。
(2)提携による商品と会員基盤の拡充
千趣会をはじめとする提携によりJRE MALLの商品拡充とオリジナル商品開発を進めるとともに、現在約1200万人のJRE POINT会員などの顧客をさらに拡大し、デジタルの事業基盤を強化します。
(3)JR東日本グループ企業のEC化推進
2026年度までに生活サービス事業の全取扱高(2019年度末時点1.4兆円)のうち約400億円をJRE MALLで取り扱うことを目標に、グループ企業のEC進出を進めます。
2 JRE MALLによるデジタル地方創生策
JR東日本グループは、2009年より「地域再発見プロジェクト」として、産直市や地産品ショップ「のもの」の展開、6次産業化推進に取り組んできました。今後、「JRE MALLふるさと納税」開設、JRE MALLでのオンラインツアー、デジタル地域通貨の販売などにより、オンラインでの地域貢献策を強化します。さらに、生産者団体などを通じて生産者や地域の事業者が商品を販売しやすくする仕組みづくりを行います。
(1)JRE MALLふるさと納税について
2020年10月27日(予定)、東日本エリアを中心に約40自治体の参加のもと開設します。今後、継続的に全国の自治体から参加を募ります。地域の皆さま、グループ企業および地域で働くJR東日本社員が連携し、現地ツアーなどのオリジナル返礼品の開発とPRに取り組みます。
【特徴】JRE POINTがたまり、JRE POINTで寄付ができます
寄付金額100円毎に1ポイントのJRE POINTがたまります。またビューカード決済で、最大3.5倍たまります。
またJR東日本の鉄道利用や駅ビル、エキナカでのお買い物などでたまったJRE POINTを1ポイント1円として寄付金のお支払いにご利用いただけます(他の決済手段との併用も可)。なお、JRE POINTで支払われた寄付額に対しても、JRE POINTがたまります。
(例)30,000円のうち25,000円をビューカード決済、5,000円分をJRE POINTで寄付した場
(2)オンラインツアーについて
「地域産品の販売+魅力紹介」を行うオンラインツアーの販売を積極化します。株式会社Huber.と連携し、オリジナルツアーを開発します。
株式会社Huber.(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:紀陸 武史)
観光案内所事業や、観光資源開発・地域PR事業を手掛けるスタートアップ企業。2017年度のJR東日本スタートアッププログラムにて優秀賞を受賞。
(3)デジタル地域通貨の販売について
地域が発行するデジタル地域通貨を販売します。株式会社ポケットチェンジが提供する「ポケペイ」とJRE MALLを連携させ、デジタル地域通貨のPRと販売を行います。
株式会社ポケットチェンジ(本社:東京都港区、代表取締役:青山 新)
外貨を電子マネーに交換する「ポケットチェンジ」やデジタル地域通貨発行プラットフォーム「ポケペイ」を運営。ポケペイでは、塩竈市の地域通貨「竈コイン」や佐渡市の地域通貨「だっちゃコイン」の提供実績があります。2019年3月、JR東日本スタートアップ株式会社と資本業務提携。
※オンラインツアーおよびデジタル地域通貨については詳細が決まり次第お知らせします。
3 新幹線車内などでJRE MALLのタッチポイント増設の実証実験をします
ご旅行中のお客さまのネットサービスのご利用動向を把握することを目的に、北海道旅客鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社および日本ホテル株式会社と連携し、新幹線車内やホテルの客室にJRE MALLとお客さまとの接点(NFCタグなど)を新たに設置します。新幹線車内におけるNFC活用サービスの提供は、JR東日本では初めての取り組みとなります。また特典として、新幹線車内からアクセスしていただいたお客さまに限定のクーポンサービスを提供するほか、観光情報やお土産特集ページなどをご案内します。
(1)新幹線車両内
・設置箇所 東北・北海道新幹線、北陸新幹線および上越新幹線の一部編成の各座席
・実施期間 2020年11月以降、おおむね半年程度
・設置ツール NFCタグ
(2)JR東日本ホテルズ
・設置箇所 ホテルメトロポリタン 丸の内、ホテルメトロポリタン 川崎
JR東日本ホテルメッツ 田端、JR東日本ホテルメッツ 立川
・実施期間 2020年11月以降、おおむね半年程度
・設置ツール QRコード ※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
●JRE MALL(https://www.jreastmall.com/)について
JR東日本と株式会社JR東日本ネットステーションが共同で運営する通販機能、エキナカ商品の予約・受取機能およびオークション機能を備えたインターネットショッピングモールです。鉄道グッズやSuicaペンギングッズ、地域産品等を中心として74ショップ(2020年10月1日現在)が出店しています。JRE POINTが100円(税抜)毎に1ポイントたまり、1ポイント(=1円)単位でお買い物にご利用いただけます。またビューカードによるお支払いで、最大3.5倍のJRE POINTがたまります。
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