「機能で選ぶだけでは、現場のDXは進まない」業務のデジタル化推進度に約2倍の差、シムトップスがAI時代の現場帳票システム選定基準を提唱
「学び続けられる」「協働できる」「サイロを越えられる」。ものづくり白書・デジタルスキル標準2.0を踏まえた3つの選定チェックリストと、コミュニティ会員/非会員のDX推進度比較調査を特設サイトで公開

現場帳票システム「i-Reporter」(導入実績4,500社以上・ユーザー数22万人以上、国内シェアNo.1※1)を展開する株式会社シムトップス(本社:東京都品川区、代表取締役:奥畑 和行)は、2026年8月、AI時代の現場帳票システム選定基準を提唱する特設サイト「現場帳票システムは、コミュニティの有無で成果が変わる。」を公開しました。
生成AIの普及によって現場カイゼンを支援するシステムの進化はめざましく、各社が備える機能はますます充実する中で、導入にあたり比較すべき要素も増え、製品選定はより複雑化しています。一方で、当社の調査では、ユーザーコミュニティの有無によって導入後のDX推進度に約2倍の差(製造・生産日報のデジタル化が「進んでいる」と回答した割合:コミュニティ会員71.4%、非会員36.0%)が生じるという事実が明らかになり、この結果は導入後の成果が機能だけでなく、カイゼンを進める環境にも大きく左右されることを示しています。 こうした背景を踏まえ、本サイトでは、機能比較表だけでは見えない、導入後の成果まで見据えた現場帳票システムの選定基準を提案します。
▼特設サイト「現場帳票システムは、コミュニティの有無で成果が変わる。」はこちら
https://i-reporter.jp/community-difference/
■ なぜ今、「機能比較」だけでは不十分なのか
2026年版ものづくり白書(経済産業省・厚生労働省・文部科学省)は、製造業の6割超が「指導する人材が不足している」と回答していることを示し、データ・AI活用の促進には「環境整備」が不可欠だとしています。ツールを入れても、それを使いこなす知恵を交換する相手が現場にいない。これが現場DXの壁になっています。
その構造は、推進担当者一人ひとりの状況にも表れています。当社のユーザーコミュニティ「現場帳票カイゼン部」の参加者属性(2026年6月16日発表)を見ると、74.2%が「1社1名」での参加でした。社内に相談相手がおらず、自分のやり方が正しいのかを確認する術がないまま、孤独に推進を担っている実態がうかがえます。
一方、経済産業省が2026年4月16日に公表したデジタルスキル標準ver.2.0(DSS2.0)は、「一人ひとりが自身の責任で学び続けること」の重要性を挙げ、マインド・スタンスとしての「コラボレーション」によって「サイロを越えて知と知を融合する」ことをDX推進の鍵に位置づけました。
国の2つの指針が共通して示しているのは、DXの成否を分けるのは機能ではなく「環境」であるという論点です。だからこそ、ツール選定の問いも「何ができるか」から「導入後にどんな環境が手に入るか」へと更新される必要があります。
■ 新しい選定基準|ツールを通じて、3つの"環境"が得られるか
当社は、DSS2.0の趣旨を踏まえ、現場帳票システムの選定において次の3つの環境が得られるかどうかが重要な判断要素になりつつあると考えています。

- 学び続けられる環境:一人ひとりが自身の責任で学び続けられるか
- 協働できる環境:マインド・スタンスとしての「コラボレーション」を実践できるか
- サイロを越えられる環境:業務知見のある人材が専門人材と協働し、知と知を融合できるか
これらの環境が欠けたとき、現場では「社内に仲間がいない」「他社の事例が見えない」「自分たちの声が製品に届かない」という3つの停滞が起こります。プロダクト単体では、現場DXは進みません。ツールの導入が"環境の導入"になっているかどうかが、成果の継続を左右します。
※DSS2.0はユーザーコミュニティそのものに直接言及するものではなく、上記の対応づけはDSS2.0の趣旨を踏まえた当社による解釈です。
■ 調査データ|コミュニティの有無で、現場DXの推進度に約2倍の差
当社は、i-Reporterのユーザーコミュニティ「現場帳票カイゼン部」の会員と、コミュニティに参加していない製造業のDX推進担当者を対象に、業務ごとのデジタル化推進度を比較する調査を実施しました。
【デジタル化が「進んでいる」と回答した割合】


|
業務領域 |
コミュニティ会員 |
非会員 |
差 |
|---|---|---|---|
|
製造・生産日報の記録・管理 |
71.4% |
36.0% |
約2倍 |
|
データのダッシュボード化・可視化 |
52.4% |
20.7% |
約2.5倍 |
|
設備点検・保全記録 |
61.9% |
38.7% |
約1.6倍 |
コミュニティ会員は、難易度の高い業務領域ほどDXを進めているという傾向が確認されました。他社の事例を参照できる環境が、「難しいからやめる」ではなく「やってみる」という行動変容につながっていると考えられます。
【DX推進の目的として「現場データの蓄積・活用による改善」を挙げた割合】
コミュニティ会員 65.1% / 非会員 27.0%(約2.4倍)
効率化ツールとして使い始めたものが、データを活用し改善を続けるための基盤へと位置づけ直されていく。学び合う環境は、推進担当者の視座そのものを引き上げています。
また、DX推進によって「効果を実感している」と回答した割合(複数回答)でも、「紙の使用量・印刷コストの削減」(会員63.8%/非会員28.1%)、「蓄積データを分析・改善に活用」(会員31.9%/非会員19.1%)、「部署間・拠点間での情報共有」(会員21.3%/非会員10.1%)など、単純な作業効率化を超えた領域で差が現れています。
なお、「DX推進を担う人材が不足している」と回答した割合は会員76.7%(一般企業45.5%)と会員のほうが高い一方、「社外に相談できる相手がいない」は会員11.6%(一般企業18.2%)にとどまりました。課題を深く認識しながらも、孤立していない。これがコミュニティ参加者の実態です。
■ 調査概要
-
調査名称:「現場帳票カイゼン部」会員と一般企業のDX推進度比較調査
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調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画による
インターネット調査 -
調査期間:2026年4月7日〜同年4月20日
-
有効回答:会員63名・製造業DX推進担当者111名
(効果実感の内訳は会員n=47・一般n=89、
人材不足に関する設問は会員n=43・一般n=22)
※ 2026年6月5日発表
■ 継続的な成果を出す3つのポイント
特設サイトでは、導入した"あと"を見極めるための判断軸として、次の3項目と確認方法を公開しています。
01. 導入後、いつでもユーザー同士で相談できる場があるか
社内で孤独に推進を担う担当者に、社外の仲間がいるか。 (確認方法:ユーザーコミュニティの有無、オンラインフォーラムへのアクセス可否、参加企業の業種・規模が自社と近いか)
02. インタラクティブに他社の知識や経験の交換ができるか
自社の使い方を相対化し、次の一手を見つけられるか。 (確認方法:ナレッジベースの記事数・蓄積量、他社帳票の閲覧機能の有無)
03. 製品への要望を反映する透明性の高い仕組みがあるか
声が届く仕組みと、その透明性があるか。 (確認方法:機能要望を出す方法の有無、採否結果の公開状況、リリースノート等に見る過去の改善実績)
■ i-Reporterユーザーコミュニティ「現場帳票カイゼン部」

「現場帳票カイゼン部」は、i-Reporter導入企業が無料で参加できる公式ユーザーコミュニティです。 2023年12月の発足から2年半で参加1,000社・1,500名を突破し、直近1年間で922名が新たに加わりました。ナレッジベースには1,000件を超える活用ノウハウ・成功事例記事が蓄積され、累計検索回数は25万回を超えています。年間閲覧数は81,329回に達しました。
参加者の内訳は、生産・製造25.8%、情報システム・DX推進23.6%、品質・QA 8.6%、技術・開発・設計6.7%、工務・設備1.2%。現場系部門が合計4割超を占め、情報システム部門と並ぶコミュニティの中核となっています。実際に現場で帳票を扱う担当者同士がつながることで、実務で役立つ知恵が交換されています。
主な活動は次のとおりです。
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お悩み相談・TIPS共有:日常業務の課題や工夫をチャット形式で投稿し合い、経験者が回答する
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ナレッジベース:1,000件超の活用ノウハウ・成功事例記事を蓄積
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うちの現場帳票:業種・帳票タイプ別に他社の帳票設計を参照できるプラットフォーム
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リアルイベント:対面で学び合い・刺激し合う場を定期開催
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クロスコミュニティ連携:MotionBoardユーザーコミュニティ「nest」など関連コミュニティとの共同企画
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現場帳票デザイン部:「使いやすさ」を科学的に追求する分科会。長野大学・吉武良治教授が外部顧問として参画
また、ユーザーの声を製品改善に反映する取り組みは、「coorum AWARD 2025 Engagement Growth Award」を受賞しました。113社が参加した先行リリースで"声が製品に反映される"共創の仕組みを構築し、ユーザーが自ら製品改善を議論する熱量を生んだ点が評価されています。
■ 今後の展望
機能で現場の記録を変え、コミュニティで現場のカイゼンを進める。当社は、この両輪をひとつのツールで提供することを、現場帳票システムの新しい標準にしていきたいと考えています。
現場帳票システムの領域では、ユーザー同士が横でつながり事例やノウハウを共有し合う仕組みを備えた製品はまだ限られているのが現状です。今回公開した選定基準とチェックリストが、自社に合ったツールを見極める共通の物差しとして、業界全体で活用されることを期待しています。
当社は今後も「現場帳票カイゼン部」の運営を通じて、企業の垣根を越えて現場カイゼンの知恵が循環する環境づくりに取り組み、製造業のDX推進を担う一人ひとりが孤立せずに学び続けられる産業基盤の形成に寄与してまいります。
■ 特設サイト概要
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サイト名 :現場帳票システムは、コミュニティの有無で成果が変わる。
AI時代の、現場帳票システム選定基準 -
公開日 :2026年8月
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掲載内容:ユーザーコミュニティの定義/ものづくり白書・DSS2.0を踏まえた選定の考え方/
コミュニティ会員・非会員のDX推進度比較調査/「現場帳票カイゼン部」の活動実績/
選定チェックリスト3項目/導入企業の声
■ 現場帳票システム「i-Reporter(アイレポーター)」について

i-Reporterは4,500社22万人以上が利用する国内シェアNo.1(46.5%※1)の現場帳票システムです。
日報・点検記録・検査記録・作業チェックシートなど、使い慣れた紙・Excel帳票を、プログラミング知識不要で誰でも簡単にデジタル化できます。紙のレイアウトをそのまま再現できるため現場の抵抗が少なく、必須入力・閾値判定・バーコード読み取りなどで記入漏れや転記ミスを抑えながら、入力データはそのまま集計・分析・共有に活かせます。
i-Reporterの導入で、現場情報のデジタル化・蓄積を実現しながら
・月200分の書類整理がゼロ
・分析時間を15日→2〜3分に短縮
・月37.5時間の帳票管理削減
などさまざまな改善効果を生み出します。
製品サイト:https://i-reporter.jp/
■ 株式会社シムトップスについて

会社名 :株式会社シムトップス
代表者名 :代表取締役 CEO 奥畑 和行
本社住所 :〒141-0021
東京都品川区上大崎2-25-2 新目黒東急ビル10階
設立年月日 :1991年10月1日
資本金 :1千6百5十万円
売上高 :23億2千5百万円(2025年度売上)
従業員数 :計92名(2026年3月末時点)
<事業内容>
■個別受注生産向け生産スケジューラ、生産管理システム「DIRECTOR6」の開発・販売・サポート
■現場帳票システム「i-Reporter」の開発・販売・サポート
■各種i-Repoファミリー製品・サービスの開発/販売
■BOPプロセスエディタMPPCreatorの開発/販売
シムトップスは、1991年に国産生産スケジューラ専門会社の草分けとして誕生しました。
多くのお客様での生産スケジューリングや工程管理システムの構築、運用を通して得たノウハウを製品にフィードバックしながら、製造現場で使える生産スケジューラ、工程管理システム、IoTデータ収集ソリューション、「現場帳票」の電子化システムなどのパッケージ製品を開発し、お客様の現場DXを支援致します。
■企業サイト|https://cimtops.com/
■アイレポちゃん(企業公式キャラクター)Xアカウント|https://x.com/i_reporter_jp
■株式会社シムトップス公式Facebookアカウント|https://www.facebook.com/profile.php?id=61550755513117
※1 富士キメラ総研 2026年2月17日発刊 業種別IT投資動向/DX市場の将来展望 2026年版 DX投資編
IV-13 現場帳票ペーパーレス化ソリューション 市場占有率46.5%(2024年度のベンダーシェア・数量)
出典一覧:
・2026年版ものづくり白書(経済産業省・厚生労働省・文部科学省)
・デジタルスキル標準ver.2.0(経済産業省、2026年4月16日公表)
・「現場帳票カイゼン部」会員と一般企業のDX推進度比較調査(株式会社シムトップス、2026年6月5日)
・「現場帳票カイゼン部」発足2年半で参加1,000社・1,500名突破リリース(株式会社シムトップス、2026年6月16日)
・現場帳票デザイン部・吉武良治教授に関するリリース(株式会社シムトップス、2026年6月8日)
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