千葉大学の入学式でエコ&読書啓発。学生企画!大学の古紙で作ったブックカバーを新入生3500人に配布
平成30年度入学式、4月5日開催
千葉大学では、2018年4月5日に行われた入学式で、新入生全員に千葉大学から回収された古紙で作ったブックカバーを配布しました。新入生に対してエコ意識の向上と読書習慣をつけてもらいたいという想いを込めて在校生が企画したもので、千葉大学で初めての試みとなりました。
- ブックカバーについて ~古紙売却金を学生・教職員への環境啓発に利用~
【制作経緯】
千葉大学で環境活動を行っている「環境ISO学生委員会」が、大学から排出される古紙(新聞・雑誌・OA用紙・ダンボール)を有償で業者に回収してもらうことを、2017年度に大学側に提案しました。これまでは無償で回収されていましたが、“古紙は売れる”ことに目をつけて、従来の回収スキームの変更を提案したのです。
これにより大学側に新たに収入が入るようになり、環境ISO学生委員会がその売上の一部をもらい受け、古紙を使ってエコ意識啓発につながる企画として、ブックカバーを入学式で配布することを考えました。
【デザイン】
表面のデザインは環境ISO学生委員会の学生(教育学部3年)の内山桜さんが担当しました。上空を目指す鳥は千葉大学の理念である「つねに、より高きものをめざして(Always Aim Higher)」を象徴し、11枚の羽は千葉大学の10学部と大学院を表し、鳥と羽を合わせて、全学が一丸となって高みを目指す姿をイメージしています。
裏面には学長からの入学お祝いメッセージと環境ISO学生委員会の紹介が書かれています。
【制作・仕様】
制作にあたっては環境ISO学生委員会が以前から協同していた三菱製紙販売株式会社に協力していただき、繰り返し使用できる「再生マットコート紙」を使用しました。サイズは天地240 mm × 左右390 mm (文庫本サイズからそれ以上ある程度大きくても包める仕様)。
- 入学式について
【日時】2018年 4月 5日(木)
【場所】千葉ポートアリーナ
※ブックカバーは新入生が入場する前に環境ISO学生委員会の学生が座席に並べて配布しました。
※学部新入生約2500名、大学院新入生約1000名に配布しました。
- 本件に関するお問合わせ
千葉大学環境ISO事務局
043-290-3572
千葉大学 http://www.chiba-u.ac.jp/
千葉大学環境ISO学生委員会 http://env.chiba-univ.net/
■千葉大学の環境への取り組み
千葉大学は2005年に環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001を取得し、2013年にエネルギーマネジメントのISO50001を取得しました。当初から「環境ISO学生委員会」が主体となって、大学の環境マネジメントを運用しており、学生たちが活発に環境活動を実践しています。
http://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment/index.html
http://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/chiba_u_csr.html
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