どうなる?働く主婦と家族の夏休み。日本の『休み方改革』は進むか? キッズウィーク「知らない」68.5%
キッズウィーク導入に「賛成」29.6%、「反対」18.8% ~しゅふJOB総研調査~
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は『キッズウィーク』をテーマに、働く主婦にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数712件)
■調査結果概要
◇寄せられたフリーコメントより抜粋(年代:雇用形態)
<キッズウィーク導入に賛成と答えた理由>
・家族とのコミュニケーションを取る時間を、周りの環境が認めてくれる雰囲気なので。気兼ねなく振替できる(50代:正社員)
・子育て中ママにはありがたいのて(40代:パート/アルバイト)
・休みが分散すれば、出掛けてすごく混んでいる日というのも分散するのでは?と思うので(30代:SOHO/在宅ワーク)
・子供時代は二度とないから。子供と触れ合う時間は人生でとても大切だと思います(50代:その他)
・最近の子供は忙しすぎて家族旅行などに行くのがとても難しい。親子揃っての休日は必要(50代:派遣社員)
・もっと早くそうすべきだった。家族で過ごす時間を増やすのは良いことである(50代:契約社員)
・子供も大人ももっと余暇を楽しむべきだ!(40代:今は働いていない)
・帰省の際の渋滞回避の可能性に期待(40代:パート/アルバイト)
・家族で遠出がしやすくなると思います(40代:パート/アルバイト)
・どういう風になるか分からないが、まずはトライしてみるのがよいと思う(40代:パート/アルバイト)
<キッズウィーク導入に反対と答えた理由>
・子供が休みでも親が必ずしも休めるとは言えなさそうだから(50代:パート/アルバイト)
・地域で別の日程にされたら帰省できない(600km離れた実家の親兄弟は働いている)(40代:公務員/団体職員)
・通常の休みも取れない(取りづらい)のにこんなことで休みを取ったら、子供がいる人への風当たりが強くなり、余計に働きづらくなる(40代:パート/アルバイト)
・企業によって、考え方や実施が異なると思うので、子供達も親も振り回される(40代:派遣社員)
・夏休みは暑くて疲弊するから休みなのでは?(50代:派遣社員)
・有給は違うことを、子の病気などに使うからそれに使う事はないと思います(40代:パート/アルバイト)
・夫も私も暦通りではなく、不規則で緊急性の高い仕事をしているため、そのような休暇ができてもまず有効活用できないので迷惑です(40代:パート/アルバイト)
・今、子供の小学校では年間の授業時間数がギリギリ足りていると聞くので、むしろ休みより授業時間を増やしてほしい(30代:派遣社員)
・何人も子供のいる家庭で学校の地域が違ってしまうケースは起こらないのか(60代:派遣社員)
・ただでさえ娯楽に使うお金がないのに、子供の休日が増えたら、働けないし 結局遊びにも連れて行けず(40代:パート/アルバイト)
<キッズウィーク導入にわからないと答えた理由>
・認知度が低く、企業側も対応が間に合わない状況なのではないか?派遣社員にも対応してくれるのか?(50代:派遣社員)
・親戚や友人達と長期の休みに合わせて行動する場合は地域ごとだと休みが違ってしまい成り立たないのではと思います(40代:派遣社員)
・ 子供はいないので、その必要性がよく分からない(50代:今は働いていない)
・どんなものかわからない(50代:パート/アルバイト)
・一緒に休みがとれない場合、子どもはキッズウィーク中、一人で留守番させましょう、と言うことか?(40代:派遣社員)
・部活動が活動しにくくなる。|ただ混雑した夏休みを取らなくて済むのはいいと思う(50代:派遣社員)
・休まなくてはならないなら仕方ないが、そうでないなら収入が減るから働きたい。派遣なので(30代:派遣社員)
・昔に比べただでさへ子供は休みが増えたから(50代:今は働いていない)
・実際に使って見ないとわからない部分がある(30代:パート/アルバイト)
・現在も有給を希望通り使えているから(50代:パート/アルバイト)
■しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より
気になるのは、今回の調査前からキッズウィークについて「知っていた」と答えた人だけに限ってみると、反対意見の数の方が上回っている点です。キッズウィーク構想の第一印象においては賛成であるものの、導入場面を現実的にイメージしていくと、徐々に難しいのではないかと感じてしまう人がいるということかもしれません。またフリーコメントの中にはプレミアムフライデーを引き合いに出して、同じように上手くいかなくなるのでは、と懸念する声も複数見られました。キッズウィークの浸透には、導入時に発生しそうな個々の懸念を洗い出し、一つ一つ丁寧に具体的解決策を示していくことが必要のようです。また、キッズウィークという一つのプロジェクトだけに留めず、労働者が自らの裁量で業務や休みをコントロールして、より柔軟に有給休暇が取得できるように社会全体を変革させていく努力も必要なのだと考えます。
1.キッズウィークについて「知らなかった」68.5% 2.キッズウィークに「賛成」29.6%、「反対」18.8%、「わからない」51.5% 3.フリーコメントより |
1.キッズウィークについて「知らなかった」68.5%
※地域ごとに夏休みや冬休みなどの学校の長期休業日から、一部の休業日を他の日に移して休業日を分散化する。学校が休みとなった日に大人も有給休暇を取得し、大人と子供が共に休日を過ごすことを国民運動的に盛り上げていく(首相官邸ホームページより) |
2.キッズウィークに「賛成」29.6%、「反対」18.8%、「わからない」51.5%
3.フリーコメントより
◇寄せられたフリーコメントより抜粋(年代:雇用形態)
<キッズウィーク導入に賛成と答えた理由>
・家族とのコミュニケーションを取る時間を、周りの環境が認めてくれる雰囲気なので。気兼ねなく振替できる(50代:正社員)
・子育て中ママにはありがたいのて(40代:パート/アルバイト)
・休みが分散すれば、出掛けてすごく混んでいる日というのも分散するのでは?と思うので(30代:SOHO/在宅ワーク)
・子供時代は二度とないから。子供と触れ合う時間は人生でとても大切だと思います(50代:その他)
・最近の子供は忙しすぎて家族旅行などに行くのがとても難しい。親子揃っての休日は必要(50代:派遣社員)
・もっと早くそうすべきだった。家族で過ごす時間を増やすのは良いことである(50代:契約社員)
・子供も大人ももっと余暇を楽しむべきだ!(40代:今は働いていない)
・帰省の際の渋滞回避の可能性に期待(40代:パート/アルバイト)
・家族で遠出がしやすくなると思います(40代:パート/アルバイト)
・どういう風になるか分からないが、まずはトライしてみるのがよいと思う(40代:パート/アルバイト)
<キッズウィーク導入に反対と答えた理由>
・子供が休みでも親が必ずしも休めるとは言えなさそうだから(50代:パート/アルバイト)
・地域で別の日程にされたら帰省できない(600km離れた実家の親兄弟は働いている)(40代:公務員/団体職員)
・通常の休みも取れない(取りづらい)のにこんなことで休みを取ったら、子供がいる人への風当たりが強くなり、余計に働きづらくなる(40代:パート/アルバイト)
・企業によって、考え方や実施が異なると思うので、子供達も親も振り回される(40代:派遣社員)
・夏休みは暑くて疲弊するから休みなのでは?(50代:派遣社員)
・有給は違うことを、子の病気などに使うからそれに使う事はないと思います(40代:パート/アルバイト)
・夫も私も暦通りではなく、不規則で緊急性の高い仕事をしているため、そのような休暇ができてもまず有効活用できないので迷惑です(40代:パート/アルバイト)
・今、子供の小学校では年間の授業時間数がギリギリ足りていると聞くので、むしろ休みより授業時間を増やしてほしい(30代:派遣社員)
・何人も子供のいる家庭で学校の地域が違ってしまうケースは起こらないのか(60代:派遣社員)
・ただでさえ娯楽に使うお金がないのに、子供の休日が増えたら、働けないし 結局遊びにも連れて行けず(40代:パート/アルバイト)
<キッズウィーク導入にわからないと答えた理由>
・認知度が低く、企業側も対応が間に合わない状況なのではないか?派遣社員にも対応してくれるのか?(50代:派遣社員)
・親戚や友人達と長期の休みに合わせて行動する場合は地域ごとだと休みが違ってしまい成り立たないのではと思います(40代:派遣社員)
・ 子供はいないので、その必要性がよく分からない(50代:今は働いていない)
・どんなものかわからない(50代:パート/アルバイト)
・一緒に休みがとれない場合、子どもはキッズウィーク中、一人で留守番させましょう、と言うことか?(40代:派遣社員)
・部活動が活動しにくくなる。|ただ混雑した夏休みを取らなくて済むのはいいと思う(50代:派遣社員)
・休まなくてはならないなら仕方ないが、そうでないなら収入が減るから働きたい。派遣なので(30代:派遣社員)
・昔に比べただでさへ子供は休みが増えたから(50代:今は働いていない)
・実際に使って見ないとわからない部分がある(30代:パート/アルバイト)
・現在も有給を希望通り使えているから(50代:パート/アルバイト)
■しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より
教育再生実行会議によってキッズウィークが提言されてからおよそ一年が経ちました。実際に導入する自治体も現れる中、働く主婦層を対象にキッズウィークの認知度を調査したところ、知っていた人は3割強にとどまりました。浸透という意味では、まだまだこれからのようです。ではキッズウィークについてどう思うかを尋ねると、賛成が3割弱、反対が2割弱と賛成が上回りました。賛成意見に寄せられたコメントには、「子育て中ママにはありがたい」「もっと早くそうすべきだった」など、構想を後押しする声が見られました。一方、反対意見としては、「親が必ずしも休めるとは言えなさそう」「地域で別の日程にされたら帰省できない」など、実施する上での現実的な問題点を指摘する声が寄せられました。
気になるのは、今回の調査前からキッズウィークについて「知っていた」と答えた人だけに限ってみると、反対意見の数の方が上回っている点です。キッズウィーク構想の第一印象においては賛成であるものの、導入場面を現実的にイメージしていくと、徐々に難しいのではないかと感じてしまう人がいるということかもしれません。またフリーコメントの中にはプレミアムフライデーを引き合いに出して、同じように上手くいかなくなるのでは、と懸念する声も複数見られました。キッズウィークの浸透には、導入時に発生しそうな個々の懸念を洗い出し、一つ一つ丁寧に具体的解決策を示していくことが必要のようです。また、キッズウィークという一つのプロジェクトだけに留めず、労働者が自らの裁量で業務や休みをコントロールして、より柔軟に有給休暇が取得できるように社会全体を変革させていく努力も必要なのだと考えます。
しゅふJOB総研所長 兼 ヒトラボ編集長 川上敬太郎 ープロフィールー 1997年愛知大学文学部卒業。テンプスタッフ株式会社(現パーソルホールディングス)に入社し新規事業責任者等を歴任。転職後、執行役員としてキャリアカウンセリングやマーケティング部門を統括するなど、営業・経営企画・人事といった人材サービス事業のほぼ全てのセクションに携わる。業界専門誌『月刊人材ビジネス』では営業推進部部長 兼 編集委員を務め、人材ビジネス企業の経営者に向けた勉強会を企画運営。2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職。 人材サービス業界の『声なき声』を社会に届けるインタラクティブメディア『ヒトラボ https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/』及びフェイスブックグループ『人材サービスの公益的発展を考える会 https://www.facebook.com/groups/jinzai.koueki/』主宰。有識者として内閣府 規制改革会議 雇用ワーキンググループ勉強会への参加、男女共同参画センターでの講演など、主婦人材の活躍推進や人材サービス業界のあり方について積極的な意見提言を行う。 ◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会 ・平成29~30年度:民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」委員 ・平成29~31年度:労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」委員 一般社団法人 日本人材派遣協会 ・派遣事業運営支援委員会委員(平成20~21年)、派遣事業運営支援部会員(平成24年) ◇メディア出演歴 NHK あさイチ 解説/フジテレビ みんなのニュース『ふかぼり』 解説/テレビ朝日 ビートたけしのTVタックルパネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数 ◇寄稿・連載歴 日本経済新聞:私見卓見『日雇い派遣は主婦を助ける』(寄稿)/時事通信『働くデキる女性たち』(連載)など ▼ヒトラボ資料館 『是々非々』 http://zezehihi.wix.com/jinzai |
■調査概要 調査手法:インターネットリサーチ(無記名式) 有効回答者数:712名 調査実施日:2018年3月14日(水)~2018年3月28日(水)まで 調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者 |
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもとにつくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<株式会社ビースタイルについて>
企業理念は「best basic style」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約16年間で生み出した主婦の雇用数はのべ10万人以上。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働くことができる社会の実現に向け、派遣・在宅・ハイキャリアなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像