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株式会社メルカリ
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リコマース総研、お買い物に関する調査を実施

リユース品がブランド認知度や好意度向上のきっかけにリユースで購入したブランドの新品購入機会が増加していると約4割が回答

株式会社メルカリ

リコマース総合研究所(運営:メルカリ)は、15〜69歳の男女3,097名を対象に「お買い物に関する調査」を実施しました。

2021年のリユース市場規模は2兆6988億円(※1)と前年比約12%増加し、今後もサステナビリティへの意識の高まりなどからリユース市場は拡大することが予測されています。リユース市場の拡大とともに、消費者の買い物に関する価値観も変化しています。メルカリ総合研究所の調査(※2)によると「商品を購入する際に新品であることを重視する」人は2020年よりも4.2pt下がり、35.2%という結果になりました。また、同調査では「中古品に抵抗感がない」と回答した人は2020年より5.9pt増え、半数を超える53.0%となりました。

これまでの消費者はメーカーやブランドから商品を買うことが主流でしたが、環境に配慮した消費意識の高まりや、CtoCフリマアプリの浸透、昨今の物価上昇によるリサイクルショップの活用などの広がりによって、消費の価値観や消費者とブランド・メーカーとの関係性にどのような影響を与えているのかを紐解くために本調査を実施しました。

※1 リユース業界の市場規模推計2022 https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_7557.php

※2 「2022年度フリマアプリ利用者と非利用者の消費行動」に関する意識調査 https://about.mercari.com/press/news/articles/20220816_consumersurvey/

結果サマリー

1)消費に関する価値観

  • 消費に関する価値観として、「長持ちする商品を購入する」と回答した人が85.5%と最も多く、一方で「シーズンごとに新商品を購入する」と回答した人は24.3%に留まりました。

  • 10代は「ストーリー性がある商品を購入する」(32.7%)、「社会課題や環境に配慮した商品を購入する」(39.4%)と回答した人が他世代より多く、ブランドの思いや企業姿勢などが消費行動に影響していることが伺える結果に。


2)ブランドエンゲージメントとリユース


  • リユース品をきっかけにブランドを知ったり、ブランドを好きになったりする機会が昨対比で上昇しており、リユース品がブランドとの新たな接点を拡大していることがわかりました。

  • 「欲しい物を探すときに、リユース品から探すようになった」+8.8pt(26.7%)、「これまで知らなかったブランド・メーカーを知った」+4.0pt(20.3%)、「​​リユース品で買ったブランド・メーカーを好きになった」+3.5pt(15.9%)という結果に。

  • 特に10代では、リユース品を通じて「これまで知らなかったブランド・メーカーを知った」人が32.3%、「リユース品で買ったブランド・メーカーを好きになった」人が22.6%と他世代より多い結果に。

  • 「リユース品を買って好きになったブランド・メーカーの新品を買ったことがある」人の85.6%はそのブランドへの好意度が上がり、43.1%はそのブランドの新品購入が増えていることがわかりました。

  • リユース品を通じて新品購入が増えている人の中でも、この先10年後に消費の中心を担う20〜40代の約3人に1人は「新品の購入が増えて、中古品の購入が減った」と回答。リユース品を通じたブランド体験が、そのブランドの新品購入の促進につながっていることが示唆されました。



【調査概要】

調査時期:2023年5月8日~5月9日

調査方法:インターネット調査

調査対象:全国、15〜69歳、男女3,097名

※グラフ内の数値は小数点第二位以下四捨五入

リコマース総合研究所 主席研究員 志和あかね

消費に関する価値観について、サステナビリティへの関心の高まりなどもあり、「長持ちする商品を購入する」と回答した人が「シーズンごとに新商品を購入する」と回答した人よりも約3.5倍いるという結果になりました。これまでアパレルはシーズン毎に新作を出したり、家電メーカーは定期的にモデルチェンジを行ったりするなど、新しい物を頻繁に販売していくことが当たり前でしたが、循環型社会の実現に向けた消費行動が意識される中で、“いいものを長く使う”という価値観の広がりは、モノの作り方・売り方にも今後影響を与えていくのではないかと考えられます。

リユース品と新品の関係性を見ても、リユース品をきっかけに「これまで知らなかったブランド・メーカーを知った」と回答した人は現状2割ですが、昨年と比較すると4pt上昇しています。リユース市場の成長を鑑みると、リユースを接点としたブランドの認知向上や購入機会の増加は今後拡大していくと予想されます。

さらに、今回の調査では「リユース品を買って好きになったブランド・メーカーの新品を買ったことがある」人の内43.1%は、新品の購入が増えているという結果になり、リユース品によってそのブランドの新品購入が代替されているわけではないということがわかりました。


このような結果から、モノをつくるメーカーやブランドは、既に市場に出回っている自社のリユース品の活用を検討することで、顧客との新たな接点の創出や新たなビジネス機会を見つけることができるのではないでしょうか。

調査結果詳細

1)消費に関する価値観

毎シーズン新品を買うより、長持ちする商品を選ぶ傾向が顕著。10代は他世代より商品のストーリーや企業姿勢が消費判断に影響


  • サステナビリティへの関心の高まりなどが影響してか、「長持ちする商品を購入する」と回答した人が85.5%と最も多く、一方で「シーズンごとに新商品を購入する」と回答した人は24.3%に留まりました。

  • 10代は「ストーリー性がある商品を購入する」(32.7%)、「社会課題や環境に配慮した商品を購入する」(39.4%)と回答した人が他世代より多く、ブランドの思いや企業姿勢などが消費行動に影響していることが伺える結果に。

2)ブランドエンゲージメントとリユース品

リユース品が新たなブランドとの接点になり、リユース品をきっかけに新品を購入したことがある人の約4割はその後新品購入機会が増加


  • リユース市場の拡大とともに、リユース品をきっかけにブランドを知ったり、ブランドを好きになったりする機会が昨対比で上昇。「欲しい物を探すときに、リユース品から探すようになった」(26.7%、+8.8pt)、「これまで知らなかったブランド・メーカーを知った」(20.3%、+4.0pt)、「​​リユース品で買ったブランド・メーカーを好きになった」(15.9%、+3.5pt)という結果に。

  • 特に10代では、リユース品を通じて「これまで知らなかったブランド・メーカーを知った」人が32.3%、「リユース品で買ったブランド・メーカーを好きになった」人が22.6%と他世代より多い結果に。

  • 「リユース品を買って好きになったブランド・メーカーの新品を買ったことがある」人のうち85.6%は、新品購入後そのブランドを「とても好きになった」、「好きになった」と回答。リユース品を通じて、ブランド・メーカーへの好意度が上がることがわかりました。

  • さらに、「リユース品を買って好きになったブランド・メーカーの新品を買ったことがある」人の内43.1%は、それ以降新品の購入が増えていることがわかりました。

  • 中でも、この先10年後に消費の中心を担う20〜40代の約3人に1人は「新品の購入が増えて、中古品の購入が減った」と回答。リユース品を通じたブランド体験が、そのブランドの新品購入の促進につながっていることが示唆されました。

リコマース総合研究所概要

リコマースに関わる国内外のトレンドや市場動向、消費者の消費行動の変化を研究し、社会・経済・生活など様々な視点からリコマース市場が与える影響を探求する研究機関です。リコマース市場が循環型社会の実現に向けて果たす役割に注目し、生活者の意識や行動の変化はもちろん、あらゆる人の可能性を広げるために、新たな視点を見出すために研究を行っていきます。リコマース市場がどのように社会や経済に影響を与え、生活者にどのような利益をもたらすかを探求し、その情報を広く発信していきます。

https://note.com/recommerce_labo

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
電話番号
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代表者名
山田進太郎
上場
マザーズ
資本金
125億5020万円
設立
2013年02月
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