作家・大佛次郎の生誕120年を記念する講演会「物語作者大佛次郎」を10月9日に横浜で開催。
2017年10月9日(月・祝)、大佛次郎記念館(横浜市中区山手町113)は県立神奈川近代文学館(横浜市中区山手町110)との共催で「大佛次郎生誕120年記念講演会Ⅱ『物語作者大佛次郎』」を開催します。
横浜出身の作家・大佛次郎(おさらぎじろう)は今年生誕120年を迎えます。大佛次郎記念館では、年間を通して大佛次郎の「人となり」をテーマに、様々な角度から展示や講演会を開催しています。生誕120年を記念した講演会の第2弾では、大佛次郎の父と同郷の作家であり、会場である県立神奈川近代文学館館長の辻原登が、⼤佛次郎の歴史(History)やその作品についてお話しします。
- 講師は作家であり、神奈川近代文学館館長の辻原登
講師の辻原登は、1945年に和歌山県に生まれました。映画館や小学校の講堂で見た『鞍馬天狗』に熱狂し、高校時代には「朝日ジャーナル」に連載されていた『パリ燃ゆ』を夢中で読んでいたなど、幼少期から大佛次郎の作品を身近に感じていました。
1990年「村の名前」(芥川賞)でデビュー後、『翔べ麒麟』、『遊動亭円木』、『枯葉の中の青い炎』、『花はさくら木』、『許されざる者』などの作品で純文学の域を超えた創作活動を繰り広げています。2012年から県立神奈川近代文学館の館長を務めています。
■講師からのメッセージ
HistoryはHis-Story。彼・彼女の物語。彼(彼女)とは誰か。それは神(神々)であり、民族、国家であり、英雄(オデュッセウス、アレキサンダー、イエス、釈迦、ヤマトタケル、光源氏)であり、また「時代」そのものである。『鞍馬天狗』から『天皇の世紀』へ。「フィクションの大家が、遂に到達したリアリズムの興趣」(小林秀雄)『天皇の世紀』。しかし、『鞍馬天狗』も『天皇の世紀』もHis-Story、History、つまり物語である。「彼」は、幕末から明治にかけての「時代」そのものである。情報はたちまち古び、物語は古びない。そのことを話したい。(辻原登)
<開催概要> 大佛次郎生誕120年記念講演会Ⅱ『物語作者大佛次郎』 【日時】2017年10月9日(月・祝) 14:00開演13:30開場 【会場】県立神奈川近代文学館 展示館2階ホール(定員220名) 【講師】辻原 登(作家・神奈川近代文学館館長) 【料金】1,000円(全席自由・税込) ※神奈川近代文学館友の会会員は800円(神奈川近代文学館にてお求めください) ※未就学児の入場はご遠慮ください。 【チケット】ローソンチケット、大佛次郎記念館もしくは県立神奈川近代文学館の窓口、郵送 【問合せ】大佛次郎記念館 045-622-5002/県立神奈川近代文学館 045-622-6666 【HP】http://osaragi.yafjp.org/info/3461/ (大佛次郎記念館) |
県立神奈川近代文学館は神奈川ゆかりの作家を、直筆原稿や肉筆資料といった貴重な展示物で紹介しています。
10月9日の講演会にご参加の方は、当日に限り、神奈川近代文学館の観覧料が無料になります。
- 講演会当日10月9日に、120回目の誕生日を迎える大佛次郎
大佛次郎は横浜で生まれ、そして横浜を最も多く描いた作家と言われています。中でも『霧笛』『幻燈』は開化期の横浜を愛惜をこめて描いた名作として今も多くの人々を魅了し続けています。代表作には『パリ燃ゆ』『天皇の世紀』『帰郷』『赤穂浪士』などがあり、『鞍馬天狗』の作者としても親しまれています。また愛猫家としても有名で、大佛次郎記念館の館内には大佛次郎が所蔵していた猫の置物も、多数展示されています。
尚、講演会当日の10月9日は、大佛次郎120回目の誕生日につき、どなたでも大佛次郎記念館の観覧料は無料です。さらに、誕生日お祝いイベントも開催します!
■10月9日(月・祝)限定 <大佛次郎の誕生日お祝いイベント>
(1)お楽しみ抽選会(福引):特賞はティールーム霧笛のケーキセット!
(2)写真撮影コーナー:「手あぶり猫」をはじめとした大猫パネルと一緒に撮影ができます!
(3)プレゼント:ショップ商品をお買い上げの方に、120年記念缶バッチ(非売品)をプレゼント!
■大佛次郎記念館で開催中:「大佛次郎と501匹の猫」
会期 7月13日(木)~11月12日(日)
詳細 http://osaragi.yafjp.org/info/3340/
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