三重県名張市、セーフィーのウェアラブルクラウドカメラを導入

大規模漏水時における状況把握・情報共有によって正確かつ迅速な状況判断や復旧に寄与

セーフィー株式会社

 クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、この度、三重県名張市上下水道部にて、セーフィーが開発・運営するウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケット ツー プラス)」が導入されたことをお知らせします。今回の主な導入目的は、施設の老朽化に伴い、近年、頻発してきた大規模な漏水事故の復旧において、状況把握・情報共有を実施し、正確かつ迅速な状況判断や作業を行うためです。

導入の背景 

 三重県名張市は昭和38年以降、大規模な住宅地開発が進み、昭和56年には人口増加率が全国トップになるなど、大阪から電車で1時間前後のアクセスの良さから、主に関西圏で働く人々のベッドタウンとして発展(※2)してきました。その際、急激な人口の増加に伴い水道管の敷設も行われ、現在は計画的に更新時期を迎えている管から順次対応しています。上下水道部の水道工務室では現在、約3.5万世帯、3千事業所に水道インフラを供給していますが、かつては倍近くいたスタッフが、現在では7名と少ない人数で対応しているため、AIやIoT技術、ドローンなどを活用した現場作業のDXにより生産性向上を図ることが目指されていました。

 一方、断水を伴うような大規模漏水時では、部署の垣根を超えた復旧班編成で対応を行うなか、現場の状況をリアルタイムに正しく把握することができず、現場作業班をはじめ事務所内本部と各班との行動調整が上手くいかないことが多々ありました。また、漏水箇所の特定を行う場合にも電話と通報後の現場状況からだけの情報では詳細が分かりにくいため、的確な指示が出来ず結果的に掘削後漏水場所が違ったということがありました。

 クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」は、これまで自治体や公共事業において(※3)映像データを防犯用途だけでなく、遠隔での状況確認をはじめ、異常検知・予測、更には映像解析による業務効率化などの様々なソリューションとして提供してまいりました。特に、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus」は、手軽に持ち運びができ、SIMカードが内蔵されているため、カバーを開閉するだけで撮影のオン・オフがワンタッチでコントロールできます。さらに、現場の作業音の中でも人々の声を鮮明に聞くことができる通話機能を搭載しているため、現場と離れた場所にいる管理側との双方向コミュニケーションを円滑にとることも可能です。

(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2023)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(54.1%)
(※2)内閣府「第3節 <特集>高齢者の住宅と生活環境に関する意識(トピックス2)」
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2019/html/zenbun/s1_3_topics2.html
(※3)プレスリリース「熊本県玉名市、ウェアラブルクラウドカメラにより橋梁メンテナンスの遠隔臨場を実施」(2023年8月29日発表):https://safie.co.jp/news/2751/
「セーフィー、新潟県村上市の防災訓練にてウェアラブルクラウドカメラを供給支援」(2023年10月12日発表):https://safie.co.jp/news/2842/

導入の概要

 名張市上下水道部では、大規模漏水が発生した際に「Safie Pocket2 Plus」を現場に持ち込み、三脚に取り付けてその状況を撮影しています。これまでは、漏水の状況を確認するために現場から携帯電話で報告を受けていましたが、「Safie Pocket2 Plus」を活用することにより、本部に集まった各班の班長もリアルタイムに映像を見聞きしながら正確な指示を出すことができるようになりました。これにより、迅速かつ正確な判断が可能となり、早期の復旧が実現しています。また以前は、漏水で影響のある市民からの問い合わせに適切な情報を出せず苦慮していたところ、「Safie Pocket2 Plus」の導入により、迅速かつ正確に対応できるようになりました。

 時間外や休日に起こった断水を伴わない小規模な漏水時でも、当番は現場で何かが起こった際、現地の「Safie Pocket2 Plus」の撮影映像をもとに状況を把握し、自宅からでもPCやスマホで確認することができるようになり、突発的な出勤や現場の遅滞もなくなりました。

 さらに、若手職員や経験の浅い作業者が漏水箇所を見つける際には、「Safie Pocket2 Plus」を身につけて作業を行い、遠隔から経験豊富なベテラン職員が状況を見てノウハウや経験を活かしたアドバイスを行っています。今後は、若手の教育のために、珍しい漏水事案を「Safie Pocket2 Plus」で撮影し、映像を編集して動画として保存することで「知の蓄積」として技術力の継承に活用したいと考えています。

名張市 上下水道部 水道工務室 室長 岩本 嘉浩さまコメント

 水道工務室が担当する水道管路の管理業務は24時間体制でシフトを組んでおり、突発的な大規模な漏水に備えています。これまでは漏水が発生すると、現場とのコミュニケーション手段として携帯電話しかなく、聞取りだけでは情報が不十分だったり、判断に時間がかかったり、誤った判断を下すことがあり、その結果、現場業務が停滞することもありました。セーフィーのウェアラブルクラウドカメラにより、漏水現場の状況を映像で確認し、作業の判断等を迅速に行うことができるようになり、早期の復旧が可能になりました。また、水管橋などでは、橋との接続部分や長さ、高さにより、目視では確認困難な水道管の点検にもカメラを活用しており、スマートフォンで映像を確認しながら取り付け角度や倍率を調整し、安全な橋上を歩きながら撮影を行っています。今後も、さらなる作業効率化を図るためにウェアラブルクラウドカメラの活用を進めていきたいと考えています。

導入事例ページにて詳細を公開

 ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus」のご活用の詳細については「Safie」サービスサイトの導入事例ページにて公開しております。下記URLよりご覧ください。

https://safie.jp/casestudy/nabari-city/

クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは

Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。

「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。

我々は「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売り、土木・建設、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。

セーフィーは、データガバナンスに関する下記指針を遵守すると共に、ステークホルダーの皆様と協調して啓発活動にも取り組んでおります。また、社外有識者よりプライバシー保護などに関する助言を受けながら、指針及び実務上の運用基準の見直しを行っております。

・データガバナンスに関する取り組み:https://safie.co.jp/csr/advisoryboard/

・データ憲章(2022年4月1日発行)

https://bucket.safie.link/pdf/csr/advisoryboard/safie_data_charter_JP.pdf

映像から未来をつくる 

【セーフィー株式会社の会社概要】 

所 在 地 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー

設 立 2014年10月

代 表 者 佐渡島 隆平 

事業内容 クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」の開発・運営および関連サービスの提供 

サービスサイトU R L https://safie.jp/

コーポレートサイトU R L https://safie.co.jp/

採用ページ https://safie.co.jp/teams

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会社概要

セーフィー株式会社

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URL
https://safie.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西品川1丁目1番1号 住友不動産大崎ガーデンタワー
電話番号
03-6417-9556
代表者名
佐渡島 隆平
上場
東証グロース
資本金
55億8435万円
設立
2014年10月