【第30回】2025年「新成人」の恋愛・結婚に関する意識調査

新成人の恋愛・結婚への意識は、昨年同水準で低下傾向一方、「今後交際を積極的にしたい」は、過去10年間で最も高い回答割合に!今年が新成人の恋愛・結婚への意欲回復への転換の年となることを期待!

オーネット

「結婚相手紹介サービス」を提供する株式会社オーネット(本社:東京都中央区、代表取締役社長:都村毅、以下オーネット)は、2025年に成人式を迎える新成人410人(男性:170人、女性:240人)に対して、「恋愛・結婚に関する意識調査」を実施いたしました。

 株式会社オーネット(https://onet.co.jp/)は、結婚相手紹介サービス事業を長年にわたり運営し、今年2025年4月には前身の会社設立から設立45周年を迎えます。1996年1月に「新成人の恋愛・結婚に関する意識調査」を開始して以来今年で30回目となりますが、毎年成人式を迎える新成人の恋愛・結婚に関する動向をアンケート形式で調査を継続して行ってまいりました。この30年間で世の中全体が国内外を問わず目まぐるしく変化し、毎年成人式を迎える新成人の人生観や価値観、そして恋愛・結婚観も取り巻く環境や世相を反映するかたちで年々変化している状況が例年実施のこの調査結果にも表れています。特に今回の調査対象となる今年成人式を迎える新成人は5年前のコロナ禍で世界的な混乱が始まった年に高校入学という時期ということで、その影響も調査結果に表れていると推測できる調査結果となります。

 今回の調査報告は前年の調査結果との比較を含め過去10年間実施した同じ設問への回答結果の推移や動向と比較しながら調査結果を整理・分析いたしました。また、一部の設問では1996年の第一回目の調査から実施している同じ設問への回答結果の推移データとあわせて新成人の恋愛・結婚に関する動向を分析いたしました。

 株式会社オーネットはこれからも新成人の恋愛・結婚に関する意識調査のみならず、男女の恋愛・結婚に関する意識や行動を含め、さまざまな角度から調査分析を行い全社一丸となりさらなるサービスの向上を目指し、すべての会員さま一人ひとりのご成婚への結婚ストーリーをサポートしてまいります。

<調査結果サマリー>

(1)成人式を迎える新成人の「恋愛」意識に関する調査結果

1.あなたはこれまでに交際した経験がありますか?

・「交際経験あり」の回答割合が53.7%で過去10回の調査のうち最も低い回答割合に

・男性は前年同水準(53.1%⇒53.5%)、女性は前年から大幅減少(70.2%⇒53.8%)

2.現在交際している異性がいますか?

・「交際している」割合は全体で27.8%、前年29.4%より若干の減少という結果に

・男性は前年から増加(25.2%⇒29.4%)、女性は減少(33.7%⇒26.7%)

3.現在交際している異性とどうやって知り合いましたか?

・交際相手と知り合ったのは「大学(専門学校)、大学院など」が26.3%で最多割合

4.今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?

・「今後交際を積極的にしたい」回答割合が過去10回の調査で最も高い割合(51.7%)

(2)成人式を迎える新成人の「結婚」意識に関する調査結果

1.あなたは将来結婚したいですか?

・「早く結婚したい、いずれは結婚したい」という回答割合が73.2%で過去最低水準に

2.「早く/いずれは結婚したい」を選んだ理由は何ですか?

・結婚したい3大理由は、「好きな人と一緒にいたい」「家族がいると幸せ」「子供が欲しい」

3.あなたは何歳で結婚をしたいですか?

・結婚を希望する年齢は全体では25歳~28歳に回答割合が集中する結果に

4.結婚をしたら子供が欲しいですか?

・新成人の全体64.7%は「結婚したら子供が欲しい」と考えている

5.結婚相手に求める条件は何がありますか?

・結婚相手に求める条件は男女ともに「価値観が合うこと」が全体74.7%で最多という結果

(1)新成人の<恋愛>意識に関する調査結果

1.あなたはこれまでに交際した経験がありますか?

・「交際経験あり」の回答割合が53.7%で過去10回の調査の中で最も低い結果に

・男性は前年同水準(53.1%⇒53.5%)、女性は前年より大きく減少(70.2%⇒53.8%)

 「あなたはこれまでに交際した経験がありますか?」という設問に対して、全体で53.7%から「経験がある」と回答があり、男性が53.5%、女性が53.8%と男女ほぼ同割合の結果となりました。男女別でみてみると、男性は前年の53.1%⇒53.5%とほぼ横ばいである一方で、女性は70.2%⇒53.8%と前年を16%程度下回る結果となっており、女性の割合が前年より大きく減少した結果が全体割合の減少に影響している状況となりました。

 今回の調査を含め過去10回の調査結果のうち、2021年に「交際経験あり」の全体割合が56.3%と低水準となりましたが、今回はそれをさらに下回る53.7%となりました。

2020年のコロナ禍の影響で2021年は一時的に女性の「交際経験がある」割合が下降しましたが、翌年の2022年から2024年にかけて順調に女性の「交際経験がある」の割合が増加となりました。また、男性も2022年から2023年までは増加傾向となり2024年に一旦減少となり、2025年も同水準で推移という状況となります。

 今回成人式を迎える新成人の男女が高校に入学する15歳、16歳が、ちょうどコロナ禍と重なる時期であり、異性への意識の高まりや交際が活発になる時期の交際機会の大幅な減少が、前年調査の男性の減少を含め、今回の調査結果にもあらわれたことが容易に推測できます。

2.現在交際している異性がいますか?

・「交際している」割合は全体で27.8%、前年29.4%より若干の減少という結果

・男性は前年から増加(25.2%⇒29.4%)、女性は減少(33.7%⇒26.7%)

 「現在交際している異性がいますか?」という質問に対して、全体で27.8%、男性29.4%、女性26.7%という回答割合となりました。コロナ禍以降2023年に全体で34.5%と「交際相手がいる」割合が大きく増加したのち、2024年には29.4%と減少し2025年は27.8%という結果となり減少傾向で推移という結果となりました。

 男女別にみてみると、男性は2024年に前年33.3%から25.2%へと大きく減少しましたが、2025年は29.4%へと増加に転じており、交際に積極的になっている状況と推測される結果となりました。一方、女性は今回の結果でも前年同様に減少傾向が継続という結果となりました。

 この男女間の前年対比の状況については、前の設問の回答結果の推測と同様に、コロナ禍の影響から一定期間に交際に発展する機会が少なかったことで、その時期からの継続した交際相手がいる割合が減少している結果、「現在交際相手がいる」の回答結果に影響していると推測できる結果といえます。

3.現在交際している異性とどうやって知り合いましたか?

・交際相手と知り合ったのは「大学(専門学校)、大学院など」全体26.3%で最多の結果に

 交際している相手がいると回答した114人に、「交際している相手とどうやって知り合いましたか?」について質問をしました。

 最も回答が多かった選択肢は「大学(専門学校)、大学院など」で、全体で26.3%、男性26.0%、女性26.6%で男女ほぼ同割合の回答結果となりました。次いで多かった選択肢は、「幼稚園~高校時代」で、全体で24.6%、男性32.0%、女性18.8%という結果で、男性の方が女性より13.2%回答割合が多い結果となりました。3番目に多かったのは2つの選択肢が同じ割合となりました。まずは「アルバイト先」で、全体で9.6%、男性10.0%、女性9.4%で、そして「マッチングアプリ」が全体で9.6%、男性6.0%、女性12.5%という結果となりました。「アルバイト先」と回答した男女割合がほぼ同率だった一方で、「マッチングアプリ」の男女の回答割合は、女性が男性の2倍という回答結果となりました。5番目に多かった回答は「SNS(インスタグラムなど)」で、全体で7.9%、男性2.0%、女性12.5%となり、この回答割合も男性より女性が10ポイント以上高い結果となりました。6番目が「友達からの紹介」(全体:7.0%)、同じく「学外(サークル・趣味など)」(全体:7.0%)となり、8番目以降は「合コンやパーティー」(全体:5.3%)、「職場や仕事関係」(全体:1.8%)と続きました。

4.今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?

・「今後交際を積極的にしたい」割合が過去10回の調査で最も高い割合(全体:51.7%)

・コロナ禍を境に以前女性の方が高かった交際への積極性が男性へと変化

今後「異性と交際を積極的にしたいですか?」という質問に対しては、全体で51.7%、男性55.3%、女性49.2%という結果で、今回を含め過去10回の調査で最も多い回答割合となりました。男女別でみると男性が55.3%で過去10回の調査で最も高い回答割合となり、また、女性の回答割合も前年の41.4%から49.2%に大きく増加する結果となりました。

 「異性と積極的に交際したい」の設問への回答については、2017年以降、男性より女性の方が高い傾向で推移していた状況から、コロナ禍以降の2021年を境に、男性の方が高い傾向となり、2025年はさらにその傾向が顕著になっていることが伺える結果となりました。要因の一つとして前述の設問「交際した経験あり」、「現在交際している異性がいる」の割合が減少した理由として推測したように、今年の新成人はコロナ禍による異性との出会いや交際の機会が多くある一定期間を損失した経験から、これからの異性との出会いや交際に対して期待感をもっていることが回答結果から伺えるといえます。

(2)新成人の<結婚>意識に関する調査結果

1.あなたは将来結婚したいですか?

・「早く結婚したい、いずれは結婚したい」の割合が73.2%で最低水準に

 この設問では「あなたは将来結婚をしたいですか?」と結婚に対する意向について質問をいたしました。最も多かった回答は「いずれは結婚したい」で、全体で51.5%、男性56.5%、女性47.9%という結果となりました。続いて多かった回答は、「早く結婚をしたい」という回答で、全体で21.7%、男性17.1%、女性25.0%という結果となりました。3番目に多かった回答は「結婚するつもりはない」という回答で、全体で18.5%、男性が17.6%、女性が19.2%という結果で、男女の約2割は結婚する意向がないという結果となりました。そして4番目の回答は、「できれば結婚したくない(が、いずれはするだろう)」という回答で、全体で8.3%、男性8.8%、女性7.9%という結果となりました。

 この設問への回答で「結婚するつもりはない」(全体18.5%)、または「できれば結婚したくない(が、いずれはするだろう)」(全体8.3%)と選択した全体26.8%を除く73.2%の新成人が「結婚したい」という回答割合となりますが、この新成人の結婚意向を、1996年から調査した結果の推移が以下のグラフとなります。

 新成人となった男女の「結婚したい」という回答割合の経年の動向をみてみると、概ね1996年から2001年にかけては、85%~90%の回答割合の幅で推移していたものが、2002年以降は75%~85%の回答割合の幅で推移している状況であることがわかります。2016年以降はその回答幅の下限値が75%を下回る傾向にあり、また上限値も2018年の83.8%を除き70%台後半での推移となってきている状況となります。これらのことから「新成人の結婚したい」という考えそのものが、少しずつ低下してきている傾向がこの経年調査の結果推移からも読み取れる結果となりました。

2.「結婚したい」を選んだ理由を教えてください。※複数選択可(3つまで)

・結婚したい3大理由は「好きな人と一緒にいたい」「家族がいると幸せ」「子供が欲しい」

 「早く結婚したいと思う」「いずれは結婚したい」を選択した男女に、回答を選択した理由について該当するものを3つまで選択してもらうかたちで質問をいたしました。

 最も回答ボリュームが多かった選択肢は「好きな人と一緒にいたい」で、全体で52.0%(男性:52.0%、女性:52.0%)の回答ボリュームとなり男女で全く同じ数値となりました。次に回答ボリュームのあった選択肢は「家族がいると幸せだと思う」で、全体で44.7%(男性:45.6%、女性:44.0%)となりました。3番目に多かった選択肢は、「子供がほしい」で、全体で31.3%(男性:31.2%、女性:31.4%)となりました。ここまでの上位3つの選択肢については、男女の回答ボリュームがほぼ同じ割合となり、新成人の男女に共通した結婚したい主な理由であることがわかりました。4番目以降の回答結果は、「親を安心させたい」が全体で22.0%、「経済的、精神的に安定したい」が全体で20.3%と続きその他は「自立したい」、「当たり前だから」、「専業主婦(主夫)として家庭をもつ」、「特になし/その他」と続きました。

3.「結婚したい」を選んだ方に質問します。何歳で結婚したいですか?

・結婚を希望する年齢は全体では「25歳」~「28歳」が最多ボリューム

・女性が「25歳」(17.7%)、男性は「28歳」(14.4%)

 この設問では「早く結婚したいと思う」「いずれは結婚したい」という回答した方に、「何歳で結婚したいですか?」と質問をいたしました。

 最も回答として多かった選択肢は「わからない/特にない」で、全体で19.0%、男性17.6%、女性20.0%という結果となりました。次の回答からは、具体的に希望年齢を回答した結果となります。まず最も多かった年齢は「25歳」で、全体で15.7%(男性12.8%、女性:17.7%)となりました。続いて多かった年齢は「26歳」で、全体で12.7%(男性:11.2%、女性13.7%)という結果となりました。3番目に多かった年齢は、「28歳」で、全体で10.0%(男性:14.4%、女性:6.9%)となりました。4番目が「27歳」で全体9.0%(男性:11.2%、女性7.4%)、以下は「23歳」、「24歳」、「30歳」、「22歳」、「21歳」、「29歳」、そして「31歳以上」という結果となりました。

 回答結果からは、男女ともに25歳~28歳にボリュームがあること、またその期間のうち女性は25歳に近い年齢に、男性は若干28歳が多いものの期間内の年齢においては比較的同じ割合という結果となりました。

4.結婚したら子供が欲しいですか?

・新成人の全体で64.7%は「結婚したら子供が欲しい」と考えているという結果

・「子供がほしくない」という回答は全体12.9%で、「わからない」が22.5%という結果

この設問では「早く結婚したいと思う」「いずれは結婚したい」と回答した方に、「結婚したら子供が欲しいですか?」と質問をいたしました。

「欲しい」と選択した割合は、全体で64.7%、男性64.3%、女性64.9%という結果となりました。一方、「わからない」と選択した割合は、全体で22.5%、男性25.7%、女性20.1%となり、「欲しくない」という回答の、全体で12.9%、男性10.0%、女性14.9%をうわまわる結果となりました。この調査結果で「わからない」という回答割合が20%以上となったことから、成人式を迎える段階において将来の自身の結婚、さらには子供についてまだ明確に考えられていない男女が一定数いることが伺える結果となりました。

「将来子供が欲しいですか?」という質問への回答は1996年の93%をピークにその後は下降の一途をたどり、経年推移の概要としては2015年頃より65%前後で推移する状況となりますが、2024年に前年の64.1%から一時的に58.9%と過去最低の割合に下降したのち、今回の2025年調査で64.7%に回復した調査結果となりました。

5.結婚相手に求める条件は何ですか?※複数選択可(3つまで)

・結婚相手に求める条件は男女ともに「価値観が合うこと」が全体で74.7%で最多

 最後の設問では「早く結婚したいと思う」「いずれは結婚したい」という回答した方に、「結婚相手に求める条件は何ですか?」と質問をいたしました。

 最も回答割合としてボリュームがあった選択肢は「価値観があうこと」で、全体で74.7%

男性77.6%、女性72.6%となり、男女ともに高い回答割合となりました。またこの回答割合は男女ともに2番目以降の選択肢への回答割合を大きく引き離す結果となりました。2番目は「趣味が合うこと」で、全体34.3%、男性38.4%、女性31.4%となりました。3番目は「顔や容姿が好みかどうか」という選択肢で、全体で30.7%、男性26.4%、女性33.7%という結果となりました。4番目に回答ボリュームがあった選択肢は「年収」で、全体で29.3%、男性18.4%、女性37.1%という結果で、女性の回答ボリュームが男性の2倍という結果となりました。5番目は「年齢」で、全体で23.7%、男性27.2%、女性21.1%で、6番目以降は、「家事ができること」、「職業」、「住んでいる場所」「特にない/わからない」「学歴」「その他」と続きました。

- 調 査 概 要 -

■調査名:2025年「新成人」の恋愛・結婚に関する意識調査

■調査地域:全国

■調査対象: 2025年に成人式を迎える2004年4月2日~2005年4月1日生まれの男女

■調査方法:インターネットを利⽤したクローズ調査

■調査日:2024年11月27日(水) ~ 12月4日(水)

■調査主体:株式会社オーネット

■回答数 :全体 410人 (男性:170人、女性:240人)

※調査結果の数値は小数点第 2 位以下を四捨五入しているため、合計で100%にならないことがあります。

※本資料を引用またはご使⽤になる場合は、 “結婚相手紹介サービス「オーネット」調査”と明記ください。その際にはオーネット広報グループ宛にご連絡いただきますと幸いです。

■■運営会社■■

結婚相手紹介サービス 株式会社オーネット

「両想いマッチング」、「AI紹介マッチング」、「写真検索」、「お見合い取次」「婚活パーティー・イベント」、「お任せコーディネート」など、豊富な出会いの機会をご提供します。専任の結婚アドバイザーによる手厚いサポートを通して、結婚にむけた様々なニーズにお応えいたします。

また、男女45歳以上を対象にした中高年専門のサービス<オーネット スーペリア>を運営し、結婚のみにこだわらない、さまざまなかたちのパートナー探しを実現するための大人の出会いの機会をご提供しています。

■代表者:代表取締役社長 都村毅

■設立:1980年 4月 株式会社オーネットの前身となる株式会社オーエムエムジー設立

■沿革:2007年12月 楽天グループに事業承継、株式会社オーネット設立

2018年12月 親会社が楽天株式会社よりポラリス・キャピタル・グループ株式会社関連会社に変更

■本社所在地:〒104-6222東京都中央区晴海一丁目8番12号 晴海アイランド

トリトンスクエア オフィスタワーZ 22階

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会社概要

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業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区晴海1丁目8番12号晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーZ 22階
電話番号
-
代表者名
都村 毅
上場
未上場
資本金
6億1300万円
設立
2007年12月